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不甲斐ない、敗北

アジアカップ 準々決勝 日本vs.イラン

負けました。完敗です。

選手、そしてサポーターの皆さんお疲れさまでした。
この記事を通してみなさんと意見を共有していきたいと思っています。

まずは何から話したら良いのか…と途方に暮れてますが…

ピッチ内のこと、
ピッチ外のこと、
これまでの日本サッカー界、
これら全てにおいて見て見ぬふりしてきた問題が、こうやって自分たちのサッカーにブレーキをかけているじゃないか、と。

◎イラン戦 評価


イラン戦を振り返っていきます。
スターティングラインナップ

       上田綺世
  前田大然 久保建英 堂安律
     守田英正 遠藤航
伊藤洋輝 冨安健洋 板倉滉 毎熊晟也
       鈴木彩艶

選手それぞれ10点満点中の評価をしてみました。
上田綺世 5/10
前田大然 6/10
久保建英 6/10
堂安律  5/10
守田英正 7/10
遠藤航  7/10
伊藤洋輝 3/10
冨安健洋 8/10
板倉滉  3/10
毎熊晟也 5/10
鈴木彩艶 6/10

三笘薫  4/10
南野拓実 4/10
浅野拓磨 -
細谷真大 -

※勝敗とは別に、チーム内での相対評価であるというのと、そもそも選手たちの能力が最大限発揮されるような構造が監督コーチ陣によって作られていないという点もあるので、単純に選手個々のパフォーマンスにフォーカスして評価してます。

いち一般サポーターの意見ですが、やっぱり選手たちの本来のパフォーマンスを知っているので、今日だけじゃないですけどこういう内容の試合を見ていると不甲斐ないし、やるせないなと感じてしまいますね。

1.ピッチ外のこと、これまでの日本サッカー界


今回の敗北の最も大きな原因は、選手たちのどうこうではなく、それぞれの良さを最大限発揮できる配置をしない森保監督並びに名波前田といったコーチ陣にあると思います。

我々ファンはいつまで出たとこ勝負サッカーを見続けなければない?
トップの人間はいつになれば学ぶんだろうか。
ワールドカップでも、ドイツスペインに勝って、でもコスタリカやクロアチアには負けてる。目標は何も達成していない。課題もあった。
個として能力の高い選手が台頭してきて、自分たちが主導権を握って強者としてのサッカーをしていこうと目線を揃えた。
新たなコーチ陣も加えて迎えた次なるフェーズ。親善試合連勝続きにアジアカップ、ごたごたしながら準々決勝敗退。(←いまここっす。)

サポーターも結果に振り回されながら、勝ったら森保監督名将、負けたら解任しろなどと言っているけど、勝ち試合も負け試合もやってること同じですからね。それぞれの特徴など特に考えず頑張れる選手配置してあとは選手任せ。サポーターが一喜一憂するのは何も問題ないかもしれないですが、これを日本のサッカー界のトップの人間が同じく一喜一憂してるような戦い方をしているのが問題なんです。
結局日本代表の監督コーチは、今回みたいな強い相手に勝てるような、選手を生かせる戦術も策も無ければ修正力も無いんですよね。

持論として監督はモチベーターが務めるべきだと思ってるんです。
(モチベーターであり戦術家であれば、それが一番良いのですが)
だから森保監督も全部が悪いとは言わないです。森保監督だからこそ成り立っている部分もあるので。でも、攻撃面守備面もっと良くする為にと招聘されたコーチ陣は、叩かれても仕方ないですよね?プロの世界は結果がすべてとよく言いますが、この人たちを招聘して、日本代表が勝ち得た結果って無いんですよ。本来勝てるはずの試合を落としたり、勝率を下げる戦い方をさせているピッチ外の人間が変わらない限り、選手たちの質頼りのサッカーは変わりません。
どれだけ食材が良くても料理人が無能だと三ツ星は取れないですから。

2.ピッチ内のこと


強さとはスーパーゴールとか相手のミス待ちのサッカーではなく、いかに再現性のある組み立てや得点を増やせるかです。

日本の武器はサイドのウイングからの攻撃です。今となって日本にはワールドクラスのサイドアタッカーが揃っていると自信をもって言えます。
その三笘薫や伊東純也にどうボールを繋ぐかが大事になってきます。ただ単にボールを預けるのではなく、いかにウインガーが仕掛けやすい環境を作り出せるか、そしてその回数を増やせるか、ということです。

日本がなぜ勝てないか、それはウインガーが仕掛けられる状況を作れていないからです。
そして今回はそもそもサイドで突破できる選手がいなかったですよね。
堂安や久保は中央に入っていて関わるタイプだし、前田はサイドの1対1で突破するというよりかは、裏抜けであったり、特に今回のイラン戦では守備で貢献するシーンが多かったです。後半三笘が投入されましたが、左サイドバック伊藤の立ち位置が高すぎたこともあり組み立てが停滞し、彼にボールがあまり渡りませんでした。それは冨安などディフェンダー同士でも声を掛け合うべきだし、外から見ている人間も早く気付いた方がいい。

〇日本が前半勝てていた理由
前からの連動的なプレスが機能していたことが一つです。相手のサイドにボールが渡った時に上田、前田など前線の選手と中盤の選手がそれぞれマークをつきながらプレスをしていくことで相手陣内でボールを奪ったり、クリアボールを回収したりと積極的な守備で相手を上回っていましたね。

〇後半失速した原因
久保の交代が一つです。前半は組み立てが停滞したときに久保がスペースでボールを受けて、個で打開したりボールを捌くことで上手くマイボールの時間を作れていました。後半彼がいなくなったことでその役割をする人がいないというのは日本にとって痛かったです。
そして相手がロングボールを放り込んでくるようになったことと、最も大きな原因が、無理に日本がつなぐサッカーを選んだことです。
この試合に限らず、日本の弱点はロングボールの対応でした。オフサイドに救われた場面もありましたが簡単に蹴られたボールが何度もピンチに繋がっていました。
終盤になって相手が勢いをもって前からプレスをかけてくるようになり、日本はキーパーも含めながら無理にボールを回しました。配置が整っていない日本は低い位置でボールを失う回数が増えて、結果的にゴール前でのゴチャゴチャがPKを招きましたね。もちろん板倉の調子も良くなくてミスは目立つけど、そこに到るまでの空回りした戦いに問題があると思ってます。
もういい加減に、
蹴るサッカーが悪で、繋ぐサッカーが正義みたいな風潮排除するべきです。

こういうのも本来なら試合中必死になってボード見ながら修正策話し合ってるコーチ陣が必要なんですけどね…

また同じことの繰り返しかと、何も改善されていないなと考えてしまいました。

いやでもしかし、冨安も怪我無く終われたし、三笘のコンディションも戻ったみたいだし、あとはイナズマ純也が帰ってくることを願うばかりです。
これについても色々文句言いたいんですけどね笑

こんなところで僕は寝ます。皆さんお疲れさまでした。

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