自己分析ノート③〜昔の私と今のオット〜
そんな風に過ごしていると、とうとう嫌われる日がやってきた。それは突然だった。
あんなに人気者(のつもり)だった私が、いじめられるなんて?最初は高すぎるプライドから、理解できなかった。
自分の何が悪いのかさえわかっていなかった。
…わかろうと、考えようとしなかっただけかな。自分が否定されるのが怖かったんだよな…
当時はものすごくつらかったけれど、自分が蒔いた種だしな、と後々理解できるようになった。このことがきっかけで「人に謝る」ということができるようにもなった。
謝るなんて、そんな恥ずかしいことできない、と思っていたし、母親も、どう考えても母親がおかしなことを言っているのに、謝ったところを見たことがなかったからだ。
それに、私は悪くない。ずっとどこかでそう考えていた。オットをみていると、このころの私と同じ感情なのかな、と思う。
そう考えると、幼少期に経験しておいてよかった。大人になってから注意してくれる人なんてなかなかいないし、考えを改めるなんてことは、滅多なことがない
とできないことだと思う。オットは誰にも注意されてこなかったんだな。ずっとこのままなのだろう。
どこかで挫折や大きな失敗をしない限り、気づくことはないのだろうか。しても、本人が真っ向から自分の感情と向き合わない限り無理だよね。
それはもうオットの課題なので、私には関係がない。だけど、オットをみていると、幼少期の自分を見ているようで恥ずかしいし、つらくなるなあ。
本当、仕事ではどうしてるんだろうな。不思議で仕方ない。私には関係のないことだけれど、単純に疑問。
オットはたまに怒鳴る。怒鳴って「言ってやった」という空気をだす。
それが怖いし、とても腹が立つ。自分が偉い、俺がどんっといったらこいつは黙る、そう思ってそうで。それで自分のバランスを保っているのだろうか。
そんなオットといると、この人の鼻を折ってやりたいと思うことがある。
浅はかだなと思う。どちらが上とか偉いとか、同じ土俵に立ってしまっている。
そんな考えになってしまう自分が本当に嫌で仕方がない。
オットはどうしてこういうプライドが高い人間なのだろうか。
オットも家庭環境が複雑(本人はそう思っていない、仲の良い家族だと思っている)なので、そうなったのか。
義母はこの子はとてもいい子で叱ることがなかった、と言っていた。どれだけ相手がわるくても、「あなたは悪くない」そう言っている傾向がある。
自己分析なのに、オットの分析をしてしまった。人の課題を自分の課題のように扱ってしまった。
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