ほし

星屑が頬をつたって

ふとしたときの幸せについて、記事を書こうと思ったのだけれど、ここ数日の私の心のエネルギーが停滞気味なのでちょっと難しそうです。

人生においては八方塞がりな時期があると思います。私はあまり前向きに物事を考えられるタイプではなくて、なおさら人生詰みだ〜〜と塞いでしまうことが多いのでしょう。でもなんだかんだで20年ちょっと生きたので、意外と抜け道を見つけたり、春が来るのを大人しく待てたりしているのなら偉いと思います、我ながら。

泣きそうな気持ちのときは小説を書いています。登場人物は私の心の中に住んでいるので、一緒に泣いてくれることも多いです。言い方を変えれば私の感情に引っ張られて泣いてしまうってことで、ごめんねとも思っているんだけど。

彼らの涙を表現するとき、たくさんの言葉を使います。ぼろぼろ、ぽろぽろ、透明な雫が落ちて、星屑が頬を伝って、煌めきを掬って。こうして見ると私は涙を美しいと思っている節がありますね。

涙は美しい。70パーセント水分で出来ている『人間』が涙をこぼすわけだから、その人自身の命を直接がりがり削っているのかな、とも思えてきます。泣くときって体力使いますよね。命の結晶を見ているとすれば、それは確かに美しいと感じるのも必然なのかもしれないです。

悲しいときも幸せなときもある。私はできたら、やさしい涙がいいです。

自分をむやみに責めることはやめて、傷ついた自分に寄り添ってあげてほしい。抱きしめるように、甘やかすように、柔らかな仕方で落ち込んでもらいたい。それはもちろん、わたしにも、あなたにも。

とりとめのない文章になってしまいましたが、日々そんなことを考えて生きています。今日みたいなローテンションの午後には、こういう穏やかな話題を用意して考えるのが、私なりの柔らかな時間なのだと思います。

読んでくださって、ありがとうございました。


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