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お店のなまえのはなし


今回は、私のやりたいお店の名まえの話です。

「ボケット喫茶室」がお店の名まえです。

ちょっと由来や、込めた気持ちを詳しくお伝えします。


▶︎どうして屋号を決めようと思ったか

まず、店舗もないのにお店の名まえ決めてるんかい!と思った方、いらっしゃいますよね。
これは、以前お話しした「未来食堂」のせかいさんが言われていた言葉を引用します。

「いつかお店をやりたいんです」と話すまかないさんに、私が必ず聞く2つの質問があります。
この2つの質問で、絵がどれくらい描けているかがわかるからです。
▶「いつからやるんですか?」
▶「屋号は何ですか?」

この2つ。
しかし『いつか』と思っている方でこの2つの質問にはっきり答えたまかないさんは、まだいません。

(参考:小林せかい「やりたいことがある人は未来食堂に来てください」,祥伝社,90ページ)

ということを書かれていました。
(注:まかないさんとは未来食堂をお手伝いに来ている方です。)

本当にそうで、やるぞって決めないと屋号を決めるなんてできなくて。
以前の私は、ばくぜんと「いつか」って思っていました。できたらやりたいなぁとは思うけど…という感じです。

しかし、先ほどの本の部分を読んだ時から「やると決めたなら屋号から決める!」と思っていました。
一昨年くらいから、夫に「お店すれば?」と言われていました。
ちょうど次男が幼稚園に入ったタイミングです。
その時は、えー…という感じでした。
でも徐々に、やれるかな?やれるかも?やりたい!みたいに変わってきました。
ほんと即断できる人とは程遠い…

そのころから色々と考えて「次男が小学生になったらお店をする」と、とりあえず期日を決めました。
(ちょっと今のところはわからないですが。)
そして屋号です。
コンセプトが伝わるような名前をもんもんと考えていました。


▶︎屋号の由来、込めた想い

由来はぼけーっとできる喫茶室を提供したいということです。
そのまんま。
現代人は忙しい。リラックスしたり、ぼーっとして何もしていない時間を持つということが意識しないと難しくなっています。
でも、人にはぼーっと流れる雲を見つめたり、花や草を美しいと感じる時間を持てるような余裕や余白の時間が必要だと、私は思っています。


私はあれもこれもと考えて、to doを消化して、ルーティンをきれいに回して、成果を出して生きていくことは、かっこいいと思いますし、そうなりたいと思っていました。
それでも人にはそれぞれの、キャパシティーがあり、私のキャパは少なめです。

本当は一日にやりたくないことは一つまでくらいしかできない。
でも、昔はすごく頑張っていました。
常に勉強するように、身になるように、そうやってきました。
好きだったお酒を飲むときも、勉強になるように銘柄や産地をメモして、味わいを記憶するように飲んでいました。
「どうせ飲むなら勉強になる方がいい。」そう思っていました。

それは、一般的にはいいことです。生活を勉強として活かす。
それを心から欲したり、思っていたらいいのですが、私は「どうせなら勉強にするべき。」「頑張らないと成果がでない」と思っていました。

子どもが生まれてからは、いかに効率的に過ごすか、いかに快適になるようにするかを考えました。
その結果、部屋はきれいだし、ご飯もちゃんと作れているけれど、私の気持ちは全然目の前のことに向いていませんでした。


きれいな部屋で何をしたいのか?
効率的に家事をして何をしたいのか?
お金を貯めて何をしたいのか?
家族とどう過ごしたいのか?
そんなことがポッカリと抜けて、ただ掃除された家に住んで、頑張って手作りしたご飯を食べて、必死に仕事に向かう。

それは、私にとって本当に豊かだとはいえませんでした。
(もちろん、そういう暮らしを否定したい訳ではありません。私には出来なかった、という話です)


もう、先のことは考えずに「今日はなにしようかな?」そう考えて生活を始めたとき、初めて家族と目をあわせて笑えたような気がしました。
そして、ほんとうに家族の存在に感謝ができた。


朝ごはんがないなら、朝からみんなで買いに行ったっていい。
どこかへ遊びに出かけなくてもいい。
昼間っからお酒だって飲んで、ゲームしたっていい。
眠くなったらお昼寝する。
そんな風に、自由に考えられるようになりました。
世間一般の、素敵なもの、成功しているもの、じゃなくて。

