見出し画像

「恥ずかしい」気持ちの芽生え

最近何だか不安定な我が家の長男。
幼稚園の生活も安定しないので、まあ、致し方ないとは思いつつ過ごしています。

現在長男は、お弁当の時間をみんなと過ごせずに、廊下に設けてもらったスペースで食べているそうです。
そのことについて。

5月11日から始まった自主登園。
それまでは預かり保育での登園だったので、クラス活動が始まったのはつい最近の話。
環境の変化なのか、様々な活動の後に教室に入れないことがあったようで、本人の強い希望のもと廊下の一角にスペースを作ってもらってそこで過ごすことでクールダウンにしているみたいです。

それを作ってもらってから、時々そこで過ごしたいと希望がぼちぼちあるようだ。
しかし先生的には活動の時間とそうでない時間の区別のため、活動はみんなで、と区切っているとのこと。

ただ、お弁当に関しては今は1人でもOK、無理に混じらせず徐々に混じれるようになれば良いとの方針である事を教えていただいた。
最初から無理に集団に入る事を求めず、1年というスパンで見て、卒園式やその前の発表会に参加できるようにしていくためだとか。

5月13日か14日に、私は長男に尋ねた。
お弁当の時に廊下のスペースを使ってるのはどうしてだろう?と

すると、
お昼ご飯の頃になると疲れてくる。
そうすると僕から疲れる菌が出るんだ。
みんなにその菌をうつしたくない。

といったお返事を貰った。
「菌」が何かわからなかったけれど、何かしらお弁当の時にみんなと食べたくない、一緒にいられない理由があるのだなあと感じた。
人間誰しもそうだとは思うけど、行動の裏には必ず理由がある。
長男は謎の行動をたくさんするが、全てちゃんと本人なりの理由があるのだ。

日付が変わったので昨晩になるが、我が家のパパが長男とお風呂に入った時にも聞いてみた。

そこで返ってきたお返事が、
お弁当の時間におならが出てしまい、みんなに笑われてから一緒にお弁当を食べることができなくなった。
だった。

そうか、長男に「恥ずかしい」という感情が芽生えたんだとハッとした。
ここ半年〜1年の長男の感情の芽生えは様々あった。
私に甘え泣きをしたり、悲しくて涙を流す、悔しさを覚える、寂しい気持ちを感じ出す、等、
それまでは全てあっけらかんとしていた事象が変化していった。
ここに来て、また1つレベルアップしたのだ。

長男はレベルが上がった、「恥ずかしい」を覚えた。

パパの話では、その話をした後湯船をバンバン叩いて、怒ったかのような感じでお風呂をそそくさと上がっていったそうだ。
話しているうちに、その時の気持ちが思い出されたのかな。

改めて考えると私に話したことと、パパに話したことも関係があると感じる。

このところ、長男はおならがよく出るようだ。
そして入浴中(湯船に浸かっている時)におならと一緒にうんちが出てしまい、お湯を捨てることになったことが2度あった。

その時に、
うんちが出たのは仕方ないこと。
でも、うんちが混ざったお湯はもう入れないんだよ。
うんちにはばい菌もついているし、長男も誰かのうんちが混ざったお風呂は入りたいなって思わないもんね。
だから流すから、うんちが出ちゃった時は教えて欲しい。
もし、お風呂に入ってておならが出そうだったら、湯船から出てすれば良いんだよ。
外に出たら流せば良いだけだからね。
と説明していた。

おならが出た=菌
につながるのだ。

つい最近も、登園途中でおならが出て、その時もうんちが出てしまった事もあり、
長男の中ではおならと一緒にうんちが出てしまう不安があったのだろう。
みんなの前でおならをしてしまった時はうんちは出なかったかもしれないけれど、お風呂の件があってその時もみんなに菌がうつる、と感じたのではないだろうか。

長男にとって、おならは制御できないもので、その時に一緒にうんちが出る事も制御できず
だから余計に不安なのかな。
おならはみんなに笑われる恥ずかしい事というのも体感したし、元からご飯中におならをするのがよくない事もちゃんとわかっているんだよね。
疲れるとおならが出やすかったり、我慢できなかったりするのかもしれない。

とりあえず、お昼ご飯の謎は解けた。
パパグッジョブだ。
パパもこれは長男の成長だよね、と言う。
本当にその通りだなと私も思う。

これまでは感情がわからなかった事で感じら事なくスルーしてきた事がたーーーくさんあると思う。
年少、年中でのお友達トラブルの内容は大体一緒で、結構辛辣な言葉や態度をお友達から取られてきたようだった。
それも、長男にとっては「?」だったり、相手の気持ちと自分のやる事をつなげて考えるところまではまだ難しい事。
周りのお友達だってつい最近、人の気持ちに気付き出したばかり。

同世代の子たちと一緒にできる事やみんなよりよくわかる、できる面がある点があるからこそ、
感情の成長が追いついていないので、どうしてできないのか、ふざけているのか、と思われやすいのだろうね。
そして、この行動をしたのはどうして?という問いに答えることも苦手だ。
自分のその感情に気付くこと、言葉で表現することが上手くできないので周りに伝えることがより困難になる。

言ってくれたらいいのに。

とつい思ってしまう。
私も今でもつい思ってしまう。
担任の先生もそう思うみたい。

ただ、それが長男本人にとっても出来なくて辛い部分である事はわかってあげるしかない。
まずは私やパパがその思いを聞いてあげられるのなら聞いて、本人が自覚して、
それを繰り返していくうちに自分の感情が何かをわかるようになって、そこから他の人にも話せるようになるのではないだろうか。

長男の気持ちは、事細かに代弁してあげて、その感情はこうなんだよって教えてあげるのがいい。
とアドバイスを貰ったこともあって、そのアドバイスの重要性をひしひしと感じる今日この頃です。

でもね、時々「めんどくさい!!!」って思ってしまうよ。
人と比べることじゃないけど、次男がこれがまた事細かに感情、気持ちを話す子なのもあって(その反面非常に繊細で慎重派)
いやー、教えなくても感情をこれくらい言語にして表現できるって、何て楽なの!!!
と思うよ・・・。
そんな次男も持ち前の繊細さで外ではフリーズしたり、環境の変化には敏感であまり喋らないから
私にはまー、自己主張の鬼と化してそれはそれでめんどくさいけれど、なんと言ってもわかりやすい。

長男の謎解きも、解けた時の爽快感?達成感のような気持ちも気持ちがいいけれど、
日々の生活の中でひたすら謎解きとなると、

疲れる。

疲れるからイライラして怒るし、こんなこと子どもに言うとか態度にするものじゃないのに出してしまったりするんだよなあ。
だから今こそ、適度に放っておくスキルを身につけていきたい。
前回の記事とも関係あるが、心配性の考え方を信頼へ変えていけたら随分楽になるんだろう。

長男は私から見ると問題行動だらけだけど、もう十分に良いことや悪いことも認識していて、
構って欲しいとか好奇心による衝動性で動いていることも気付いてはいる。
だから、信頼してあげて、放っておく。
嫌な気持ちはこのnoteでも紙のノートでも何らかのSNSにでもぶつける。

どんどん成長して、長男自身が新たにぶつかる壁はたくさんあって避けられない。
ぶつかった時に寄り添える場所、そう言う時に助けてあげられる存在になろう。

モヤモヤして夜中に目が覚めてしまいました。
つい不安になって心配してしまうけど、長男なら大丈夫さ。
私だって、きっと大丈夫!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?