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骨に刻む言葉

2024年5月のあきやさん講演会「“なりたい自分”を知って“心満たす服”を手に入れる」のトピックスの1つだった『頭蓋骨に刻みたい言葉』。それは突然降ってきた。

想像」かもしれない。


そもそもの始まりは

JJG冴木さんのnoteだった。

こちらを読んだとき、うまく言葉にはできなかったけれど、「わかる、わかるぞ…!」と某大佐よろしく興奮し、思わず Twitter(現X)にリプした。それほどの衝撃だった。
冴木さんは、聴覚についてこう書いている。

音声情報はものすごく弱い。ラジオが聞けない。動画も得意ではないが、まだギリいける。
音から情報が拾えないという弱さではなく、処理力が余ってオロオロしてしまう。
心地よい情報量というものがあって、そこにどうやっても音声だけでは届かない。何か作業をしながら聞かないとちょうど良くならない。

上記note「色と感覚の話」より

深度や範囲は異なるが、私も似たような感覚を持っている。昔からラジオが本当に頭に入ってこなくて、単に集中力がないからだと思っていたけど、「処理力が余る」という一文に、ア"ーーーー!と変な声が出た。

【私の場合】(注:完全に私個人の感覚です)
文字・視覚・聴覚のどの情報でも、触れた瞬間に必ず何かしらのイメージ(静止画だったり映像だったりする)が頭に浮かぶ。
イメージするために、まず「心地よい情報量」にする必要がある。そこにはインプットの"量"と"速度"の2つの因子があって、その両方を同時に自分で調節できるのが「文字」である。なので心地よい。一方、「視覚」と「聴覚」は、"量"と"速度"を同時に自分で調整できない(動画やラジオは勝手に入ってきて流れていく)ので、このままでは心地悪い。"速度"は録画や録音でない限り調整が難しいので、"量"でどうにかするしかないのだが、[音+映像]である「視覚」でやや足りないから、[音のみ]の「聴覚」だともっと足りない。

自分の感覚優位性が、文字>視覚>聴覚だろうなとは思っていたが、その理論(?)がわかってスッキリした。
以来、仕事時にラジオを流すことにした("量"の調整)。作業ははかどるし、声や音はよく聞き取れるし、いいことづくめである(傍らにノートを置いて気になったことはメモするので、まさに一石三鳥)。


と同時に、別の考えが浮かんできた。
(私、本や文字を読むのが好きって言ってるけど、確かに好きなんだけど、読んでイメージすることの方がより好きかもしれない…?)

小さい頃から空想が大好きだった。そこに何かあればすぐに物語が始まる。暇さえあればそっちの世界に浸っていた。だって誰にも邪魔されないし、否定されない。お金もかからない。イメージすることは、私にとって今でもずっと最高の遊びなのである。
それができなくなったら…?私は死んでしまうと思った。痛みを伴っても刻みたい言葉ってこういうことなの?


私のDOって

そんな折、ぽたまるさんの凄いnoteにまたも衝撃を受け(JJG皆文章うますぎ)、「しずかみちこさんのストレングス・ファインダー路線図について分かち合う会」に参加した。

そこで、資質(強み)をどんな場面でどのように使っているかという流れから、PDCAの話になった。

<例えば、ファッションのPDCA>
「何かアイテムが気になったら、サイズ・素材・ブランドについて調べたり、必要か・どう合わせるか使うか・いつお店に行けるかとか考えたりして(PLAN&DO)…、試着がCHECKなんですよね。買う買わないがACTION」
「あぁ〜、思考が行動(DO)なタイプなんですね」

JJGのとある会話@コメダ

試着がCHECK!!思考がDO!!
ア"ーーーー(衝撃再び)

これまで私の中で、DO=「物理的に身体を動かすもの」という認識があった。なので、私は正直ずっと(DOできてないなあ…)と引け目を感じていた。

でも、DO=「思考」と考えてみたら。
「面白そう!」と思ったものを直感で選ぶ(PLAN)
→実行するにあたって最善の筋道を考える(DO)
→実行・体験して確認する(CHECK)
→そこで得た感覚や気持ちを経験とする・次に活かす(ACTION)
と意外に回せているのではないか。

しずかみちこさん(https://koto1.com/)の「強み路線図」にあてはめる。

私の強み路線図・改


しずかさんとのセッションで、私は上図の青い「自分の内側で進む」路線は、うまく使えているとのことで、自分でもその認識はあった。
ただずっと青路線はPLANだと思っていた。オレンジ路線と黄色路線はDO。更にその先がある(成功につながる)DOのみがDOだと思い込んでいたので、全然DOできてない…となっていた。
勘違いしていた。私、青路線DOはできてた。問題は、オレンジと黄色どちらの路線を走るか(CHECK)で、私はこの選択を間違っていたからモヤモヤしていたのだ!(で、ACTIONも消化不良)

あー、ずっと「DOは苦手」「CHECKが得意」とか言ってた。言ってた!恥ずかしいーー!!


彫りたい言葉

ここで、冒頭の『頭蓋骨に刻みたい言葉』に戻る。実は講演会直後は「直感」とか「自由」とかそういうPLAN的(?)な言葉を考えていた。勿論、直感やトキメキは大事にしたい。でも、私はインスパイアされてストーリーを作っていく方が好きだと気付いた。

「頭の中でストーリーを作る」と言うと、「空想」「妄想」のような言葉も浮かぶが(実際ファンタジー小説大好き)、私のそれはもう少し現実に即した感じ。「思い描く」「想像する」といった言葉の方がしっくりくる。動作としては「思い描く」だけど、骨に刻んで残すのなら『想像』がいい。そっちの方がかっこいいし、聡明な感じがする。(あぁ、そうさ。私は「聡明」をドーピングしたいのさ@あきやさん講演会)


オハナシハツヅク

頭蓋骨に『想像』と刻んだ数日後、リビングで遊ぶ子どもたちを見ながらお皿洗いをしていたとき、「あ、私の欲しいものってこれだった」とはっきりとわかった。本当に唐突に。と同時に「もう大丈夫だ」とも思った。私はもう持っている。
最終的には「何を着ていてもどんな状態でも、大丈夫な自分」になりたいけど、頭蓋骨に刻む言葉でカッコつけたように、まだ他人の目を気にしているところはある。
それでも。私は自分で想像して動いて自分が安心できる巣を作ってきたんだと実感できた。今はこの巣をさらに居心地よくしたい。もっとカッコいい目標を持つとか生き方を目指すとかしないといけないのでは、と勝手に思っていたけど、私の幸せはここにあって、ここからだ。日常は続いていく。


(小見出しにピンときたアナタはトモダチ………ジーザス!)


Special thanks to
冴木さん(https://note.com/rich_iris522
ぽたまるさん(https://note.com/potamaru
ささめさん(https://note.com/3355sasame



いい風がふきますように✤