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黒魔法

デジタルスチルカメラとの付き合いは1996年に遡ります。35万画素近辺のデジタルスチルカメラがいろいろ出ている中、OLYMPUSから81万画素のデジタルスチルカメラ CAMEDIA C-800Lがでると聞いて、何を思ったのか購入しました。町田のPCショップにて。その後はOLYMPUSの後継機を渡り歩いたり、RICOH、FUJIFILM、APPLE、MINOLTA、CANON等のデジタルスチルカメラを買ってました。富士写真フイルム株式会社が発売したスケルトンボディのDS-10Sも買いました。液晶もなくなんだったんでしょうか、あれ。

その後、ノストラダムスの予言も不発に終わり、庶民にも手の届くデジタル一眼ブームが到来、PENTAXの*ist DSで一眼デビュー。その後、PENTAX K20D。ところが、もうコンパクトデジタルスチルカメラで十分良いのは?とSONY RX100IIで目覚めてしまい、デジタルスチルカメラ界という暗き沼から這い上がることができました。もっと極論を言えば、スナップはスマホでいいです、もう。

前置きが熱く長くなりました。2020年、コロナ禍。動画デジタルカメラ買うぞ。と思い立った春。いつだって、何事も突然です。沼はいつだって、STAY BY MY SIDE。

当初はデジタルスチルカメラのおまけ機能くらいだった動画撮影機能が、デジタル一眼動画、デジタルミラーレス動画という名称で独り歩きするくらいになった今、いろんなメーカーから動画に特化したカメラが出ています。それぞれの機種の比較などはインターネットの大海原にプランクトンのごとく漂っているので割愛しますが、非常に安価で4K動画まで撮影できる時代になりました。

インターネットのレビュー記事を液晶に穴が空くほど読み漁り、センサーおよびマウントが、身売りで話題のオリンパス主導のフォーサーズ、ボディ内手ブレ補正なし、AFはシングルのみ、バッテリー持ちが悪い、これだけで初心者には見送る要素満載の「BLACKMAGIC POCKET CINEMA CAMERA 4K(以下BMPCC4K)」を選びました。性能からみた価格は破格。それに尽きます。

とはいえ、私には不相応な逸品では?、と一度見送り、他社メーカーのPANASONIC、SONY、FUJIFILMの仕様表という重箱の隅をつついたり、他人の銭でカメラをレンタルしてみたり、YouTubeにあがっている各カメラの参考動画閲覧マラソンをしました。YouTubeに上がっている動画は、使用したレンズ性能にも左右されるし、カラーグレーディング等の編集されたもので、ボディ性能そのものは厳密には違う、と私の少ない知識でもわかります。それでも、10万円台で購入できるBMPCC4Kのもつポテンシャルはわかります。そして東尋坊から飛び降りるかの勢いで、BMPCC4K購入したわけです。

何よりもメーカー名が良いじゃないですか、黒魔法。


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