お耽美作品が好きなんだ - 2023/06/13 日記#171

・耽美ってどうにもレトロらしい。

・私はデジタルなイラストや映像が好きではなくて、あまり美しいとは思わない。味がなくてつるっとしていて、色気がないな、と思う。

・音楽もそうかも。EDMなどの電子音には色気を感じない。

・戦場のメリークリスマス

・私のすきな人たち、みんな戦メリが好き。

・これ、別にお耽美作品じゃないし関係なく好きな人もたくさんいるだろうけど、その手の人達には爆ウケしてると思う。なぜなら私と私がすきな人たちにウケてるから。

・説明を削ぎ落とし、おしゃれな画角も一切なく、限界な男たちが溢れてるどこまでも無骨で汗くさい作りなのに、なぜか映像美、音楽美が溢れている。不思議な作品。

・地元でももうすぐ再上映が始まるんだ。楽しみ。

・家族の肖像

・これも別にお耽美作品ではないんだけど、妖しい魅力を持った美青年に晩年を迎えた孤独な教授が振り回されている姿は本当に最高。

・恋なのか性なのか友なのか親子なのか、その関係性はよくわからないけど、とにかく2人は惹かれ合い人生の最後にようやく片割れを見つけた、そんな感じ。

・同じヴィスコンティの「ベニスに死す」はまだ見れていないのだけど、こっちのほうがお耽美劇っぽいのかな。

・永遠に僕のもの

・これは、主題は絶対そっちじゃないんだけど、あえてお耽美に寄せた邦題の意味に気づいた時、衝撃を受けた。見てる最中に該当シーンに出会って、そういうことか……と納得した。

・今も、いつでもむちむちで可愛い主演のロレンソ・フェロ、この時は長めの髪型と少しほっそりした体型も相まってとにかく美しい。

・ちなみにむちむちのロレンソ・フェロは「ファナティコ」で浴びれるので是非。

・全然関係ないけど、ロレンソ・フェロが好きな人、おっきくなったノア・ジュプも好きだろ。私は好き。子役の頃もめちゃくちゃ好きだけど。

cr.hollywoodauthentic

・少女椿

・この界隈では言わずと知れた名作。でも私の美しきボーイズラインナップの中では、これだけがっつりガロ系寄りだね。どこまでも、誰も救われない最悪さ。

・我々のような者は、とにかく鞭棄さんが好きだろう。そうだろう。私が好きだから。

・両腕がない→良い。火傷で顔を覆っている→良い。学ランに帽子→良い。ロリコンレイプ未遂→良い。全部が良すぎる。

・風と木の詩

・これもお耽美作品といえば必ず名前が上がる作品。

・わたしはドラマ版「きのう何食べた」に登場する妄想ジルベール役を許せないくらいジルベールへの理想が高くて、彼のことが好き。もちろん、セルジュのことも。

・この作品と対をなす「トーマの心臓」は小説版しか読んだことがなくて、実はあまりハマらなかった。今読んだら変わるだろうか。

・ライチ☆光クラブ

ゼラ!ゼラ!ゼラ!ゼラ!

・東京グランギニョルの舞台作品から、漫画、アニメ、映画、舞台逆輸入など、異例のヒットを遂げたお耽美劇。

・アングラ演劇って本当に最高なので、もっとこういう作品が生まれてほしいけど、まあ無理だろうな。

・残酷で純粋で血なまぐさい少年たちの物語、嫌いな人いるんか?

・TRUMPシリーズ

・元々は大阪の劇団ピースピットにて、なんちゃってお耽美劇(笑)として生まれた「TRUMP」が、2013年、まさかの本物のお耽美劇としてリメイク、現在のTRUMPサーガが始まった。

・これも自由奔放な美少年に振り回されるジジイ(不老不死だし)の話かも。でも私はアンジェリコ様が好き。

・絶対絶対まだ「TRUMP」を知らないこの世界がすきなオタクっていっぱいいると思う。早くこれが好きな人達にたくさん届いてほしいから、コミンプは今すぐアニメ化してほしい。


・一般文学には本当に弱くて、やっぱり三島や谷崎もここに入るんだと思う。いい加減ちゃんと読みたい。

・こんなんも随分前に買ったんだけど、結局まだ読んでない。

・漫画だと先日読んだ「口紅」や中村明日美子作品も中々お耽美系な気がするね。

・この辺もかなりおすすめ。

・映画だと「モーリス」とか「アナザーカントリー」「キル・ユア・ダーリン」とかも入るんだろうか。あとグザヴィエ・ドラン作品とか。

・まぼろし博覧会は本当に近いうちに行きたい。今年は沖縄にしちゃったし、京都も行きたいけど、伊豆も行きたい。

・こうしたカジュアル展示だけでなくガチの秘宝館も行ってみたいし、廃墟も大好き。軍艦島にも興味ある。

・この手の耽美趣味というのは、退廃的で朽ちる美しさに魅了されているのかもしれない。しかも、最盛期のうちに。

・ルッキズムや優生思想が問題視される世の中で、私自身も世間のその風潮には賛成なのだけど、それはそれとして、とにかく美しい作品を見たいという欲望は一生捨てられないと思う。

・美しさというのは時代によっても人によっても変わる概念で難しい。

・現実を生きる私達と、とにかく己の思う美を追求した創作物、ちゃんとその境界線を引いた上で、これからもお耽美世界が消えてなくならない世の中であって欲しい。


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