あなたの両手は毛布
aikoが好きです。
aikoにしか綴れない、すこしまがった歌詞と
aikoにしか奏でられないキャッチーなメロディと
aikoにしか出せない心地よいのにするどい歌声
生まれた頃から、母がずっとaikoが好きだったので
影響されて、限られた曲だけよく聴いていました。
特に『キラキラ』が大好きで、わたしを構成する一部だといってもいいと思う。
中学生の頃に自分のスマホをもらってから、
母からの影響以外でもaikoの曲を聴くようになりました。
その中で1番好きな曲が『星のない世界』です。
本当にたくさん好きな曲があるので、
選びきれないですし季節だったり気分だったり、天候だったりで変わりますが、星のない世界は、お守り。
聴くとじんわりと、身体に染み渡るような曲。
あたたかく包まれるような気持ちになる曲、
まさに毛布だな。
特に好きなのが、この歌詞
直球な言葉は使われていないけれど、
なんとなく感覚で“あ、分かるな”と思わされる絶妙な歌詞。
好きになった人の両手ってどうしてあんなに
暖かくて包まれるとほっとするんだろうか。
一緒にいると、好きな人の癖ってうつりますよね。
ペットと飼い主だって、恋人も夫婦も、友達さえも
似てくると言われますよね。
癖を知らない間にもらうくらい一緒にいて、
それをふと自覚したときって少し嬉しくなる気がする。
そんな繊細な歌詞が素敵。
星のない世界、というものは
“星のない暗闇の世界にいたとしても絶対に見つけられるくらいの気持ちであなたを思っている”
という意味らしい。
アンドロメダでは
というように歌われているので
星のない世界でも絶対に見つけられるというのはとても大きな愛なんだろうとおもう。
わたしにも、そんな存在が幸いにも居ます。
この曲に出逢ったとき、こうやって自分に重ねて聴く日が来るなんて思ってもみなかったな。
いつか、想いを真剣に伝える日が来るとするならば、またこの曲の力を借りようかななんて思ったり、する。
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