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質問の考え方 - エンジニアリングの現場編
経験が浅めの方からよく「早くタスクをこなせるようになるには、どう質問すれば良いか?」という旨の相談を受けます。この問いをされる方の多くは、質問 だと視野が狭かったり、解像度が低い状況です。
早くこなしていくには、必要な情報をできるだけ早く集めていくアプローチが必要です。ここではタスクを実施するまでのコミュニケーションの取り方を整理してみます。
分からないことは【切り分ける】
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作業を進める中で分からないことが出てきたら、まずはいま知るべきか、後でも良いのかを切り分けましょう。判断する基準は、作業の完了条件を満たすために必要かどうかです。気になることがあるのなら、完了条件を満たした後で調べましょう。
いま知るべきことは【調べる】
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完了条件を満たすためにいま知るべきことは、まずは調べましょう。一般的なことならインターネットで調べられます。企業やプロダクト、プロジェクトの独自なことなら内部ドキュメントを検索しましょう。どちらか分からない時は、両方調べてみましょう。
調べて分からないなら【聞く】
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調べても分からない場合、一般的なことだけど、同音異義語と勘違いしているかもしれません。わかりにくいなら、もっと良い記事があるかもしれません。企業独自の話でも、ドキュメントに書いていないのかもしれません。調べても分からないなら、できるだけ早く知っている人に情報を取りに行くようにしましょう。
考えが整理できたら【認識合わせ】
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担当している作業があるなら、あなたが作業の最前線です。作業対象の総量を把握するのは担当者の役割です。その総量をどう扱うのかの方向性や妥当性を考えて、完了条件を満たしていくのが作業を進めるということです。
認識を合わせるのは、方向性や妥当性
考えが整理できたらレビュアと認識を合わせます。確認するのは、根拠の考え方にズレはないか、観点に過不足がないか、などです。「これで総量だと思うが漏れはないか?」ではありません。作業対象を一番高い解像度で詳細を把握しているのは、作業を担当しているあなたです。担当者であるあなたが最後の砦だと考えましょう。
総量はこれだけ。
グルーピングすると、総パターン数はこれだけ。
だから、こんな方針で実現できるはず。
考え方に齟齬や漏れはありそうか?
15分考えてわからないなら【相談】
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ここまでの流れに従って、しばらく考えても整理できないのなら、ざっと状況をまとめて相談しましょう。もしかしたら前提がずれているかもしれません。もしかしたら把握できていない情報があるかもしれません。考える時間にしきい値を設けて、相談に行くか判断できるようにしましょう。
まとめ
はじめのうちは、すぐに聞くことと、ざっとまとめて相談すること、整理してから認識合わせすることの判断が難しいと思います。
判断をまちがえると、まちがった方向に進んだり、ムダに時間をかけてしまったり、観点不足で手戻りしたりしてしまいます。
状況や内容次第でマッチしないこともありますが、まずは今回のような型にはめて状況を捉えてみてはいかがでしょうか?
いつも応援していただいている皆さん支えられています。