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欠けているという設定

エニアグラムを勉強してると思う。

長所の源は欠損なんだと。

エニアグラムでは乳幼児期に感じた欠損が性格を作り上げると考えられている。
センター分類と言われ、本能、感情、思考、この3つのどれかに欠損を感じているからこそ、それを埋めようと無意識に偏りが生じ、その人の性格になる訳だ。

本能に欠損を感じると、今ここの生存に意識が向く。
感情に欠損を感じると、自分のイメージや感情に意識が向く。
思考に欠損を感じると、分かること、理解することに意識が向く。

でも、その欠損は無意識だから、本人にしては得意!長所!となる。

得意をひっくり返すと、その裏側に欠損があるなんて、人間って面白い設定をしている。

欠けているからこそ、それを埋めようとする。
欠けていると感じるからには、完全を元々知っている。

そうして、自分にとって大切なテーマに向き合うことができる。
誰に教わるでも無しに。

だから欠けているという設定から人間ドラマが始まり、それが人生を引っ張ってくれる。

だから、いいも悪いもなくて、設定。

そこから、たくさんの気づきが生まれてくる。

プラスとマイナスを統合して、ひとつ上から眺めると設定だったんだと腑に落ちる。

若い頃は自信が無い。コンプレックも多い。
この欠損が後々、全部回収されて、全部伏線だったと気がつく。

そんな物語を生きているわたしたち。

だから、思う存分、足りないを感じ切ることも必要。

足りなくても、全然大丈夫。

オセロが一気にひっくり返るように、黒は白に変わる。

マスの上に駒を置いておかないと、ひっくり返る駒が無いから、自信がない時も、その時出来るベストを尽くせばいい。
ただ駒を置けばいい。

欠けているという設定が最後に全部回収してくれるから大丈夫。