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ネットの危うさ

マンガや小説を読んでレビューを書くことは、もちろんあっていい。
ただ「面白い、面白くない」じゃなく、レビューが明らかな間違いを書いているのに修正されず、そのままにしておくのはどんなもんだろう?
私の描いた「まんが日本の歴史(集英社)」新装発売の第1巻。
一般読者からの、Amazonトップレビューにこうあった。

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「縄文時代がないのが謎だ」という。
そして最も多くのひとが「役に立った」と言っている。
たしかに歴史を学びたい者として縄文時代がなかったら、買う気にもなれない。
でも、これはこのひとの明らかな間違い。
縄文時代どころか、ボクは「旧石器時代(2万年前)」から描いている。

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次が「第2章 縄文時代」

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レビューに悪気はないとは思うけど、縄文フリーカーのボクとしてはもっと縄文を描きたい〜と思いながら執筆したものだし、当然このレビューを見て買うのを控える読者もいるはず。だいいちこれでは、集英社が歴史の欠陥シリーズを刊行したことになってしまう。

間違いがそのまま既成事実となってしまう、ちょっとだけネットの危うさに触れた思いがする。

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