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〈横須賀どぶ板通りの夜〉
「どぶ板通り」という名前のアメリカと日本がハイブリッドに融合した商店街が横須賀にある。
横須賀は海軍カレーの街として有名だけど、最近ではヨコスカネイビーバーガーもご当地グルメとしてプッシュ中。
どちらも海軍由来のご当地グルメ。そう横須賀は軍港の街。
最近に始まったことではなくて、幕末からの長い歴史の中で横須賀は軍港として発展してきた。
そんな軍港の街で、横須賀中央駅から汐入駅を繋ぐ商店街がどぶ板通り。
どぶ板通りという名前は、明治時代ここに流れていたどぶ川に、海軍工廠でつくった厚い鉄板で蓋をしたことが由来らしい。
それって、暗渠。だよね。
暗渠好きは、暗渠と聞くと、下に流れているであろう水の流れを想像したり、往時の風景に思いを馳せて、蓋をされてしまった通りの微妙な蛇行にいちいちうなずきながら歩ったりするもの。
しかし、まだこの下にどぶ川は流れているのだろうか…
そんなことを思いながら歩く、夜のどぶ板通り。
カラフルなネオン、スカジャン、プールバー、多国籍のサイン。
全長300mの異空間。
飲料のベンダーすらも、他にはない独特の文化。
昭和の頃からそんなに変わっていないかもしれない。
どこか懐かしさや既視感を内包した通りの景色。
映画のセットに飛び込んだみたいな非日常的空間は、夜にこそ際立つのだ。
日常はセレンディピティ。
では、また。
サポート、ありがとうございます! 撮影してきて欲しい場所などあればリクエストください。 飛んでいけるところなら、できるかぎり飛んでいきます♪