見出し画像

【5/17発売】スージー鈴木新刊『幸福な退職 「その日」に向けた気持ちいい仕事術』の「はじめに」先出し

ついに来週5/17、スージー鈴木約1年ぶりの新刊『幸福な退職』(新潮新書)が発売になります。

また、発売記念イベントもやります。6/1に下北沢B&Bで。お相手は博報堂ケトルの原カントくんです。会場&配信でチケット発売中。

さて、今回も「はじめに」先出し・チョロ出し企画、やっちゃいます。今回は比較的短い文になってますが、こんな本です。もしよければお買い求めくださいませ。

「はじめに」

この本は、気持ちよく仕事をして、気持ちよく退職するための本です。

先に自己紹介をすれば、私はスージー鈴木という音楽評論家、ラジオDJで、1966年生まれの56歳。ですが元々は、博報堂という広告会社に勤める会社員でした。90年に入社してから約30年間勤め上げ、2021年、満55歳になるのを機に早期退職。在職中から評論家としての活動をスタートし、何冊かの著書を世に問うことが出来ました。

私がお知らせしたいのは、まずは気持ちよく仕事をする方法です。激烈な労働環境だった広告業界の中で、「無駄なく・無理なく・機嫌よく」、つまりは気持ちよく仕事をこなしながら、さらには本を書くような時間まで捻出することに向けて、能力はともかく要領だけはよかった私が編み出した知恵とスキルです。

加えて、気持ちよく退職する方法。このご時世、退職を検討している方も多いでしょう。そんな中、とりわけ私のように、趣味に近い世界に飛び込んで、自分の腕っぷしで生きていこうとする人には、お伝えしたいことがたくさんあります。

本書はすべて、学者やビジネスのカリスマではない、博報堂に勤める普通の会社員だった私の実体験をもとにしています。ただ、そのリアリティを、例えば中小規模の企業に勤める非正規の若手社員から見れば、少々呑気な話に映るのかもしれません。

しかし私が言いたいのは、そんな制約の中にいる方こそ、気持ちよく仕事をしていただきたいということです。本書を参考にしながら、無駄や無理を徹底的に排し、上機嫌でスイスイと仕事してほしいのは、あなたなのです。

また、退職を考えている、もしくは定年が近いけれど、趣味に近いところの腕っぷしで生きるなんて考えていないという人にも、この本を参考に、「衝突」とか「決裂」ではない、つまりは気持ちいい「幸福な退職」をしてほしいと願っています。

その他、上司と合わず悩んでいる人、管理職になって悩んでいる人、趣味で生きたいのにどうしたらいいか分からない人──そんな方々にも、自信を持っておすすめします。

あなたは、気持ちいい会社員になる権利があります。気持ちいい会社員の時代。それは、少々大げさにいえば、日本が気持ちいい幸福な国になる時代なのです。

帯オモテ面
帯ウラ面

以上です。最後にもう一度リンク。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?