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海外のオンライン資金調達イベント

今日、知り合いに紹介されたオンラインイベントに参加した。

メキシコとアメリカの国境沿いの家がない家族を助ける組織を応援するイベント(詳細PDF)。運営団体は、ボランティア組織バーナーズ・ウィズアウト・ボーダーズ(BWB、https://www.burnerswithoutborders.org/)と、プラットフォーム提供団体Alight(https://wearealight.org/)の共同イベント。

知り合いから、このイベントに参加しようって誘われたとき、BWBは、バーニングマン(https://burningman.org/)とのパートナー関係にあり、バーニングマンは砂漠で独特なお祭りを運営する面白い団体であることは知っていたのですが、表面的な派手な活動しか知らなかったので、「えっ、バーニングマンが絡んでるの?」ってかなり驚きました。が、少し調べてみると、いろいろなボランティア活動、慈善活動を活発に行なっている団体でした。

今回のオンラインイベントは以下のようなスケジュールになっていました。

準備、イベント中に、パンケーキのようなものを作るので、一緒に作りたい人は、コーン粉とお湯を準備。

オンラインイベントでは、

1.最初に生演奏でのアイスブレイク(参加者の緊張を解くための、音楽を使っての手の動きの確認)5分

2.参加者ができるクッキング:50分

3.困っている地域のLIVEのクッキング(大勢近くにいて、イベント終了後に、ランチを配ることになっているはず):20分

4.地域の問題点を浮き彫りにするための映画のプレミア上映(2分のトレーラーリンク):10分

5.参加者に、多数決を取ったり、プログラムの大切さを説明:15分

6.お別れの音楽:5分

イベントは非常に良くできていた。まず最初のアイスブレイクは、生演奏で、参加者360人に、歌を披露しながら、「みんな、楽しかったら、指を顔の横で、ピロピロしてみて!」って、練習してみる。「次は、カメラに顔を近づけてみよう!」。恥ずかしがってやらない人もいるし、思いっきり近づけるひともいるし。イベントがアップテンポの楽しい生演奏と一緒に開始。

続いて、アメリカ・メキシコ国境付近に住む人達と一緒に料理する。僕が住んでいる場所は、ちょうど時差が無いので、昼間に一緒に料理を作る。ヨーロッパからの参加者もいて、料理をしないで、映像を見ているだけの参加者も結構いました。料理は、時間が掛かる難しい料理はオンラインイベント中には出来ないので、コーン粉とお湯とチーズを混ぜただけのパンケーキのようなもの(Arepas con Queso)を作る。

慈善活動の資金調達でありがちな、悲しいストーリーを共有して、こんな悲しい人達がいるから寄付しましょうというイベントでは無く、彼らの料理を学び、楽しい時間を提供するイベントというのが驚き。僕もたくさんコーンのパンケーキをたくさん作って、たくさん食べて、食べている顔のアップを、他の参加者と共有。

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パンケーキを手でこねこねして作って焼いている間に、メキシコ国境沿いの村での料理がライブもあり、待っている時間があまりない。本当に時間配分がしっかり計算されていました。ライブでは、ちょっと作るのが難しい地域料理を作っていて、その料理のレシピも共有。自宅のキッチンで、知り合いと料理をしながら、こんな料理あるんだねって、楽しい昼食時間。料理し終わったら、作ったコーンパンケーキを食べながら、映画のプレミア上映。

上映後に、参加者は、PCの画面で「家に一番重要なものは、なんですか」という選択問題を答えることによって、「家族とは何か」「家庭料理とは何か」を話すキッカケを提供。そのあとに、寄付をしたい方は、ウェブサイトでお願いしますと、寄付をそこまで強く要求しない。運営側として、参加者に楽しい時間を過ごしてほしいという優しさが溢れているイベントでした。最後に、生演奏があり、イベントが終了しました。無料で参加できるイベントでしたが、慈善活動を行っているのでかなり勉強になりましたので、記事に残して共有したいと思いました。また、料理には、あらゆる可能性があり、普段の生活に密接に関わっているので、料理の偉大さ、大切さを再認識することができました。

仕事でも、料理とのコラボは、定番かもしれませんが、もう一度、ブレストして考え見ようと思いました。

おわり

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