二階堂
あの夏のことを少しだけ
寂しいって何なんでしょうね。他人の嘘に気付く瞬間あるいは他人の幸せに気付く瞬間、嫉妬、妬み、羨み、罪悪、どれも当てはまるでしょう。 僕にとっての寂しさはどれも違いました。 きっと僕にとっての寂しさとは[自分が自分を嫌になる瞬間]なのです。僕は嘘つきです。他人に対して偽りの自分で接します。これが僕の防衛なのです。本当の自分を見せるのが怖いから、最低です。ふと一人になると今日の自分を恥じるのです。これ以上本当の自分と向き合うのが怖いので緩衝材を求めてるのです。これが僕の寂しさ
気になる人がいたみたい 友達は悲しんでた 僕の虫が中で共喰いしていました 虫かごがずっと嫌いだ きっと僕は間違いと罪を重ねていくのです
今日も1回分が終わった くだらない事で傷んだら くだらないことで忘れようとしている 笑えないのに笑っている いつかは好きだったはずなのに 返しが引っかった針のように ずっとどこかに刺さったままだ 忘れたい、最初から分かってた 今更になってとても胸が痛い いい事なのかもしれない でも、悲しいのは嫌だ 何かに頼りたい ボロボロになるまで使いたい
もうすぐ夏が終わるね 夏になると思い出すかな 話したいことはたくさんあるけど もう忘れてくみたいね
社会人になって毎日仕事ばかりになり最近は疲れている。 前日突然耳が聞こえなくなり、上司に相談したらストレスじゃない?と言われた。お前のせいだ 春の匂いってあるよね、酸っぱい感じの。 あれって自分だけしか感じてないのかな。 ずっと綺麗に想いたかったものがもう何も感じなくなってきている。大人になるってことなんですか? あの頃仲良かった友達に久しぶりに会うと、話題についていけない。ずっとこうなのかな 音楽がしたかった。 ずっとギターを弾いていたかった。 もう音楽聴けないの
あの日よったコンビニ 買ったアイスとか 忘れてもいいのにね。忘れないのかな
時々、凄く逃げたくなる ひとりぼっちは怖いから 約束しよう (一人にしないで‼︎) 僕はただ君と 地獄に行きたかった
君が君だけが僕の中を掻き混ぜてる 赤く染まる影二つ 血の味のキスがしたい 夏が夢を見せる 二人は抜け出せないのは何のせい 今はまだそれでいい 忘れないでね
僕も地獄には堕ちないよ 人を愛すってことちゃんとわかったよ 本当に好きだよ
誠実さの欠片もないな 君は馬鹿になったの?
ほんとうに長かった
自分を知って欲しかった 君は知ろうとしてくれる これ以上が急に怖くなった 本気の裏返しも本気なら 僕の全ては君の向こう側だ
なんとなく夏だ 彼女ができた ちゃんとしようって思ってる 僕はとても幸せだ 元気でいるよ 君が死んでから2年が経ったけど 頑張ろうと思えたよ
さよならって言ったこと 泣き出した線路沿い 軍艦港 モラトリアムな僕はまだネガのままで わかっていたあの夏はもうないんだと 35mmの心情は思ったよりも綺麗なんかじゃなくて アイスクリーム並みの世界に僕は囚われていた こんなことがしたいわけじゃない こんなことがしたいわけじゃない
伝えたいことはないけど 君も普通の人間だったらしい 地獄に堕ちてね
僅かな機微が見えた 知らなくていいこともあるだろう 昔のことなんて聞きたくない 喋るな、心が聞き取れなくなるから 本心を誰かにわかって欲しい 予定が壊れて直してる暇もない そうやって今日もまたいい人を作ってる 他人に嫌われたくないから 嘘のような本当のような 明日が怖い 人が怖い ただ緩衝材を求めていた