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VOL.03 【フリーランスが適応障害と診断されました日記】

▼こちらから読み始めると良いかと思います。

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病院からもらった診断書をお守りのように持って家を出る。家を出て5分、歩きながらすでに泣きそうだった。よくわからないテンションのまま電車に乗る。目的地に近づくにつれ、胸が苦しくなるのがわかった。今日は診断書を提出すると決めていたが、こんな調子で本当に提出できるのか分からないので上司への事前連絡は諦めた。

まずは気分を変えようと、こうなる前に予約していた美容院に向かう。この1年、抜け毛やパヤゲが気になり伸ばし続けていた髪をバッサリと切ることにした。生まれ変わった気分で行こうと思った。

髪を切り終わり、少し散歩をする。途中、別の業務委託先から電話が入り、診断のことを伝えた。泣きそうになったので仕事の話で誤魔化した。休みながらも働く必要があることを再認識するとともに、頼りにしてくれている人もいるし、また頑張ろうと思った。感謝しかない。

肝心な診断書は、会社に近づくにつれて体調が悪くなり、会社のポストに投函することにした。帰りの電車の中でその旨を上司にメールする。

内容は以下の通り。

- 診察結果
- 締め切りの近い仕事について
- 診断書の場所について

送信してからずっとソワソワしていた。既読はついたが返信はない。

腹痛と頭痛、息をするのが苦しい。熱っぽいので冷えピタを貼り、エアコンをつけて寝る。この日も電池が切れたみたいに眠りについた。

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