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今日の山田君

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取り留めのない思いをつづる。
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#好奇心の赴くままに

今日の山田君 〜思うこと〜 71

今日の山田君 〜思うこと〜 71

天使のささやき昨日、車に乗りこみエンジンをかけると、車から「今日は天使のささやきの日です」と告げられた。
それを耳にした瞬間、じんわりとした嬉しさが広がってきた。

言葉だけではなんだかよくわからない神秘的な記念日に、
「なんか今日はいいことがありそうな気がする」
単純なわたしはそんなふうに思った。

役員と個性
役員決めをするとき、人の日常にはあまり表れない部分が顔を出す。
表面上繕っていても本

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今日の山田君 〜思うこと〜 70

今日の山田君 〜思うこと〜 70

思惑のないバースデーケーキ1月は次男と実家の父が誕生日で、合同誕生日会をする予定だったので約束の時間に実家に向かった。
到着してみると、ちょうどその日に母がメニエールになったようで絶賛寝込み中だった。

ケーキのスポンジは焼いてあったので、その続きから引き継ぐことになった。
姪っ子と長男で、生クリームの泡立てからデコレーションするまでの工程のほとんどをやってくれていたので、大人のわたしは新米バイト

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今日の山田君 〜思うこと〜 68

今日の山田君 〜思うこと〜 68

12月は意識せずともしぜんに「区切り」や「終わり」を意識させられる。

走りたいときに走れること服は自分の内面が表れているなと感じる。
全体のイメージやどこにこだわり、どこをこだわらないのかでその人らしさが出ていておもしろいなと思う。

最近はなぜか動きやすい服を好んで着ていたのだけれど、久しぶりにここ5年ほど自分が好んで着ているスタイルででかけてみることにした。

しっくりくると思いきや着ている

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今日の山田君 〜思うこと〜 66

今日の山田君 〜思うこと〜 66

世界よ、さわることを忘れるな世界よ、さわることを忘れるな――

COVID-19(新型コロナウイルス)の出現は、いやおうなく、世界に「さわる」ことの意味を問いかける。

このまま人々は「さわる」ことを忘れるのか、それとも新たな「さわるマナー」を創出できるのか。

「さわる」をテーマに活動してきた全盲のキュレーター・研究者による連載。

■新たな触れ合いのマナー創出に向けて■

 かつて人間は「距離

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今日の山田君 〜思うこと〜 65

今日の山田君 〜思うこと〜 65

痴呆症の方の世界観に入ってみること息子と同じ登校班の女の子。
そのおばあちゃんがとても素敵な人で子どもの見送りの帰りに散歩がてら話しをする。
70代なのに若々しい。
「毎年何か新しいことをひとつ始めてみる」というのを長年やっている人で、一昨年病気で入院したときも「病院でできることは何かしら?」と楽しみを見つけながら過ごしていたみたい。

長年、調理師として保育や介護の現場で働いていて、やんちゃな子

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今日の山田君 〜思うこと〜 64

今日の山田君 〜思うこと〜 64

オケラだって会社の事務所で座っていると、床にコオロギみたいな何かの虫の死骸があった。
けっこうな大きさで見たことのない虫だった。
ひろいあげてよく見てみると、なんともかわいい手をしていた。

「かわいい手をしてる!!」
思わず口からそんな言葉がこぼれた。

すると、その時居合わせた年下の子が「それオケラだよ」と教えてくれた。
手に乗せると指と指の間を土を掘るように掘るらしい。
「痛いんですけどね笑

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