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UNISON SQUARE GARDEN TOUR2021 Normal 3/23

個人的にはNormalツアー2公演目になる、Normal横浜追加公演1日目を観にいった。

Zepp横浜2日目の記憶を書き留めようかなとも思ったんだけど、当該公演は映像化するらしいので文字起こしはスルーした。記憶と妄想が入り混じってる可能性が高く、映像見直して恥ずかしくなりそうなので。

いや、でもどの部分をどんな妄想で補っていたのかはちょっと興味あるな。書いておいてもよかったかも。

まあそんなことを言ってももう遅いので、今回は追加公演1日目の記憶と感想を掘り起こすための文章にしようと思う。

いつも思うんだけど、わたしの文章はライブレポというよりもごちゃごちゃした記憶の断片を書き出す作業なので、セトリを先に出した方が書きやすいし読みやすい気がする。

↓だから載せちゃう

1. Phantom Joke
2. オリオンをなぞる
3. meet the world time
4. アトラクションがはじまる(they call it “No.6”)
5. メッセンジャーフロム全世界
6. コーヒーカップシンドローム
7. BUSTER DICE MISERY
8. instant EGOIST
9. 10% roll, 10% romance
10. RUNNERS HIGH REPRISE
11. キライ=キライ
12. ぼくたちのしっぱい
13. 流星のスコール
14. パンデミックサドンデス
15. スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16. 君の瞳に恋してない
17. 桜のあと(all quartet lead to the?)
18. mouth to mouse (sent you)

19. さわれない歌

全体の感想

たのし〜〜〜〜〜!!!!!(IQが低い)
アリーナ席で飛んで跳ねて手挙げて踊って気づいたら19曲が終わっていた。

とはいえ、やっぱり90分尺ライブならではの圧倒的な満足感があった。斎藤さんの「ラスト!」で、「え!もう終わっちゃうの!?」と思いながらも、身体に染み付いてる感覚的に「もうすぐだろうな」と思う感じ。

オンザシートは1時間と聞いて観に行ったので、ライブ中も「もしかしてこれで終わっちゃう!?(ライドオンタイムのとき)」「今何曲目?何分くらい?」とドキドキソワソワしていた。結局ツアー全体で3公演観たから、ツアーとしての満足感はあったけど、一本のライブとして「お腹いっぱい!ごちそうさまです!」とはならなかった印象がある。

だから今回の満足感は久しぶりだったように感じる。よく考えたら、ユニゾンの90分尺ライブを最後にリアルで見たのって、2019年の12月のビーサイド府中公演かな。うわあ、一年半近くも経ってしまったのか。恐ろしい。

そういうところも含めて、すごく「普通」で楽しかったな。

さらに、今回の会場ぴあアリーナMMがとても良い!
ひと席ずつ開けているからというのが大きいと思うけど、見やすいし近いし音がいいし、アリーナなんだけど「これはアーティストを観せるためのただのでかい箱です!」って感じの無機質さ(?)もよかった。

関東のお客さんが数的に多いと思うから、地域公演の地元の方の枠をしっかり開けるためにも、毎回ここの会場を一本入れて欲しいなあと思った。また行きたい。あと個人的にヨコハマシティが好き。ちょっと遠いけど。

セットリストの話

いや〜〜〜〜やられました〜〜〜

ここでJET CO.を出してくるとは思わなかった。本人たちにとって暗黒期?だと聞いたことがあるし、絶対勝てるという実績がある曲以外は昔のアルバム曲をセットリストに組み込んでくることはないと思ってたから完全にやられた。

だからこそかもしれないけれど、お題であるFantom Joke+JET CO.打線を組むために組み込まれた他の曲たちが強い。「彼らは試合経験積んでて実績もあるから信頼できる奴らなんですよ〜」と田淵監督が言わんばかりの強打者たちが並んでいる。

ところで、よく考えたらそのような曲たちって、お茶の間に浸透してる曲を入れまくった舞洲のセットリスト曲と被っているんだよね。

だから、このツアーの公演中はPROGRAM15thのことをかなり鮮明に思い出した。オリオンをなぞるの「僕がいて あなたがいて」を強く歌ってたなあとか、MCからさわれない歌の流れは初めてユニゾンのライブで泣かされたなあとか、君の瞳に恋してないのサビで隣の人がめちゃくちゃ歌ってたけどあの日だけは楽しくて許せたなあ、とか。

ずっと彼らが大事にしていた15周年というアニバーサリーイヤーを普通に終えられたことは、本当に奇跡みたいなことだったんだなと感じた。

個人的にセトリ関係でもう一つぶっ刺さったのは、他のロックバンドへ送る曲やオマージュ曲が三曲揃っていることだった。

mouth to mouse(sent you)はPhantom Jokeレコ発ツアーというお題からして絶対含まれる曲ではある。ただ、RUNNERS HIGH REPRISEとスロウカーヴは打てない(that made me crazy)はマストじゃないし、なんなら前者はB面曲は封印するというルールを破ってまで入れている。

