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4月4日の日記



今日は休日出勤の代休で、お休み。


どうしても午前中に病院を受診したかったので、
9時にアラームをかける。

朝、母が「ヤバい!」と言いながら
バタバタと忙しなく支度をしているのを、
半分寝ぼけながら認識。


あ〜、こりゃ寝坊したんだな。笑

対して、私は今日平日休み。
これからまだ2時間以上も寝れるなんて!
なんという幸せ!!!

母のことを少しだけ気の毒に思いつつ
わたくしは貴族のような気持ちで
気持ちよく二度寝に入らせていただく。笑

なんという優越感。

これだから平日休みは大好き。

母は、医療事務の派遣元の会社で働いていて、
そこで管理職をしている。

私が小さい頃からフルタイムで仕事に出ていたので、
私も社会に出たらバリバリと働くのだと
当たり前のように思っていた。

私が働く病院の医療事務は、
ほとんどが母の会社から派遣されている
スタッフさんたちなので、
母はうちの病院によく出入りしている。

だから、院内で母にバッタリと出くわし、
あ!お疲れ!となることもしばしば。

アイロンのかかったスーツに高いヒールを履いた
バリバリのキャリアウーマン風の壮年女性と、
どう見ても病院の医療スタッフな私の関係は、
周りの人たちからはどう見えているのだろう。

そう考えると少し可笑しくなる。

まさか、誰も親子だとは思っていないだろう。


そんな母ももう定年が近い。

我が親ながら、タフだなあ、と思う。

いつかの母


そんなことを寝ぼけた頭でぼんやり考えながら
二度寝に二度寝を重ねた結果、
結局起きたのは10時半。
(アラームの意味よ)

はよ起きろ、とドアップで催促される


今日行こうと思っていた医院は
新患は12時までしか受け付けていない、
との情報を思い出して少し焦る。


が、私は身支度に15分ほどしかかからないので
結局11時になる前には家を出ることができた。

こういうとき、
自分のズボラな性格を得と思うと同時に、
これでいいのか?と我ながら少し心配になる。笑

11:30に目的の医院に到着。

昨日下調べをしていてわかったことだが、
ここは私の同級生の親御さんが
ご夫婦共同でやっている医院だ。

女の先生(つまり友人のお母さん)の方に
診察してもらうことになったため、
そちらの診察室に入った瞬間、
あまりにも友人そっくりで
吹き出しそうになってしまった。笑


私の症状を聞くや否や、
「あらまぁ〜〜!」と大袈裟に反応してくれるところも、
親身になって話を聞いてくれるところも、
完璧にそっくりだった。


もちろん、向こうは私のことなんか知らない。

でも、その子に直接会った訳でもないのに
なぜだか懐かしい気持ちになった。

親子って、側から見ると
案外すぐに分かるのかもしれないな。笑


診察が終わると、13時を過ぎていた。

お昼は、今住んでいるところの近くにある
喫茶店に行ってみることに。

行ってみたかったところ!
安すぎん?
具沢山ナポリ
この名前、めちゃくちゃ惹かれるね
食後はコーヒーサービスと書いてあったけど、
コーヒー以外でもいいよ、と言われて
カフェオレを出していただいた



すごくいい喫茶店だったなあ。

さっき父に聞いたら、
俺が若い頃からやってるよ、と言っていた。

マスターはおじいちゃんだったから、
ほんとにそうなんだろうな。

ナポリタンは大盛りかってほど量が多かったし、
ご好意でカフェオレまで出していただいたのに
お値段は変わらず700円のまま。

どうなってるの???と思った。
利益とか考えてないんだろうか。

地域の人々に人気のお店みたいで、
お客さんはひっきりなしにやってくる。

マダムたちもおじいちゃんたちもいたし、
若い人たちもけっこういて、
みんなが思い思いの過ごし方をしている。

この扉は長年、
ここに入ってきた人なら
どんな人でも受け入れてきたんだなあ。


ナポリタンとお味噌汁は、懐かしい優しいお味。

ああ、これこれ、これが食べたかった。

一回もこの店に来たことはないのに、
こんなに懐かしさを覚えるのは何故だろう。

私は、人間の記憶というのは
世代を超えて親から子に、祖先から子孫に
受け継がれるのではないか?と
たまに本気で考えることがある。

父か、もしくは祖父は、
この席に座って、このナポリタンを食べたのだ。
きっと。

食後にコーヒーを飲んで、
仲間と談笑したりして。

そんな記憶が蘇ってくるような気がする。

だからきっと、こんなに懐かしいのだ。

まあ実際にはこの喫茶店じゃなかったとしても、
こういう喫茶店で、ああこれこれ、と思う気持ちは
やっぱり祖先から受け継いだものなんじゃないかと、
私はけっこう本気で信じている。


お腹が満たされたのでその後はまっすぐ家に帰り、
愛犬と再会。


たった数時間離れただけなのに、
まるで3ヶ月間ずっと会っていなかったかのような
熱烈な歓迎を受けて、犬って可愛いなと思う。

すぐにお散歩の準備をして、近所をお散歩。

お散歩しよ!というだけで、
その意味をわかって死ぬほど喜んでくれるんだから、
本当は毎日でも行ってあげたいんだけれど。

平日はなかなか行けないので、
休みの日は犬の思う通りの散歩コースを
行くことにしている。

今日は街中を一通り歩いたあと、
公園で追いかけっこしようというので
10分くらい本気の追いかけっこをして、
外の寒さとは裏腹に二人で体温を上げて家に戻る。

その後は疲れて、二人で爆睡。

流石に疲れたらしい
足を後ろにほっぽって寝るの、可愛すぎる


結局、二人して2時間くらい爆睡してしまった。

体が疲れたあとにうとうとするのって
本当に気持ちがいいな。

健康のためにも、できることなら
これから毎日散歩したい、と思った。



父に買い物を頼んで、夕飯はカレーを作ることに。

今日はアサリとトマトのカレー。

アサリは酒蒸しにしてからカレー粉を入れる


これが本当にヒット。
酒蒸しにしたのがよかったのか、
アサリの旨みが爆発していて最高に美味しい。

父と母にも好評だった。

こうして3人で、酒のつまみになるような料理と
少しのお酒を飲む晩酌タイムが
一日のうちでけっこう楽しみな時間。


一人暮らししないの?とよく聞かれるけど、
私からすれば、せっかく住む家があるのに
一人暮らしする理由が特に見当たらない。

家賃は高いし、
人の目がないということは自分で自分の全てを
管理しなければならないということでもある。

私にとってはそれはかなり辛いことなのだ。

同居人がいた方が
スケジュール通りに過ごせるし、
親であっても一応人の目を気にするようになるので
今の生活をそれなりに気に入っている。


暮らしにある程度の制限があることは
逆にストレスを減らしてくれるのかも。

かと言って、
じゃあ恋人と同棲すれば?と言われると、
それは絶対に無理な気がするんだよな。

だってそんなの、
ストレス以外の何者でもないじゃないか。笑

そもそも私は今のところ、
愛犬と離れて暮らすなんてそんなこと、
絶対にできそうもないのだ。

大ヒットのアサリカレー(はみ出しすぎ)

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