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中学受験 国語の問題は、偏差値で評価できません。

 みなさん、こんにちは。
今日は、中学受験の国語の問題について、大きな勘違いをされている親御様がいるということについて書いてみたいと思います。

 受験ですから、平均点だの偏差値だの、と数値化されるのは仕方がないことです。
今は、中学受験生の夏期講習特訓中で、夏休み最後のテストに向けて、子どもはもちろん頑張っているわけですが、親御様が本番さながらに大騒ぎをしだすことも多々あるのが、この時期です。

 実際の受験は帰国子女枠の12月、つまり年末ごろから始まり2月に天王山を迎えるという順番があるわけです。

 そこで、もう4か月しかないと騒ぐ親御様がいる一方で、まだ4か月あるとどーんと構える親御様がいます。

 今の時期は、基礎が本当に固まっているかを確認する時期だと思うのです。
志望校の過去問解きをして、スラスラ解ける子どもはそれほどいないのが実情です。
例えば、志望校の過去問を解いてみました。
100点満点中30点程度でした。 どうしよう! と慌てるわけです。
全然、平気です。

 国語に関して言えば、まずは語彙力がどの程度定着しているのかが重要なのです。語彙力が定着していれば、どんな問題でも読み解くことができます。
 しかし、所詮12歳位の子どもの知識はあっても、経験値は知れているわけです。
 だから、問題を解いて、よい点数を取ることよりも、わからない言葉の確認や文章の内容の把握、文脈を追って、書かれている内容をよく理解できるかということのほうが今は大事で、点数に結びつかなくとも大丈夫だと考えています。それよりも大切なことがあるからです。

  秋口のテストの結果で、志望校をいくつかに絞っていくわけですが、偏差値が低い=問題が簡単と勘違いされている親御様は多いです。

もちろん、学校によって取り扱う問題傾向はあります。
繰り返しになりますが、そして、国語に関して言えば、
偏差値が高い中学の問題は難しいかといえば、そうとも限りません。
偏差値が低い中学の国語の問題が簡単かといえば、これも違います。

 最後は、お子様、子どもが持っている知識や経験と、中学で出題される問題傾向との相性ということも考慮して考える必要があるということです。

 どうして、人は点数で評価したがるのか、しかも量的数値です。
質的な部分も見てあげる必要があるのです。

 様々な中学で出題されている問題は、この程度は読みこなしてほしいというのがいわゆる傾向であって、あえていうならば、設問の質の良し悪しはあるかもしれません。
それに、耐えうることができれば、合格するのです。

 単純に偏差値だけで学校を評価するのはやめましょう。


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