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一人帰り

息子は自閉症スペクトラムで、現在特別支援級に通っている、小学校三年生。

うちの支援級は親の送迎も普通であるが、息子はなんとか練習の末(うちから15分弱かかるが)登校はクリアして一人で通っている。学校の門をくぐるとお知らせメールが来るシステムに入っているので、メールでタイムを確認すると、13分くらいで入っている!嬉しいような心配なような。

あとは帰りだ…

放課後デイのお迎え以外は私が迎えにいっているのだが、今年こそなんとか一人で帰ってくるようにしたい。夕方は交通量も増えるので心配…ではあるが、いつかは通るこの自立の道。週二日、頑張れるかな。

本人に聞くと、

「大丈夫だよぉ〜、行きの反対でしょう?ぼくおぼえてるからぁ〜」

とは言うが、違うんだって。朝と夕方、行きと帰り。見え方や人の量が違うんだって。じゃあ、月曜日から練習しようか。

「えーわかったー。大丈夫なのにぃ〜」

あんなに母の手をギュッと握って離さなかった子が、母の手を振り解こうとしている。あんなに保育園行きたくないと言っていた二歳の君がもう九歳で、しっかりと自分の足で学校に行ってきます!という。

いつのまにかこの子は成長していたんだな。あまり心配しすぎてもな、と言う気持ちと、やはり心配な気持ちと。寂しいような嬉しいような。

これが子育ての嬉しさとせつなさかな…

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