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サーフィン歴24年!夢はハワイで寿司を握れるサーファー

2016年12月「第131期ディプロマコース(現 江戸前寿司集中特訓コース)」を卒業した尾崎一貴さん。飲食業のプロとして和食から洋食まで幅広いジャンルで18年の経験をもつベテラン。また、ライフワークのサーフィンは24年続けている。

45歳のとき、もう一度海外でサーフィンを中心にした生活がしたい、と一念発起、これまで培ってきた飲食関連の経験値に寿司の技術を身につけようと東京すしアカデミーに入学。

2ヵ月後の卒業時には念願のハワイでの就職が決まっていたが、トランプ政権による方針変更があり就業ビザが下りなかった・・・が、この荒波にも屈することなくパドリングする尾崎さん、東京すしアカデミーの講師アシスタントをすることに。

そしてこの5月から、メニュー開発とスーパーバイザーとして「築地鮪伊助」に就業、新たな道を歩み始めた。教わる側、教える側の両方を体験した尾崎さんに聞きました。

※この記事は2018年5月に東京すしアカデミーのWEBサイトで公開されました。

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Q:生徒の立場で東京すしアカデミーの授業はいかがでしたか?

尾崎さん:入学まで都合17年間飲食関連で働いてきて、刺身の盛付、魚の扱いなどの経験はありましたが寿司は初めて。すべてが新鮮ですごく勉強になりました。

職人の世界では先輩の所作をみていろいろ覚えていくものですが、コースではひとつひとつの動作の意味からレシピまで具体的に教えてくれるので飲食がはじめての方でも短期間でノウハウが身に付くのも納得です。

Q: 講師アシスタントの立場から生徒さんとのコミュニケーションはいかがでしたか?

尾崎さん: 皆さんモチベーションが高く、特に海外を目指している方のモチベーションの高さには同じ目標を持つ自分も大きな刺激を受けました。アメリカを目指す方には政治的にはまだ厳しい時期が続いていますが、腕を磨き続けて諦めずに頑張りましょう!

編集後記

寿司職人として匠の道を目指す方、ライフワークや生活の充実を確保する糧として寿司技術の習得を目指す方、寿司を通して様々の生き方がある。尾崎さんは典型的な後者のスタイル。

まず最初にサーフィンありき、サーフィンのメッカであるハワイやオーストラリアに移住したい。そのための手段として飲食業を選んだ。そして海外では日本人であることが価値である寿司技術習得を目指した。

当年48歳、浅黒い肌色、そしてTシャツになると露わになるパドリングで鍛えられた上半身の筋肉、全身から発している躍動感は24年前の尾崎青年と何一つ変わっていないのだろうと感じた。

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