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Revopoint POP3 スキャナー初心者が使ってみた

3Dスキャン初心者の私が3Dスキャナを素直にレビューしていきます。
前提として、iPhoneのLiDARスキャンしか触ったことがありません
結論から言いますが、、、

「素人でも簡単にスキャンは出来ない!!」

その理由は、

1. スキャン範囲が狭い、測定距離の維持が難しい
2. トラッキングが外れる
3. 専用機の割に綺麗ではない(期待以下)

細かく説明していきます

1. スキャン範囲が狭い、測定距離の維持が難しい


公式で [スキャン範囲 61x68mm~244 x180 mm] となっています
こう書いてあると広いやんと思いますよね。

でも実際、普通精度、特徴でスキャンしようとすると
スキャン精度が「ベスト」の距離200mm
                       約170x110mmの範囲になるのです

自分も使うまではスキャン範囲広いかなと思っていましたが
使ったら分かった、、
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フレームレートの低さ+範囲の狭さが足し算されて、
想像してたより何倍もストレスを感じます

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上で書いてあることが、次の項に繋がってきます。。。


2. トラッキングが外れる

先程の項で説明しましたが、アレにコレが合わさって
スキャン範囲が狭い=トラッキングが外れ易い
 フレームレートが低い=トラッキングが外れ易い
ということ


ただ、トラッキングの復帰はそこそこ良さそう ^^

だがしかし!!復帰してもズレているのであるorz
多少はソフトウェアでどうにかなる。こともある、のか?


3. 専用機の割に綺麗ではない(期待以下)


私はこれまで3Dスキャナに関してはiPhoneしか触ってきた事がありません
なのでそれと比較しての話になりますが、3Dスキャナしか出来ない物と考えると
出来上がったものにガッカリしました
確かに測距点の数で考えれば比べ物にならない位多いです

iPhoneは手軽、普段持ち歩いていていつでもスキャン出来る
POP3は3Dスキャンだけの為に持ち歩き、組み立てセッティングする必要がある
外部から給電する必要があり、最低限給電用のケーブルが必要
出先で「あれスキャンしよう」と思った時のレスポンスが全く違います

比較画像

何はともあれ見てみましょう。
今回比較に使ったのは「INSTAX mini Link 2」
表面デザインが最適だったので



高精度
標準
iPhone.TrueDepth
番外:高速、大型対象

高精度モードは中央僅かに「instax」の文字が見えますね
標準はまあ普通だとして、
意外なのはTrueDepth中央のくぼみが再現できています
!重要! 
POP3は三脚立てて静止させています

手持ちでここまで出来たらなぁ

iPhoneとPOP3の比較


スキャン範囲:LiDAR>越えられない壁>TrueDepth≒?POP3
トラッキング精度:LiDAR≒TrueDepth>>>>>POP3
手軽さ:LiDAR=TrueDepth>>>>>POP3
寸法精度:POP3>TrueDepth >>>>LiDAR

比較しても仕方ない部分は有りますが、一応
適材適所と言えばそれまで

まとめ

ここまで長々と書いてきましたが
結果:POP3は固定で使うのであればとても良い選択である
手持ちで使うことはオススメしない、、、

あれ?
じゃあ固定で使いカラーがそこまで必要としない人はPOP2でいいじゃん
クラファンで中古沢山あるし

簡潔に3行で

1、手持ちスキャンしない
2、忍耐強い
3、安価な高精度3Dスキャナが必要な人
これに全て当てはまっている人にはオススメ出来るかと思う
  特に2、3

うーーーんポイント

アプリで編集が全く出来ない
アプリでテクスチャが当たらない
アプリでスキャナの設定が出来ない
アンドロイドスマホでWi-Fiに接続できなかった(原因不明
最低限給電ケーブルが必要(ケーブルレス求)
RGB用のライトがモノクロでも毎回付く
ケースが傷の目立ちやすい素材
黒だけで無くそこそこ明るいグレーでも駄目

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