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地域おこし協力隊 お金を取らない責任感に慣れるな!と思う、私の生き方。

須坂市地域おこし協力隊のーすです。
今日は題名からも挑戦的なmessageと捉える方も多いと思うこの内容。

しかし、私が思うに”地域おこし協力隊”が全国で未だに成功事例が少なく、同じ失敗を繰り返すのは恐らくここが原因ではないかと考えているのです。

それは「対価」を求めるということです。


対価=責任

私はこう考えています。

例をあげると
100円、1000円、1万円の同じ形のお菓子があるとします。
比較すると1万円の方がおいしいに決まっています、いやそうじゃないとおかしい・・・。これが「責任」
お金を取ることに、その価値を与えないといけない。

協力隊あるあるボランティア

協力隊によくあるのがボランティア。
これが悪いわけではありませんが、バランスが大切です。

一番懸念されるのはボランティアに慣れたり、ドネーション(寄付)になれてしまうと「責任」がどうしても薄れてしまうということ。
ボランティアなので、体調が悪いと休む。とか、乗り気じゃなくなってきたので行かない・・・とか。ボランティアなので仕方ない。お金をもらっていないので仕方ない・・・などずっとその状態を続けているとどうしてもクオリティが低下すると思うのです(私の場合は特に)

自分の生活に今後関わるか関わらないかで決めればいい。

私は、ある程度の基準を持っているのですが協力隊で舞い込んできた仕事に対して自分にとって「将来性があるか?」で決めています。

今後も、この仕事でご飯を食べて行きたい!と思ったら積極的にお金を取りに行きます(笑)協力隊だからって無料でやる必要はないし「信頼貯金」というなら「お金」をもらってしっかりと結果を出すことも信頼貯金なんです。

恐らくこの十数年、協力隊の制度がうまくいかないのはここを「タダでやって当たり前」、「今はお金を取らずに3年度に取ろう!」という悠長な風潮が協力隊の”闇”を作ったのではないかと思うのです。だから協力隊を利用しようとしたり、タダ働きさせようとする人が近づいてくるんです。そして、卒業後、お金を取ろうとしたらタダ対価を感じていた人たちが離れていってしまうのです・・・嗚呼悲しき協力隊。

オススメのやり方は完全報酬型

これが私の協力隊のオススメのやり方です。
「結果が出るまで」というのをしっかりと話し合った上で、予めマージンなどを取り決めておく。結果が出ないとお金を支払わないので、依頼する側も気持ちは軽い。
そして、マージンも相手の生活をしっかり把握したうえでお互いに納得いく形で合意しておく。ここも重要かと。

もちろん、その場で時給で発生するものはしっかりと見極めて話をしておく。○○時間までは活動としてやりますが、それを超えれば○○円追加でもらいます。と。

いやいや、そんなこと言いにくいっすよ!

そう思う方は危険です。
なぜなら卒業後に必ず「○○円」もらわないと生活できないからです。
それを3年後に卒業してから言えばいい。では遅いんです。
3年後にいきなりお金下さい!は相手の生活も揺るがします。

考えてみてください。

もし3年間携帯を無料で使っていて、3年後に料金発生したらそのまま契約を続けますか?だいたいの人は、他に無料のものが無いか探すと思うんです。

実は協力隊も一緒。

なので最初から対価をもらい責任を果たし、信頼関係を築いていくことこそが協力隊に求められる資質なのかもしれません。

さいごに

最初から対価を渋って無料で動かすことしか考えない人には絶対に近づかない方が良いし、そういう人に「協力隊」する必要はありません。

私は考えています。

そしてそれを遠ざけるにはしっかりと自分の価値を見出し、対価を求め、この地で強く生きていく!という強い気持ちが必要なのです。

これを実践して受けた洗礼はまた後日(笑)

のーす

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