自分たちが心地いいと思える暮らしに注目したい。
そして、私がそう思えるきっかけが「ぼけーっと」することだったのです。



なので、このお店にはぼけーっとするために来てほしいなと思っています。

ぼーっとして、思い浮かべるものやことやひと。

それがその人にとって大切なことだと思う。



なぜ喫茶店ではなく喫茶室なのかというと、カフェはなんだかおしゃれすぎる。
また、喫茶店と聞いてイメージするものよりも、もっと自由で幅広いかんじがするもの、広場というよりも、工作室とか自習室みたいな。
以前の記事でも書いていたように、そこで何かを作ったり、教えてもらったりできる場所でもあるということを入れたかったのです。
そこで、喫茶もできる。

そんなイメージで喫茶室とつけまして、そこにぼけっとをたしました。

ぼけーっとしたり、のびのびできる喫茶室。
そんな空間を提供したいという気持ちが込められています。


と、こんな風に私はやりたいお店の絵を描いています。
まだそれ以外は決まってないんですけど。

いや、なんかめっちゃ夢みてますけど、思うだけは自由ってことで、生温く見守っていただけたらと思います。


レンタルキッチンについても、使用できるようになったら、同じように作ったものを受け取った人がぼーっとする時間のお供になるようなものを作りたいなと思っています。

▶︎開業届けや屋号について調べたこと

そしてレンタルキッチンで屋号名の記入が必要なので、詳しく調べました。
調べたところ、個人の使う屋号は無くてもいいのだとか‼︎
会社の様に法律で定められてはいないそうです。

私は屋号と店名は同じだと思っていましたが、イコールではないということだそうです。
知らんかった…。
あくまで、個人あてに納税する義務があるとのことです。
まぁ、考えたら当たり前ですよね。多店舗持ってる方もいらっしゃるし。

ただ、開業届けを出す時に、屋号を記名しておくと、屋号名で口座を開設出来るそうです。
お金の流れを把握する為にも、同時に決めて出した方がメリットがあるかなと思いました。

例えば、ご飯を出すお店はボケット食堂、とか名前を変えるのは自由みたいですね。
でも、コロコロ変わったら信頼なさそう。

個人事業主が自分。
その個人事業主のしている事を表すのが屋号。
店舗をもっていたら掲げるのが店名。

ということだと思います。たぶん。
違うよ!知ってるよ!という方がいましたら、コメントにて教えて下さい。



▶︎実は…のはなし

最初は英語でBokettoと表記したいと思っていたのですが(かっこいいから)検索したところ英語表記のお店が存在していました。

また、商標登録しているロゴもあり、グッズなんかもゆくゆくは作りたいと思っていたので、もめるのは避けたいと思いました。
(一応そのまんまの形でないなら大丈夫なようですが)

↓↓↓商標登録は簡単に調べることが出来ます。


夫と話したところ「カタカナでもいいんじゃない?」「確かに読みやすいかも。」ということでカタカナの屋号にすることにしました。

見出しのグラスは、試しに作ってみたものです。
販売はしていないし、お家で楽しむようです。


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いつかお店ができたら、オリジナルグッズを作りたいと思っていました。
カバンとか、器とか。
でも、noteでオリジナルグラスを作っている方をお見かけして「あっ!今、作ってもええやん!」って思って。

試しに作ってみたら、めちゃくちゃ楽しかったし、届いた時もめちゃくちゃ嬉しかった。

ちょっとアレなんで販売はしませんが、今後は販売できるものが作れたらいいなぁと思います。
こうしたらーというご意見もありましたらお願いします。

ここまで書いて、気づいたのですが「ぼけっと」する事がテーマであればなんのグッズでもいいんでは?
私がぼけっとするのに役立つなあと思っているのはキャンドル、アート、草花、モビール…とか。
これらを作るのが得意な方がいたら、そういう方に作ってもらって仕入れることができたら、どっちにもいい気がするような。
はぁ~、ちょっとこれはまだまとまらないですね。


そして、作っただけだったTwitterアカウントで、試作とかつぶやくことにしました。
いちいち作ったよ!とかnoteに書くと大量になってしまうし、かといって記録としては残していきたい気もしていまして。
私の作ったり、考えたりのアレコレが気になる方がもしいましたらTwitterを見てみてくださいね。




次回は、私が提供したいと思っているメニューについて書きたいなと思います。

ここまで長文お読みいただきありがとうございました。

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