セットリストの流れ的にこういう感じの曲が欲しい!と思って入れたということで99.99%説明できるんだと思う。おそらくそうだと思う。でもわたしはめんどくさいファンなので、無意識だったとしても、この三曲が同じセットリストに組み込まれることに意味があるのかもしれないと思ってしまったし、それを自分で想像(妄想)して勝手にぶっ刺さってた。

ロックバンドはいつも通り音を鳴らし続ける、と彼ら(とくに田淵)がいう時の「ロックバンド」は、主に自分たちのことを指しているんだと思っていた。でも、このような状況下でライブをやるにあたって、自分だけじゃなく他のロックバンドに焦点を当てた曲をわざわざ選んで鳴らすということは、ロックバンド界全体に対する「止まってても仕方ないから、できる範囲でいつも通りの活動をやろうぜ」という主張のようにも聞こえるなと感じた。ちょっとだけね。

なんて、多分当たってもないし、考えすぎで気持ち悪いって思われそうなことを書き留めておく。

スロウカーヴは打てないの2サビは、このライブで一番ぐっときたかもしれない。

I must doubt “Pop music”
楽しそうなら全部勝手にしてよ
You may doubt “Rock festival”
そこを穿つ隙間を探したい
見つけたい たまらない!

ここで手を挙げる客席越しに観たステージの光景が忘れられない。

音源ではそこまでハマらなかったこの曲が、大好きで大切になったライブだった。めっちゃいい曲だな〜〜

ただ、この後レイテンシーじゃないんかい!とずっこけたことも事実。

あと、このツアーのセットリストの曲はカッコつき曲多いね。いつも思うんだけどあのカッコはどういう意図で付けてるんだろう。

スーパードラマーの話

わたし、大きい会場でタカオスズキ観るの大好きなんですよ。

どんなに大きい会場でも、ドラムを通して全員まとめて楽しませてやる、救ってやるという雰囲気をなんとなく感じる。これはわたしの都合が良い思い違いかもしれないけれど。少なくとも彼が一番客席を意識していると思うので、大きい会場でステージから遠い席でも謎の安心感がある。

3人で勝手にかっこいいことやっててくれ〜と思いながらも、やっぱりライブの中で観客と演奏者が交わる数少ない瞬間はめちゃくちゃ感動する。そこを繋いでくれているのは間違いなくあのドラマーだと思っている。彼がいなかったら「あんまり客席見てない」「そもそも気にしてない」なんていう言葉をファンが「あ〜そうですか〜ですよね〜」と軽く流すことはできないと思う。

何が言いたいかって、桜のあとのラスサビで客席をスティックで指すやつとか、君の瞳に恋してないで立ち上がって叩きまくるとか、ドラムソロで上着をかっこよく脱ぎ捨てるだとか、そういうのが本当にタカオスズキ………エンターテイナー………好きだ………………ってなる。今思い出してもやっぱり好きだな……って胸がぎゅんぎゅんする。

貴方のドラムにはいつも救われています、ありがとうございます、っていつか直接伝えたい(愛が重い)

学生時代の暗い話をちょこちょこ聞いたり、直近で言うとスタッフと上手くいかなくなってグッズ担当を降りたことを正直に伝える鈴木貴雄さんを見ていると、本当に生きていてくれて16年このバンドを続けてくれてありがとうって思う。いや本当に。ありがとうございます。

まとめ

気づいたら3500文字くらいつらつらと続いてしまった。

こんなに文字数を重ねたにもかかわらず、今回のツアーのメインはJET CO.とPhantom Jokeなのにその楽曲に全然触れていないことに気づいた。なんでだ?

まあ、ツアーのメインテーマの方はきっと他のライターさんが書いてくれるだろうな〜と思うので、わたしはわたしの思ったことをそのまま書いて終わりにしておく。

個人的には、このツアーでロックバンド追っかけ生活のペースを一旦下げざるを得ないので、最後がこのライブでよかったなと思う。Normal円盤見ながらこのライブのこと思い出せば、一年くらいきっと生きられる。

どうか、4月から始まる次のツアーも、普通に、無事に完走できますように!

おわり

(超余談ですが、受験合格祝いで連れてきた5歳下の弟が「特にinstant EGOISTではしゃぎまくってチョー楽しかった!ユニゾンのライブって座ってる人もいるし踊ってる人もいるし自由ですごい!」とお手本のような感想を言ってくれて嬉しかった。また行こうな。)

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