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離人症20年やってわかったこと

離人症を20年以上やってきて、最近やっとわかったことがあった。
それは「緩む」ことが私の離人症への最適解ということである。今のところ。

離人症に対しては、ほんとうにいろんなことをやってきた。
なんたら療法から人生観まで真面目に書き出すと100個はやったんじゃないか。

その中にもちろんリラックス法もある。
カウンセリングで教えられるものと、一般的に言われているもの。

リラックスは、たしかに良い。
自律訓練法(なんか自己暗示して体の緊張を取るやつ)、呼吸法、瞑想、ヨガ、マッサージ、お風呂、アロマ、音楽、スピリチュアルなどいろいろやった。

リラックスはたしかに良い。リラックス「できたら」の話だ。

それはそれはプロから素人までいろんな人に言われた。
「◯◯してリラックスしてみてください」「◯◯したらリラックスできますよ」と。

できなかった。

できないのに、一生懸命していた。リラックスを試みることは、ストレスだった。
五感と認知に現実感がないので、音やにおいや感触がうまく入ってこなかった。

うまくリラックスできないというストレス。
「やり方が違うかのかも」とそれでも取り組むストレス。
「続けられない自分が駄目なのでは」というストレス。
私の離人感はこんなに強固なんだというストレス。
じゃあ、もう治らないのではというストレス。

リラックス法をやめたところで、勿論いつもどおりしんどい。

私は離人感と同じくらい緊張が強い。
昔はその関連性がわからなかったが、今ではしっかりその2つが結びついていることがわかる。

「複雑性PTSDによる過緊張」という自分の納得できる見解に辿り着くまで多大な時間を要した。
まぁ、複雑性PTSDで離人症で緊張がある人でも、私ほどコゲついてることになってる人は多くないかもだし、別にリラックスできますよって人も普通にいると思う。

で、ここからが肝心。
私には「リラックスする土壌ができていない」のだ。
リラックスする準備が整っていない。そして、そこを指摘してくれた人はほぼいない。

岩なのかってほどガチガチの土に水を注ごうとしても入っていかない。
緩むために緩むことが必要なのだ。

じゃあどうすればいいかっていうと、それは多分「緩んでもいいと納得すること」だ。
どう納得するのかといえば、トラウマや解離について本を読む。ネットで調べる。専門家と話をする。

そうしたら、私は少しずつ緩むことができるようになってきた。離人感の強さは全く変わらないけど……。
自分の症状の仕組みと正体を、なんとなく理解できた。
医学的なところは全くわからんが、少なくとも心で何が起こってこんなに凍りつきマンになったのかは、なんとなくわかった。

何がわかったのか?
それは、
「子ども時代のいろんなストレスで体がビビったまま戻らない。いまはもう緩んでも大丈夫」といったことである。

今のところのおすすめの本はコチラ↓

・『トラウマのことがわかる本』
・『解離性障害のことがよくわかる本』
・『「安心のタネ」の育て方』

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さらに詳しいSE™療法について

こちらの理論については、懐疑的な人もいるらしいが、正直私が治りさえすればそれでいいと思ってるので、好きな説を信じてほしい。

あんまり薬が効かないタイプの私だが、発達障害の薬(ストラテラ)を飲んで思考が整理されるようになってから、前より文章が書けるようになってきたので、まとめたらエッセイにしたい(昔から言ってる……)。

ちなみに今はもうストラテラ飲んでない。今飲んでる精神科の薬は睡眠薬と漢方だけ。
漢方はイライラ対策のやつ。自分で、どれが良いか調べた。1ヶ月飲んでるけど、効いてるかはまだわかんないや。

つづく。

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