見出し画像

画面越しの相手

誰とでも話せる無料チャットサービスがある。全国誰でも話してみたい人とやりとりできるアプリだ。ツイッターのようにつぶやきもできるし、周りの人に見られたくない場合は1対1でチャットできる。そのチャットで、今さっき起きたことを話そうと思う。

一人の男の人とわたしから話しかけ、たわいもない会話をしていた。ちょっと毒舌ちっくな人だなと思っていた。貶すと、毒舌の境界が難しいよね、という話になり、私の返しがまあね、そうだよねという文章で終わった。数分後、そのやりとりが相手によって削除されていた。相手のつぶやきをみると

自分から話しかけておいて、話を続ける気のない文章送ってくるやつはきらいだ、

みたいなことだったと思う。多分自分のことだろうと思い、相手に話しかけた。謝り、またトークを再開してくれた。なぜ私の返しが話す気のない文章だったかというと、返しに悩んだ、相手が次の話題を提供してくれるのを勝手に期待しているところが自分の中に少なからずあった。

画面越しの相手には文章だと気持ちが伝わりにくいし、相手の気持ちも分からない。見えない相手と関わる際は、会話の返しを想定しながら思いやりのある良好なやりとりを大切にしようと思った。ひとそれぞれ感じ方は違うのでそれで嫌われたら、その程度だと思うしかない。みんなに好かれようと思うのは心苦しいので気楽に付き合っていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?