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2021年はじまりました。

昨年執筆した、知っているかい?2020年はこんな年。
好評だったので今年もコラム書いてみます。


●2020振り返り


ちなみにその昨年のコラム、いま読み返すと結構当たってますね。

2020年は「庚子(こうし・かのえね)」60年に一度の芽吹きの年!
「子」は、種子の中に新しい生命がきざし始める状態を指します。
「庚」は「植物の生長が止まって新たな形に変化しようとする象形」の成り立ちを持ち、継承・継続する意味と変化する意味を兼ね備えてます。
「庚子」は変化が生まれる状態、新たな生命がきざし始める状態なので、全く新しいことにチャレンジするのに適した年。

全く新しいことにチャレンジするのに適したというか、コロナ禍でさまざまなチャレンジを強いられた年だったといえます。


●干支で見る2021


さて、今年は、「辛丑(しんちゅう・かのとうし)」

「辛」は季節でいえば秋の終わり。植物なら枯れた状態にあり、実は腐って地面に落ち、次世代のタネを大地に還す途中を意味します。また、刺青をする針を表した象形文字でもあり、針で刺すことから身体的な苦痛を表す言葉に当てられています。

「丑」は、発芽直前の芽が種子の硬い殻を破ろうとしている状態で、命の息吹を表します。生命エネルギーが充満している状況がイメージできますね。また、手の指に力を込めて曲げた形を表した象形文字でもあり、ひねるや曲げるといった意味で使われていますが、派生して作業の準備段階「はじめ」も表すことになります。また「丑」は紐(ひも)の意味も。束ねる、統率する、結ぶといった意味になります。

つまり「辛」で思い悩みながら衰退し、「丑」で新しい生命の息吹がある。まさにコロナショック下にある今を表す年相といえます。
マイナスが大きければ大きいほどプラスも大きくなる。新芽が曲がりつつも硬い殻を破って新たな時代を作っていくということなのでしょう。

過去の辛丑の年にどんな事があったのかというと・・・
1601年 徳川家康、関ヶ原の戦(10月)に勝利した翌年
1841年 水野忠邦の天保の改革
1901年 イギリスのヴィクトリア女王崩御
1901年 アメリカ大恐慌
1961年 史上最年少でジョン・F・ケネディがアメリカ大統領に就任。「ニューフロンティア政策」
1961年 池田勇人内閣による「所得倍増計画」開始


●2021のイベント

米国とEUで指導者が変わる年。またアフターコロナを見越した政策を始動する年になりそうです。

米国
トランプ大統領からバイデン次期大統領へ。就任式直前のジョージア州上院選で民主党が負ければねじれ議会へ、内政は難航か

中国
21年は7月に共産党結党100周年を迎える節目の年で「第14次5カ年計画(21~25年)」の開始年。共産党結党100周年へ国内情勢の安定化に注力か

EU
ドイツのメルケル首相9月に任期満了で退任表明。後継者選びに難航。EUのもうひとつの柱である仏マクロン大統領の手腕に注目

英国
無事Breixt達成。5月G7サミット、11月COP26を開催予定。EU離脱後のグローバルリーダーシップが試される。5月スコットランド議会選挙で独立推進派が大勝する公算が大。


どの主要国も、このコロナ禍を受け、大胆な金融政策・財政政策を展開中・・・その矛先は概ね同じ方向性を向いています。

①5Gなどインフラ整備を通じた都市環境改善
②DXなど生産性向上を目的とするデジタル化
③SDGs/ESGなどサスティナビリティ

また各中央銀行は、デジタル通貨の実験・研究を推進中・・・
ただでさえ動きの早いデジタル業界ですが、今年一年は目まぐるしく変わっていくでしょう。

これは国内だけに目を向けず、もっと広い視野と高い視座を持ち、広範囲な情報アンテナをたて感度をあげる必要がありますね。



●海外有力メディアのデジタルトレンド情報をかき集めたデジタルトレンド2021刊行!


・・・・そんな皆さんに朗報。
今年もデジタルトレンド発表の時期がきました!

デジタル領域は日々進化変貌を遂げ、コロナショックでその実現速度は一気に加速してきました。
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PS 昨年のデジタルトレンド2020はこちら


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