【詩】手相占いについて
あるとき、ふと
自分の左手の手のひらを
焼けるほど見ることがある 。
「今日もまた変わらなかったかっ」
自分のその左手の
生命線たるものは、
いつ見ても短いままだ。
私は舐めるようにして
また自分の手のひらを見続ける
いっその事
針かなんかで伸ばしてやろうか?
生に執着する私
VS
人生の儚さを告げる手相占い
糸が途切れるその日まで
私は私だ、くたばるもんか!
たとえそれが人よりほんの少し
訪れるのが早いとしても!
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