見出し画像

ココロカガヤキ人生100年①あなたの「人生脚本」は100年プランですか?

今回は、ココロカガヤキ研究所の研究テーマの1つである「人生100年時代の生き方」についてお届けします。結論から言いますと、「人生100年時代」は実際に100歳まで生きるかどうかではなく、あなたの「人生脚本」を100年生きるプランにしましょう!という提案です。

1)超高齢化社会

人生100年時代と言えば、リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著の『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』です。この本によると、
 ①20歳の人は、100歳以上生きる確率が半分以上
 ②40歳以上の人は、95歳以上生きる確率が半分以上
 ③60歳の人は、90歳以上生きる確率が半分以上
だと言います。あなたは上記の①~③の内どれに当てはまりますか?どれに近いですか?

分析すると、年齢が低い人ほど100歳まで生きる可能性が高くなる一方、40歳以上の人も現在の平均寿命(約80歳)よりも長く生きる可能性が高いことが分かります。ですから、どの年齢の人にも大事なテーマなのです。

しかし、人生100年時代と言われて、よく聞くのは、「自分が実際に何歳まで生きるか分からないのに、100歳まで生きることを考えなくても良いのではないか」というご意見です。確かにそうなのですが、これは実際の寿命の問題ではなく、「人生脚本」の問題、プランの問題なのです。

つまり、長生きする可能性が高くなっているために、100歳まで生きるプランを持ちましょうというのが、この「人生100年時代」のキーワードが意味していることなのです。

実際に何歳まで生きるかは、人それぞれですし、さらに私たちは明日どうなるかも分からない命を生きています。あくまで確率の問題です。100年生きる準備が必要ですし、今日を悔いなく生きることも必要です。自分が納得できるちょうどいいバランスが大事ですね。

2)あなたの人生脚本は、何ページ?
さて、あなたの人生脚本の最後のページは何ページですか?1年に1ページと考えると平均寿命の80ページに設定されている方が多いのではないでしょうか?

人生100年時代と言われていても、だいだい平均寿命までは生きることができるかなと漠然と思っている人が多いのではないでしょうか。私もその1人です。

その人生脚本の80ページの中で、進学や就職、結婚や出産などのページがあり、それらのライフイベントも80ページの中にきれいに収まっている状態だと思います。その人生脚本のページ数を今日から100ページに設定するということです。

3)増えたページのイメージ
80ページの人生脚本と100ページの人生脚本との差は20ページ。その空白の20ページをあなたはどう埋めますか?

夏休みの宿題の読書感想文に例えるなら、原稿用紙8枚まで書きなさいと言われていて、5枚あたりまで書いたのに、「ごめんごめん、10枚まで書いてね」と言われた時と同じ状態でしょうか。

「えー!途中で言われても困るよ」とか「もっと早く言ってよ」という感じ。そして、今までのストーリーとこれからのストーリーをどう続けて、どう埋めようかと悩むのではないでしょうか?最初の8枚から10枚に増えた2枚分は大きいわけです。

人生脚本では、10倍の20ページを人生のドラマが続いている途中から考えていくことになります。言い換えると、今までの人生とこれからの人生をつなぐ「人生脚本の編集力」が問われています。

4)追加ページの埋め方
さあ、あなたはここで、自分の人生の「脚本家」です。追加された20ページをどんなストーリーにしていきますか?

その20ページの埋め方ですが、物語で例えてみます。桃太郎が犬やキジやサルを連れて、鬼ヶ島に行って帰ってきたのだけど、まだまだ物語が終わらないので、さらに孫悟空と沙悟浄、猪八戒をつれて、天竺を目指している(少し古い(笑))というように2つ目の物語にも挑戦できる感じです。

つまり、異なる夢に挑戦する機会が増えたということです。最初の夢を叶えたら、次の夢に挑戦するチャンスがある。たとえ最初の夢が叶わなくても、次の夢にワクワクできる。言い換えると、多くのことに挑戦でき、いつでもやり直せる時代。それが人生100年時代なのです。

5)まとめ

今日から、あなたの「人生脚本」のページ数を100ページに増やしましょう。そして、人生の物語をもう1つ、いや2つでも3つでも追加して、それらの「主人公」を演じましょう。

どんどん成功していく物語でもいい。一度は落ち込んだけど、V字回復して、復活していくストーリーでもいい。あなたらしいストーリーを考えてみましょう。

今、問われているのは、「人生脚本編集力」です。ビジネス書をちょっと横に置いて、100年生きるあなたの人生について、しばらく想像してみてはいかがでしょうか?

以上、あなたのココロにカガヤキを。ココロカガヤキ研究所でした。

お気持ちがとてもうれしいです。感謝です。ありがとうございます。