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ベジタリアンやビーガンでない人でも食事から肉を減らす10のメリット

肉を減らす方法を書く前に肉を減らすメリットを書きます。環境、倫理、健康、家計、気づきなど多岐にわたります。ベジタリアンやビーガンになれとは言っている訳ではありません。多様な価値観と多様な選択肢があることを知って欲しいのです。

1. 生物多様性を守る(環境系)

畜産が提供するカロリーは全食料の18%にも関わらず、畜産が使用している土地は全食料生産の83%に登ります。大量の水を使用し排水します。
肉を減らすと農地のために開墾される森林が減って、河川の生体が守られます。

2. 地球温暖化の対策になる(環境系)

牛は反芻という特殊な消化をしてその過程でメタンを大量に発生させます。メタンはげっぷやおならとして大気に放出されますが、なんと牛のげっぷとおならだけで温室効果ガスの全排出量の5%を占めると言われてます。

3. 屠殺を減らせる(倫理・宗教)

畜産は非人道的です。詳細はビーガンの人が発信しているのでここでは割愛しますが、安楽ではない屠殺、自分の体程度の厩舎、生まれた子を親から離す等。我々は他の生物の犠牲の上に生きていますが、不要不急であれば減らした方がいいと思います。

4.コレステロール摂取が下がる(健康)

肉と乳製品を減らすとコレステロールの摂取量を抑えることができます。コレステロールがたまると動脈硬化が起きます。動脈硬化が進むと、心筋梗塞・狭心症や脳卒中、足などの血管がつまる病気(閉塞性動脈硬化症)になることがあります。

5. 体臭が減る(健康)

肉類に含まれるたんぱく質は、体内で分解されるとアンモニアや硫化物などニオイの強い物質を発生させます。体質や体調にも依りますが、肉が臭いの原因となります。

6. (加工肉による)がんのリスクを下げる(健康)

私は医師でも栄養士でもないですが、これは断言できます。長生きしたければハム・ソーセージ・ベーコン等の加工肉を多量に食べない方がいい、と。添加剤に用いられている亜硝酸ナトリウムが発がんのリスクを高めます。塩分の量も非常に高いです。

7. 食物繊維、オメガ3等の体に良いものの摂取が上がる(健康)

肉を減らすと自然に野菜や魚の摂取量が増えます。野菜は食物繊維や多くの栄養素が含まれており、魚はオメガ3をはじめとして体に良い油が含まれております。肉を減らすとこれらの体に良い成分の摂取量が自然に増えます。

8. 経済的(家計)

植物性のたんぱく質(大豆、豆腐、麩)は肉や魚と比較するととても安価です。そしてちゃんと調理すればどれもとてもおいしいです。
また、魚も旬のものを選べば肉よりも安価に食卓に並べることができます。

9. 料理の腕が上がる(気づき)

いいお肉を使ってローストビーフやからあげが美味しく作れる程度では料理上手とは言えません。本当の料理人は野菜を美味しく食べさせてくれます。肉を減らす生活があなたの料理の腕を更なるレベルへ連れて行ってくれるでしょう。

10.食卓に並べる食材が増える(気づき)

肉を減らす努力を始めると、魚、豆、豆腐、麩、ナッツ、野菜を食卓に並べるようになり、これまで手に取ったことがない食材も食べるようになります。食事の選択肢が増えて栄養のバランスが良くなります。

以上が筆者の感じる肉を減らす10のメリットです。どうでしょうか。少し肉を減らしてみたくなりませんか。肉を減らす方法はまたいつか書きます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

昨日までの生活は多大なる地球の犠牲の上に成り立っています。
少しずつ、一歩ずつで構わないので、
今日、この時から持続可能な経済を目指しませんか。
あなたが変われば世界が変わる。

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