見出し画像

GPT-4oを使ってソウルを観光しました

まりもです。6/11(火)から3泊4日でソウルを旅行しました。韓国を訪れたのは初めてです。韓国語(ハングル)は全くできず、基本的な挨拶しか分からないため、ChatGPT-4oに旅をサポートしてもらった記録をしたためます。


同時通訳機能

結論、GPT-4oを同時通訳ツールとして活用することはできませんでした。僕の実力不足かもしれませんが、活用できなかった理由を2つ挙げます。

①翻訳を出力するのに5~10秒ほどかかる

地下鉄で困ったときに案内所で使った会話

日本語→韓国語への翻訳を出力するのに5秒以上かかります。挨拶など短いセンテンスならすぐ出ますが、2文以上の長文だと10秒弱かかります。よって、タクシー乗車や店員さんに声をかける時に、妙な沈黙が発生。タクシー乗車を拒否されてしまったこともありました。

相手の回答(韓国語)を翻訳して、日本語にするところまで至らなかったのはちょっと後悔しています。

ちなみに、「◯◯まで行きたいです」、「これを注文したいです」など簡単なコミュニケーションであれば、無料アプリ「Papago」がはるかに便利でした。

最後に、日本語→英語翻訳の出力は韓国語に比べてやや早い印象でした。お相手が英語対応ができる場合、英語に出力して会話を試みたほうが使えるかも。

②固有名詞を正しく翻訳できない


「梨泰院駅に行きたい」と入力したかったが…

僕の滑舌や早口が原因かもしれませんが、「梨泰院」を正しく入力するのに何度も試みる必要がありました。よって、リアルタイムのやり取りが求められるシーン(タクシー乗車等)で安心して使うことはできませんでした。

「Papago」も固有名詞のインプットは安定していないので、簡単な日常会話は覚えていくか、あらかじめ日本語で文字入力して、シーンに応じて(韓国語に)音声出力するほうが安心だと振り返ります。

ガイド機能

写真を撮影・入力し、翻訳と解説を文字で出力してもらいました。結論、ガイド機能はめちゃくちゃ役に立ちました。特に買い物や、食事をする際の不安はほとんどありませんでした。

①まち案内

散歩が好きなので、ソウルのまちを10万歩以上歩きました。まちを歩いていて気になった風景や看板をGPT-4oに読み込んで翻訳と解説をしてもらいました。

施設の名前
両替機の案内(丸で囲ったところのみ)
100mほど遠くにあるバスのステッカー
商業施設の看板、上下に分けて解説
商業施設の案内図
飲食店の看板
左右それぞれ分けて出力してくれる
まちの至る所でみた標識
射撃系のアーケードゲームの注意書き

②商品説明

飲食店のメニュー表を翻訳したり、似てる商品が並んでいて、目当てのものがどれなのか知る際にGPT-4oがとても活躍しました。

画像の入力から翻訳・解説の出力には10秒弱かかるが、(会話と比べて)リアルタイムの出力を求めていないため、遅延は気になりませんでした。

とくに規則性のある文字列の読み込み→出力は早く、レシートやメニューの翻訳には効果的だと感じました。

日本の「R-1」的な商品を探していたとき
左右の商品の違いを知りたかったとき
パッケージから商品を読み取ったとき
日焼け止めを探していたとき
ニキビケアを探していたとき
飲食店で出された料理が不明だったとき
(店に貼ってあった)サムギョプサルの食べ方を知りたかったとき
レシートの内容が正しいか確認したいとき

まとめ

  • GPT-4oを同時通訳ツールとして用いるのは、まだ向いてない

  • 写真を読み込ませ、ナビゲートや商品の翻訳・解説に使うには向いている

旅のあいだ、ずっとスマホを見続けることになるので、盗難や歩きスマホには注意を払いました。あと、バッテリーの管理も重要。東京みたいに電源があるカフェも少ないので、モバイルバッテリーを必ず携帯しました。