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味の好み…それを求めている理由はなんだろう?

一時期、毎日のようにチャイを手作りして飲んでいた。
カルダモン、クミン、生姜を少しだけすりおろして入れる…シナモンたっぷりのチャイ。

それがだんだんとスティックタイプのミルクティーに代わった。砂糖入りだと甘すぎるからと、ノンシュガーのミルクティーに小さじ1ほど砂糖を入れて飲んでいた。


自分ではミルクティーがすごく好きだと思っていて、毎日1、2杯飲んでいた。
でも、飲んだ後の後味が、口に残る感じだけは好きになれなかった。
ミルクは好きではないが、チャイやミルクティーにすると、不思議と美味しく飲むことができた。


スタバで飲み物を買うときにはいつも「チャイティーラテ」にしていたのだけれど、ある日、なんとなく「アールグレイティーラテ」にしてみた。
すると、チャイティーラテより軽い飲み心地でわたしの定番になった。


それからしばらくして、食事をしたとあるお店で、アールグレイティーを(またしてもなんとなく)頼んだ。
大きなマグカップに入った甘みのないそれを、ゆっくりとそしてしっかりと手でつつみこんでいく。
口元にはこんだ瞬間ハッとした。
そして口に含んだ瞬間さらなるハッとがやってきた。

その香りに癒される。
後味はスッキリしていてさわやかだ。
そこで初めてミルクも砂糖もスパイスも必要なかったことに気がついた。

マグカップを手のひらでつつみこむ。
香りを味わいながら、
その温かさを自分自身へチャージする。
ほっと一息つき
自分自身を安心させる。


朝になると湯を沸かす。
手のひらでつつみこみながら、マグカップに入れた温かいアールグレイティーを飲む。
それが、今日という1日がはじまる合図。
快適に過ごすための自分だけの儀式。


今日もあなたが心の安らぎと幸福感に気づけますように♪



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