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【詩】心象の詩


雪原の森

photo  by  susumu78  

雪氷化粧

雪原に広がる静寂の時
冷気が張りつめる
時のしらべがゆっくりと
雪原をさまよい
悲しいしらべが
森に凍てついていく

今という時が虚ろで
悲しそうに見えるのは
想いが 重すぎて
淡雪に 沈んでゆくから
 
かなしみの上に 
新しい淡雪が
悲しい記憶を
想いを 隠していく

ゆっくりと ゆっくりと
時のしらべが
冬の終りを 奏でてる


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