多様性って、理解することじゃない

こんにちは、すしです。

最近、多様性という言葉をいろんなところで見かけます。

生き方、宗教、人種、などなど。僕たちは一人として同じ人間はいません。全員違う人間です。

だからこそ、その違い、多様性を前提とした考え方の重要性が高まってきています。

これが一昔前だと違いました。例えば、日本人の幸せの形は一つしか存在していませんでした。男性は少しでもいい大学に進学して、少しでも大きな会社に就職する。女性は勉強なんてする必要はなく、結婚したら家に入る。こんなようなことが唯一にして絶対の幸せだった時代もあったようです。

しかし、今は人の数だけ幸せの形もある時代。

それぞれがそれぞれの生き方、考え方を持って生きているこの時代において大事なことは、多様性を重要視することです。いろんな人がいるということを前提にして、思考することです。

しかし、それは自分とは違う考え方を理解するといった大それたことではありません。そんなハードルの高いことではないと僕は思っています。

ただ、否定しない。そういう考え方もあるよね、人それぞれだもんね、と自分と違う存在を認めるだけの話だと思っています。

最近のSNSを見ていると、このことが出来ていない人が多いように思えます。僕には、自分と違うというだけで攻撃的になることを理解することが出来ないのですが、きっといろいろな事情があって他人の存在を受け入れることが出来ないのでしょう。

一昔前ならそれでよかったのかもしれません。幸せの形も生き方も、基本的には正解が一つしかありませんでしたから。それ以外には価値がないとされていたので、自分がその正解を持っていたとしたら、それ以外を否定しても問題なかったのかもしれません。もちろん、不正解だからと言って否定していいわけではないのですが。

しかし、今はいろんな価値観が入り乱れている時代。それぞれがそれぞれの幸せを追求して生きている時代。そんな時代を生き抜くために必要な考え方は、何か一つの正解を他人に押し付けることでも、自分の正解以外の考え方を否定することでもありません。

理解せずとも、ただ、他人の存在を認めることです。否定せずに、共存することです。

と言いつつも、この考え自体も、僕の考えというだけの話です。僕は自分の考えを誰かに強要するつもりもありませんし、僕以外の考えを否定するつもりもありません。

ただ、いろんな人が嫌な思いをせずに生きるためには、そのような考え方がベースになってもいいとは思っています。

それではまた！