この5年の振り返り、5年後どうなっていたいか、エンジニアリング、精神科医のYoutube、筋トレ

新年に入ってからすでに2回うんこを漏らしていますが大丈夫なので安心してください。

さいきんずっと益田祐介という精神科医のYoutubeを見ている。本人もどこかの動画で言っていたが認知行動療法でも力動的療法でもない臨床のバランス感覚で診断室でやっていることを伝えたいと言っていて、実際それがぼくにとって新しい情報になっていて面白い。特定の理論に依拠した情報はわりあい体系化されていて簡単にまとめられたものが書籍で手に入り易いのだけど、なにに依拠しているのかよくわからない情報は専門家でないとアヤシイものなのかキチンとしたものなのか弁別するのが難しく、ぼくのような素人は避けざるを得なかった。益田祐介はその避けざるを得なかった領域の話をしてくれる。

で、あんまり関係ない話なのだけど、その益田祐介のチャンネルが年明けに2023年の方針という動画を出していて、5年後の目標について語る場面があった。そのなかで5年というタイムスパンに触れて「ぼくたち中年にとって5年後はすぐ。すぐと言いつつ時間ががかかる、という感じ」と言っていた。「5年後どうなっていたいですか?」というのは新卒時の就活でよく聞かれていた質問だったけれど、当時はとうぜん就労経験がなかったので5年という数字が持っている感覚がわからず、まあ長期的なキャリアプランを聞きたいという趣旨なんだろうと理解して回答を組み立てていたのだが、質問していた人たちは"5年後はすぐ。すぐと言いつつ時間ががかかる、という感じ"を持って質問していたのかもなあと思ったりした。

修士をちょっとだけ留年して新卒扱いでソフトウェアエンジニアとして某社に入社したのが2018年4月なので、今年が2023年ということはさんざん話していた"5年後"が今きてしまったことになる。では、ぼくのこの5年間どうだっだのだろうか? 新卒のとき5年後になりたい姿として答えていたのは「ユーザー価値を大事にしてエンジニアリングをしていたい」「左記を大前提とした上で、専門性の壁を乗り越えてコミュニケーションしたり、ちがう専門性をもった人同士がコミュニケーションができるように基盤を整えられる人物になりたい」というようなことだった。

この表現は当時のぼくの関心事を就活っぽくアレンジしたものだ。当時のぼくにとって一番不思議だったのが「他者とのあいだでコミュニケーションができる(ようにおもえる)こと」で、大学生活の中で打ちのめされるほど痛感していたのが「目的なしに道具を構築することはできない」だった。当時のぼくはなんかハイデガーとか読んでいて結構痛かったのだ。ユーザーにとっての目的の中で立ち上がる道具的連関としての世界をデザインする仕事がエンジニアリングなのだ、みたいなことを考えていた。

いまもまだ"なりたい姿"になりたいと思っているし、気持ちとしてはブレたことがない。この5年、自分なりになりたい姿を目指してきたけれどほとんど失敗してきたし、失敗では片付けられないようなありえないようなこともたくさんしてきた。でも、5年も失敗を続けるとさすがに多少上手になった気がする。理想の姿を100点満点として点数をつけるとしたら新卒当時のぼくが10点くらいで、いまのぼくは60点でギリ及第点という感じか。

ぼくはこの5年のあいだに2回転職して1回休職して1回異動した。3回引っ越して来月には4回目の引っ越しをする。4人の人と付き合って別れた。妹が病気になって休学したり入院したり近隣トラブルに巻き込まれたりした。犬が死んだ。ソフトウェアエンジニアはいちおう続けることができた。ちょっと思い返すだけでも公私ともにいろいろありすぎて"すぐ"という感じはしない。ふつうに結構な時間が経ったなあという感じだ。

これからの5年間でぼくはどうなりたいんだろう? 5年経ったら38歳だ。就活をしていた2017年はまだエンジニア35歳定年説にそれなりに信憑性があったけれど、さすがにもうエンジニアとしてキャリアが頭打ちになってやめるような時代ではないと思う。かといってあんまりこれといったイメージを打ち出すこともできない。そりゃあ、コンピュータサイエンスの修士号を持っていたい気もするし、外資に転職していたい気もするし、なんとなくテッキーな感じになっていたい気もするのだが、気がする程度で気合を入れて取り組むほどのなにかがぼくの中にない。ないんだよねーとか言っててなにかが生まれるわけじゃないので考えておきます。

一方で筋トレの目標はハッキリしている。この5年のうちにBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)の重量を伸ばしたい。具体的にはExRx.netのAdvancedレベルを狙いたい。下図はスクワットの図だがサイトに飛べば種目ごとの参考重量の表が載っている。

ExRx.netに掲載されているSquatのレベル別参考重量
https://exrx.net/Testing/WeightLifting/SquatStandardsKg

さらに、腹筋が見える程度に除脂肪を行い、腹筋が割れた状態を維持したい。割れた腹筋が維持できる範囲で減量と増量を繰り返し、筋量を増やしていくのだ。しかし、いったいなんのために…?

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