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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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2023年3月の記事一覧

【中国日誌】587日目 23.3.30

人は間違える。もちろん、私もその例外ではない。故に、さまざまな視点が必要になる。だから、沢山の人の率直な意見が重要なのである。それが、不満だったとしてもである。その不満には、何かしらの力学が働いている。その力学に気づく事が、実は、大きな改善につながる啓示になる可能性だってあるのだから。人の意見とは、重要である。それが、私にとって、ネガティブな感情を伴うものであったとしてもである。私の成す事、すべて

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【中国日誌】586日目 23.3.29

仕事場のデスクの上で大切に育てていた植物が、腐っていた。根元に近い茎の部分がゲル状になっていた。それから、私の、テンションは下がった。それまでは、イケイケな感じであったが、急に、私の高揚感の蓋が絞められたように、テンションに抑圧がかかった。私がその植物に抱いていた感情は、私の想像を超えていたようである。私は、私の心を、その植物に投影していた。いつも、イキイキとした、その植物を見て、私は、植物は私の

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【中国日誌】585日目 23.3.28

同じ刺激が、何日か続けば、それはもう日常となり、何かが止まったように感じる。停滞、維持、浪費、そんな言葉が、頭に浮かぶ。そして、決まって、私はこのままで、大丈夫なのだろうかという、不安が生じる。私は、何に焦っているのだろうか。世界観の創造が私の使命である以上、誰よりも、そこに対しては、尖鋭されていなければならない。そんな、見えない首位の圧力が、私に、のしかかる。錯覚なのは、分かっている。しかし、こ

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【中国日誌】584日目 23.3.27

頭を使えば使っただけ、その報酬として、快楽を感じるホルモンが脳内で分泌される。なぜこうも、考えることを欲するのだろうか。なぜこうも、学習を欲するのだろうか。私たちは、二足歩行で歩く経験蓄積器。その蓄積された経験が、二次的な現象として現れ、それが世界の因子として刻まれる。世界の結果はあらゆる因子の集合の結果。世界の今という現象は、膨大な因子が、鎖のように繋がり、絡み合って、到達する、途方もなく複雑な

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【中国日誌】583日目 23.3.26

毎日のようにピアノを弾いていると、その日その日で指の動きやすさが異なることに気づいてくる。よく眠り、頭がすっきりしているはずなのに、指がとても動かしにくく感じたり、調子が悪いはずなのに、指は良く動き間違えずに弾ける。何とも不思議なものだ。私の気分は、指の動きやすさとはあまり関連していないようである。今日、指が動かしにくかったのは、寝すぎて、腕の筋肉が硬直してしまっているせいだと思った。腕が固まって

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【中国日誌】582日目 23.3.25

必要な環境。それが自己成長戦略上、どれだけ重要であるか、言葉では言い表せられない。その環境で必要なら、使わざるをえない。山に登ったのなら、筋肉を使わざるをえない。親に養ってもらっていた環境を出たのなら、自分で稼がざるをえない。会社に勤めているのなら、その仕事をせざるをえない。会議で意見を求められているのなら、その内容を理解せざるをえない。すべてが、必要な環境下で、生じる強制的な、行動動機。めんどく

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【中国日誌】581日目 23.3.24

日々の楽しみ、それは成長。そして、その過程で得られる報酬。それが、有能感。続けていれば、次第に、それに対する知識や考え方は、平均を上回りだす。そして、それが、常態化すれば、人が、頼ってくるようになる。そうなると、加速度的に、成長が進む。なぜなら、頼られている時は、アウトプットの機会が、常態的に得られるからである。アウトプットが、成長に、重要だということは、よく言われていることである。当然、この状態

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【中国日誌】580日目 23.3.23

怒り、不満、。それは誰にでも生じる。そして、それを感じている時は、必ず、己を正義の中心として、たてまつっている。ここが、重要である。怒りや不満や憎しみ、これらの感情は、心の中で敵を創造し、そして、己の正義感をもって、鉄槌をくらわせてやろうと、そう考えていくのである。恐ろしいことだ。私は、それを、望んでいない。なのに、そういった感情になれば、たちまち、思考の中で、そういった自分が正義、相手は悪といっ

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【中国日誌】579日目 23.3.22

なおざりになる、業務。それは、自由過ぎるが故に生じる現象。私のその瞬間の意識にゆだねられる采配の仕組み。故に、結果的に、望みとは違った方向へ行く。瞬間的意識は、長期的な無意識。故に、道を見失い不規則に動く、アリの様に、意識は何も定まらず、。意識が生まれては消えを繰り返し、意識は不規則に移ろう。こうやって過去を俯瞰し、見えてくる、意識の癖。悪くはないが、良くもない。重要なのは、目的に応じて、制御でき

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【中国日誌】578日目 23.3.21

表情。それは私の心。顔の表情がいつもとは異なる。ネガティブな様相である。顔の調子がいつもより、悪いということである。それは他者からすれば気のせいなくらい、違いのないものかもしれない。ただ、私は、そう感じる。だから、その感覚は、私にとって正しいのである。自分の表情を見た感想が、ネガティブなものであるとすれば、やはりそれを感じる心が同様に、ネガティブであると、推察できる。よって表情は、私の心なのである

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【中国日誌】577日目 23.3.20

不安とは驚きである。本当に、興奮と変わらないからである。興奮しているとき、ネガティブな感情を抱くと、それが不安となる。故に、不安となっているのだとしたら、それが興奮であると意識的に気づければ、その不安は、消失する。不思議なものである。人を不安にさせたければ、なんでもいいから興奮させて、その後にネガティブな感情を抱かせれば、それで出来上がる。不安のエネルギー源は興奮にあった。興奮に感謝を。

朝4時

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【中国日誌】576日目 23.3.19

頭がすっきりとリセットされた。あの、どろどろとしたものは、もう脳みその中にはない。やはり、睡眠サイクルは、相当、大事なようである。昨日は、どろどろとした思考は、徐々に緩和されていくも、その名残は、終始継続した。そんな日も無駄な時間であったとは思わないが、パフォーマンスは、良くなかったので、何かしら損したのではないかと、不安になる。昨日の記憶の鮮明さを、少し、犠牲にしてしまっているのではないかという

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【中国日誌】575日目 23.3.18

やはり、起きる時間は大事なようである。起きる時間を変えれば、全ての調子が、悪くなる。外の天気もそうだ。頭は鈍く、どろどろのオイルで稼働する、昭和時代の、エンジンのように、非効率な様相である。こういうときは、どうすればいいのか、。息を止めるも、一時的な効果はあるが、長続きはしない。やはり、何かへの没頭なのだろうけど、今の状態は、その没頭から引き剥がす、そんな力を秘めている。まあ、そういう日もあるとい

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【中国日誌】574日目 23.3.17

とても充実している。その裏返しである。そう、時間が忘れられるのは、そう言うことである。ふと、我に戻るとき、何かを置き去りにしていないか不安になる。このまま、流れに任せて、本当に大丈夫なのかと、そう不安に感じるのである。没頭とはその時間、全てのをその流れに任せることである。私の意思がそこには確かにあるが、それ以外の選択は、一切排除されている。そこにすべて依存し、身を委ねる。あとは、その流れに身を任せ

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