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ミッション:ホストファミリーの家まで自力で向かえ!前編

ここまで留学準備のための堅い話が多かったので小休止で僕の留学初日の話をします。

ここまでの記事で学生ビザの取得、海外保険の契約を代理店がやってくれるところを自分でやった話はしましたね。


僕が利用した留学ジャーナル。実はそれだけではありませんでした。

現地の空港からホストファミリーの家の前まで送迎してくれるサービスまで見積もりに組み込まれていたのです。いやあ、大手ってすごい、、!

でも過去記事を読んでいる人はこの後の流れは予想できますよね?

またまた父の声によく似た天からのお告げ、、、もういいや。父からの言葉が勢いよく降ってきました。

「あほか!自力で行ってこい!!死にゃあせんわい!!!」

1 初めてのヒースロー空港

僕は実家の広島の空港からシンガポールへ。シンガポールからイギリスへと向かいました。シンガポールのトランジット時間を利用してマーライオンを見に行ったことも良い思い出です。

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イギリス、ヒースロー空港へは早朝に到着。窓から見える景色は若干曇っておりイギリスに来たな~という感じがしました。

長時間のフライトだったため、トイレを済ませたり歯磨きをした後に荷物を受け取り空港をウロウロしていました。

お店の看板や案内あるもの全てが英語表記!少し圧倒されていましたが、ここでの新たな生活にワクワクしていました。

加えて、僕にとってヒースロー空港といえば大好きな映画ラブアクチュアリーの聖地!ここでヒュー・グラントやアラン・リックマン、キーラ・ナイトレイが撮影していたと思うと感動でした。

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2 VS公衆電話

さてさて、ヒースロー空港は首都ロンドンにある空港。ここから僕が生活するオックスフォードに向かわなくてはなりません。その前にホストファミリーに無事に空港へ着いたことを伝えようと思いました。

なぜか海外の公衆電話を使ってみたいと思い、英語力もないのに電話の前へ。ここであることに気が付きます。

硬貨を持っていない。

日本でいくらか両替をして現金は持ってきていましたが、もちろん全て紙幣。忘れてた~と思いつつ公衆電話を眺めるとなんと

硬貨が公衆電話の上に!

おそらく誰か旅行客が使わなくなった硬貨を置いていったのでしょう。いや~世の中やっぱり助け合いだよな~と思いながら硬貨を公衆電話へ投入すると チャリンチャリン、、、 なぜか戻ってくる硬貨たち。きっと日本の1円玉や5円玉のように対応しない硬貨なんだな~と思い、その場にあった硬貨を全て試してみることに。

チャリンチャリン、、、 しかしすべての硬貨が返ってきました。

ええ~と思いつつ硬貨をよくよく見て見ると、そこに記載されていた文字が

アラビア語。

きっとこういう時に言うんでしょうね。SHIT!!! おとなしくメールで空港に着いたことを連絡しました。


3 I want to go to Oxford

ホストファミリーへの連絡も終え、まずはヒースロー空港から出なければなりません。実はこの時空港からオックスフォードへ電車を使うのかバスを使うのかもわかっていませんでした。(大問題だろ、、)

とすれば、やることはただ一つ。人に聞く。

こうして空港職員さんに質問を試みました。記念すべき最初の現地での英会話です!

ホストファミリーの住所が書いてある紙を見せながら

Excuse me. I'm from Japan. I want to go to Oxford.

なぜ日本出身まで言ったかというと英語があまりできないことを伝えたかったからです。

ふくよかな女性のスタッフさんは快くオックスフォード行のあるバス停への行き方を教えてくれました。ここでかなり幸運だったのがそのバス停が近くのエレベーターを降りればすぐだったことです。

実はオックスフォード行バス停のターミナルは限られており、到着したターミナルが別だと空港内の電車(無料)に乗って移動する必要があったのです。僕がたまたま到着したターミナルはそのバス停がある所でした。留学後半はこの空港移動も慣れたものでしたが、初っ端にこのターミナルに降り立ったのはただただ幸運でした。

日頃の行いって大切です。


4 I will not back to this airport

バス停に到着した僕は近くのカウンターでバスチケットを購入することにしました。ここでも同じようにホストファミリーの住所を見せながら

Excuse me. I'm from Japan. I want to go to Oxford.

店員さんは了解というように頷くと何か僕に聞いてきました。すぐには聞き取れず聞き返すとどうやら片道、往復どっちのチケットが欲しいか聞いているようです。

もちろん僕が欲しいのは片道でしたが、当時片道なんて英語知りません。(後々Single Ticketとお願いするようになりました。)

とりあえずここには戻らないと伝えたかった僕がひねり出した言葉は

I will not back to this airport

全然かっこよくないターミネーターのようなセリフに、店員のおばちゃんも苦笑いしながらチケットを渡してくれました。笑


そしていよいよバスに乗り込み出発です。

出発する前に運転手さんにまたもや住所を見せながら

Excuse me. I'm from Japan. I want to go to here.(ちょっと変えた)

もはやこれの一点張りでしたが、運転手さんはここには行かないけど近くに来たら教えるよとやさしく声をかけてくれました。

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その時のバスのチケットです。上にSingle(片道)と書いてありますね。


ちなみに、相手の言っていることがちゃんと聞き取れたの??と思う人がいます。
正直何言ってるか感覚でしかわかってませんでした。要はハートです。ハート。

もしもこの記事が有益なものであると感じたら、是非他の方への発信をしていただけたらと思います!