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漫才「サンリオ形容詞」

私の漫才処女作です。お手柔らかにご覧ください。(女子コンビで喋る想定で書いてます)

A「今日はあるご提案をしようと思って」
B「なんでしょう」
A「皆さんサンリオお好きですか?」
B「あぁサンリオ、かわいいですよね」
A「そうそれ!」
B「なんですかいきなり」
A「サンリオキャラってそれぞれ違った個性の可愛さをもってるじゃないですか。それをかわいいで総括するのって無理あると思うんですよね。」
B「なるほど、というと?」
A「だから、それぞれのキャラクターの持つ唯一無二の可愛さを指す形容詞を作ったらいいと思うんですよね。」
B「形容詞、どういうことですかそれは」
A「例えば、ポムポムプリン。丸っこいフォルムとつぶらな瞳、特徴的じゃないですか。」
B「そうですね」
A「ポムポムプリンみたいにかわいい、すなわちポムい。」
B「ポムい?」
A「そう。わ~かわいらしいワンちゃんですね~犬種は?マルチーズ?この丸っこいフォルム、めっちゃポムいですね~!」
B「なるほどそう使うのか、意味分かんないようでちょっと分かる」
A「他にも、ぐでたまのあのだらーんとゆるいキャラクター性。あれはぐでい。」
B「ぐでい。なんか濁音だらけであんまりかわいくないですね」
A「ぐでい(低音)」
B「なんかこわい」
A「ぐでい!てやんでい!」
B「江戸っ子か。」
A「マイメロでい!」
B「だから江戸っ子か。なんか微妙だな、他にいいのないんですか?」
A「じゃあこれはどう?シナい。」
B「なんかシナシナしてそう。シナ、ってもしかして」
A「シナモン。」
B「なんか違うよ~。シナモロールはもっとゆるふわな語感であれよ~。」
A「じゃあなんか考えてみてくださいよ」
B「そうだな…タキシードサムい。」
A「それはタキシード着て寒がってる人じゃん」
B「タキシード寒い?」
A「それはタキシード着て寒がってる人を心配してる人じゃん」
B「難しいな~サンリオ形容詞」
A「あ、いいの思いついた!これなら誰もが知ってるし汎用性も抜群!」
B「おっ、自信満々じゃん。なになに」
A「にゃにぃにゅにぇにょい!」
B「は?」
A「にゃにぃにゅにぇにょい!」
B「分かったって」
A「にゃにぃにゅにぇにょい!!」
B「もう言いたいだけでしょ」
A「うん」
B「やっぱり」
A「(息吸う)にゃにぃにゅにぇにょいにゃにぃにゅにぇにょいにゃにぃにゅにぇにょい…」
B「言えてない」
A「ニャニィニュニェニョン、ご存じない?」
B「多分誰もご存じないと思います」
A「サンリオの猫キャラといえばニャニィニュニェニョンでしょうが」
B「知らないよ」
A「駄目かー……ぎょ、ぎょどい、はんぎょい、はんぎょどい…」
B「それはキツい」
A「駄目かー‥‥よしじゃあサンリオやめ、次ディズニーね。ミッキい、ミニい、ダッフィい、あれ?」
B「頭バグりそう、却下」
A「駄目かー…じゃあ次サンエックス!すみっコぐらしい、リラックマい!」
B「もう正解が分かんないよ」
A「じゃあじゃあ、ちいかわ!ちいかわい!」
B「あのね、ちいかわの“かわ”はかわいいの“かわ”だよ」
A「あそっか」
B「これで分かったか、かわいいはかわいいでいいんだよ」
A「なるほど…真理にたどり着いてしまった……じゃあ次ジブリね!ポニョい!」
B「いい加減にしろ、もういいよありがとうございましたー」

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