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サステナ時代の広報の役割と機能を考えてみよう!のはじまり

はじめまして。こんにちは!

わたしたちの研究会での議論を記録するためにnoteをはじめました。これから2年1期の第2期がはじまるところです。まずは過去2年間の経緯を簡単にまとめてみますね。

なお、文中に企業名がでてきますが、この研究会への参加や発表、議論の内容は、所属組織を代表するものではありません。また、このnoteは運営メンバーの責任で書いているもので、研究会メンバー全員からの確認をえたものではありません。そのつもりで読んでください。

サステナビリティ×広報ってどうなるんだろう?

日本広報学会に「ESG/SDGsと広報」研究会が、たちあがりました。2022年春です。ESGやSDGsの潮流は、企業広報の役割や機能におおきな影響を与えています。その影響や方向性、今後の可能性を議論するために設置されました。

参加メンバーは約20人。企業の広報やサステナビリティ推進担当者、広報・広告代理店やシンクタンクなど外部から企業のサステナビリティを支援する専門家、そしてこの分野に関心をよせる研究者が1/3ずつ構成されました。

やってきたことは、

  • ESGとかSDGsとか、サステナビリティの潮流をどうとらえているの?

  • それをふまえて企業としてどう対応や備えをしているの?

  • これからの企業コミュニケーションで重要とおもうことは何?

みたいなことを議論してきた2年間、12回の研究会でした。順に簡単に経過だけご紹介します。

実践に学び、注目要素を洗い出してみる

基本的には、研究会に参加するメンバーの企業でのとりくみを発表いただき、そこから汎用的にいえそうなことを導き出す作業でした。

企業事例をきいた回の次は、外部から支援する専門家の支援事例をきき、また企業の事例をうかがい、何らかのモデルづくりに取り組みました。自社事例を報告いただいた企業は、日本気象協会、野村総合研究所、味の素、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス、東芝、ネスレ日本でした。社外の立場からは、電通、野村総合研究所、プラップジャパンとオズマピーアールのほか、外部有識者として、ニューラルの夫馬 賢治さんとエンパブリックの広石 拓司さん、それと企業コミュニケーションを専門にする研究会メンバー、東京経済大学の駒橋 恵子さんから話題提供と問題提起をいただきました。

研究会メンバーには、毎回積極的にご発言いただいていましたが、途中でふみこんだアンケートを実施し、意見を集約しました。聞いたことは、事例報告を聞いて気になったキーワードはなにか、ESG/SDGs×広報が担える役割や機能はなにか、今後さらに議論したいテーマや明らかにしたい疑問はなにか、の3点でした。

コミュニケーションは、ぐるぐるサイクルなのだ!

この議論は「モデル化」できるんじゃないか?たとえばこうじゃないですか?とある回の最中にでてきたものを、2年間で3回更新する作業をしました。4つの柱になるコミュニケーション機能と、それらが連続的に循環する姿を描く「コミュニケーション・サイクル・モデル」と仮に呼んでいる図が下記です。その内容は、次の次あたりのnoteで書いてみますね。

コミュニ―ケーション・サイクル・モデルv3(試案)
もちろん、これは未完成!

ところで、2年間12回の研究会のさいごの最後だけ、ハイブリッドで開催しました。全国から参加いただいた研究会メンバーとは常にリモートで会っていましたが、やっぱり会うといいよね~とか、アナログな納得感をもって、第2期に引きつがれます。

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