月報_202209_転職初月

9月前半

新卒入社した会社で3年半働いて、転職した。次の会社には9月入社だったので、本来なら9/1の木曜から働くはずだった。が、その直前に濃厚接触者になったことが判明し、メールで配属予定の上長と相談の上、9/1-2は自宅待機となった。8月後半から有休消化で夏休みしていたが、思わぬ形で夏休みが延びる形となった。

都の基準と照らすと、無症状の濃厚接触者の待機期間終了日が9/2で終わる計算だった。それに、その前にPCR検査を受けて、陰性である旨も判明していた。9/3-4にLADY GAGAの来日公演があり、LIVE参戦は諦めかけていたのだが、「無症状であること」「PCR検査を複数回やって全て陰性だったこと」「抗原検査を複数回やって全て陰性だったこと」「都の基準に照らした待機期間がちょうど9/2で終わること（これが一番ラッキーだったし、ありがたかった）」を鑑み、LIVE参戦は決行した。

また、気圧が低く、天気が悪い日々が続いていたことと、8月末に起こした持病の発作が続いていて、具合は良くなかった。私の持病は、患者数は多いものの原因は判明していない類の病気で、おそらくストレスが要因だろうとされている。薬を飲んだ上で規則正しい生活をすることしか予防策がない病気なので、この数日は栄養バランスの整ったものを食べて、良く寝ていた。

10年以上好きなアーティストが、8年ぶりに来日公演を行うということだったので、張り切って両日ともチケットを取った。LADY GAGAのLIVEは最高だった。商用目的でなければ、写真や動画がOKだったので、超撮った。2日間ともセットリストは同じで、演出も同じだったが、Born this wayで泣き、Stupid Loveで超踊り、もう最高だった。LIVEの2日間は、一回だけ発作が出たが、あとは乗り越えられた。会場のベルーナドームが、私の家から比較的近いことも、ラッキーだった。

ただ、初出社の5日からその後数日間は毎日のように発作が起きて、出社初日から休憩室で横にならせてもらったり、冷や汗ダラダラかいて挙動が不審だったり、散々な中途入社デビューだった。今思うと、一気に大量の情報をインプットしたこと、大量の人に挨拶回りをしたことで気疲れして、そこに数日続いていた持病の発作が重なり、体調最悪になってしまったものと思われる。

持病と、人酔いが合わさってしまったということなのかもしれない。

9月中の平日昼間は、ものをあまり食べられない日が続いた。特に炭水化物を食べてしまうと、発作が出て午後仕事にならなくなってしまうので、昼はサラダチキンしか食べられなかった。夜も炭水化物は怖くて食べられなかった。夜はスープを飲んだり、サラダを食べたりしていた。9月で痩せた気がする。

環境としてはすごく恵まれていて、ありがたかった。体調悪いことを早めにカミングアウト（というより、体調悪い様子が露呈してしまった）ので、むしろ何も繕うことができなくなってしまった。具合が悪ければ休憩室で休んでいいし、出社がしんどそうな日があれば、当日連絡でもいいから在宅にして良い、とのことだった。周りの人たちは残業はほどほどしかしなくて、前職のように毎日22時や23時まで残ることは無いようだった。（「〜という働き方をしてたので、20時とかに家にいるのが不思議な気分です」と言ったら、「そんなこと本当にあるの？」と本気で信じられないような顔をされた）

上長などの周りの人は「これから社会人生活長いんだから」「無理して倒れたら勿体無いから」といって、すごく良くしてくれた。

一番ありがたかったのは、上長の奥さんが私と似たような症状を持っていて、奥さんの体調と私の体調がリンクしていることだった。奥さんは偏頭痛持ちらしく、気圧の低下に伴って具合が悪くなる。私はめまいの発作持ちで、これも気圧の低下に伴って具合が悪くなる。上長からすれば、奥さんの体調と私の体調がリンクしているのでわかりやすいし、私からしても、自分の症状を良く理解してくださるし、なんなら奥さんが「齋藤さん大丈夫？」とまでおっしゃってくださるようで、ありがたいにも程がある状態だった。

業務については、研修と称して、さまざまな部署の方々から話を聞いてばかりの日々だった。社内ルール、業務内容、キーマンの把握、ばかりが求められる日々だった。

9月後半

後半になって、少しづつ実際の業務にも手を出し始めた。というのも、転職したてで手持ち無沙汰な状態になるのが嫌で、上長に「わからないことはどんどん質問させてもらうので、私に投げられる業務は投げてくださるとありがたいです。きちんと報・連・相はするようにします」という旨を伝えたからだった。

それ以降、どんどんと仕事を振ってくださるようになった。ゲーム会社である前の会社と、マスコミ系の会社である今の会社は、業種は違うが、私が入った部署ではあまり仕事の内容は大きく変わらない。ので、契約書を作ったり、下請法の該当性を判断したり、という業務は共通していて、会社のルールやお作法を抑えれば、ある程度の仕事はし始めることができた。

口頭でたくさん説明していただいた上で、仕事を投げてくださったので、割とすんなり仕事ができるようになってきたように思う。まだ限定的な案件しか触っていないので、少しづつ仕事の幅を広げていきたい。

9月後半になると、少しづつ体調も安定し始めた。環境や仕事に慣れてきたことと、毎日9-10時間くらい寝る生活をして疲労回復に勤めたことがおそらく功を奏しているようだった。この期間、何回か飲み会に誘われていたのだけど、あまりにも体調が不安定だったので、全て断ってしまった。退職直後で、私を囲む会として開催してもらうはずだった前職の方達との飲み会もあったのに、私の体調起因でキャンセルしてしまったので、本当に申し訳なかった。「落ち着いたらいきましょう」というぼんやりした決まり文句で、おしまいになってしまったので、今更「あの時は失礼しました、落ち着いてきたので、飲み会を」とは言い出しづらくなってしまった。