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昨年のマイベスト映画

2023年に見たマイベスト映画です。『教育と愛国』。衝撃でした。(遅ればせながら、なんですけど)

ややもすると敬遠されそうなタイトルですが(僕もついスルーしそうになってしまった。スルーせずに見てよかった)、本当にひとりでも多くの人に観てほしいと思う作品です。

子育て中の方々もぜひ。本当にぜひ! 僕には子どもたちの教科書を変える力はないけれど、こういう影響に子どもたちが間接的あるいは直接的に晒されていることを知れば、それはもう、家でしっかり情報の補完をしていかなければと思います。

僕が連想したのは、エンデの『モモ』の灰色の男たちのような存在。

うっすらと、姿を隠して、いつの間にか勢力を拡大してしまう、本当に空恐ろしいものの存在が、今の日本(だけではないかもしれないけど)にはあるということ。

「気にしすぎでは?」と感じる人もいるでしょうし、実際、多くの人は確信犯ではないのでしょう。でも、少数の巧妙な確信犯を見破れずに受け入れてしまうことで、どれほどの危機が忍び寄るか?

参政党に惹かれる方々もぜひ。これを観て、「日本人の誇り」について、「歴史観」について、冷静に考えていただきたいと思います。・・・出すぎたセリフかもしれませんが、それでも言いたい。まずは、観てください。

もともと毎日放送の報道番組として深夜にテレビ放映されたものの映画化です。よくぞ、こんな「国家の不都合な真実」を暴くような作品が、深夜とは言え地上波で流せたものだよねと、そのことにも驚嘆。そしてギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞し、映画版は日本ジャーナリスト会議第65回JCJ大賞、日本映画ペンクラブ2022年文化映画ベスト1、日本外国特派員協会「報道の自由賞」にも選出(←鈴木エイトさんと一緒に)。

全国の上映情報が公式サイトの一番下で見られます。

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