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昭和の歩き方「我が家の風景」編

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Home! Sweet home! 忘れたくない、我が家のちいさな歴史を書きとめる。安心して忘れてもいいように
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記事一覧

My Father 「火星になんて、行ったりしないでね」

父と手をつないで歩いている記憶が映画みたいに映像として立ち上がってくることがある。たぶん…

grandfather 「泥棒が来たときに使うんだよ」

闇バイトによる連続強盗事件のニュースが続いている。「最近、物騒で怖いよね」と近所に住む友…

My Mother 「あの坂を上がっていった先に、住んでいたうちがあったの」

東京から田舎にUターンしてはや3年。ペーパードライバーだったわたしは、田舎暮らしでの必要に…

grandmother 「まじないをすれば、油汚れはとれるんだよ」

祖母が台所に立って、洗い物をしている姿が目に浮かぶ。油で汚れた皿を左手で持ち、ひょっいと…

My Mother「船にニワトリを乗せて、水死体を探しているのを見ていた」

母の子どもの頃の強烈な思い出を聞いてしまった。母が子どもの頃、近所の川で子どもが溺れてし…

literary fragment 「飛行機が墜落しないように見張ってるんだよ」

わたしの父は、生涯一度も飛行機には乗らなかった。「飛行機が墜落したら困るから」が口ぐせで…