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2017年 自己啓発休業を取得した話(3)

取得にあたって、教員に都合の良い4月〜休業を狙っていた私。各種資料を取り寄せ、英語の試験に臨み、ビザの申請も行っていくが…。

語学学校入学の必要性

語学学校の資料を取り寄せ、受験資格や語学学校修了後の大学院入学の手続きまで確認した。

語学学校の入学条件はさほど厳しくはない。

しかし、大学院の入学に至っては、必要最低限の英語力と学力が求められる。

語学学校の卒業時までに英語試験などを受け、大学院入学に求められる英語の条件(TOFELスコアが一般的)をクリアしていなければならない。

当時の自分のTOFELスコアだけでは大学院入学が不安だったので、ますます語学学校での英語学習が必要だと思っていた。(また、日本で大学院入学の条件をクリアしていたら、語学学校入学の必要性が疑われてしまうのでは?という疑念もあった。)

こうして、語学学校へ3ヶ月通うのは必然という考えでいたのだった。

入学志願手続き

語学学校と同時に大学院の入学志願手続きについても進めていった。

語学学校と大学院、それぞれの担当者を通じ、留学生用の資料を取り寄せ、英語力を示す参考スコアとなる英語試験の手続きと、大学院入学の適正能力試験を受ける手続きを進めた。

英語の試験は東京でTOEFL iBTテストを受けた。

TOEFLは、対策書籍が出るほど、なかなかクセのある試験内容で、私には試験の雰囲気に慣れること自体に相当の時間がかかった。

2回受けてはみたが、コンピュータ相手ということ、隣の声が聞こえてしまうプレッシャー、また、 "I live in Tokyo...I live in Tokyo..."を繰り返す手練れ感のある試験者たちに馴染めなかった。

もう少し高いスコアを出せるかなとは思ったが、語学学校も行くことだし、ひとまず2回分のスコアを参考スコアとして保持することにした。

最終学歴となる日本の大学の卒業証明書や学業成績証明書を取り寄せ、語学学校へ入学志願書を提出。後日、入学許可証が届いた。

さらに、大学院へ進学するためには、上司や教授の推薦状が必要だったので、私の場合は管理職(学校長)にこれまでの職務経験や評価などを書いていただくようお願いをした。

そして、学費や寮の有無などを確認し、その手続きの流れを把握した。

また、授業カリキュラムなど自己啓発休業申請にあたって報告の必要な情報は和訳をして、文書にした。

夢にまで見たアメリカ大学院への留学だが、エージェントなしの手続きの煩雑さはかなりの負担がかかった。

仕事である教育活動に支障がないよう(同僚にも迷惑とならぬよう)、プライベートの時間をほぼ手続きに費やしながら、およそ半年間で、時期が来ないと揃わないもの以外、必要なものが揃いつつあった。

自己啓発休業申請書を提出、そしてビザ申請

教育委員会も早めに手配を進めたかったのだろう。

添付書類(ビザや入学許可証)が揃わないうちから、念のため、自己啓発休業の申請書を提出するようにとの指示が出た。

添付書類については後日でも大丈夫とのことだったので、とりあえず揃っている書類を添付した申請書を管理職を通じて、教育委員会へ提出した。

程なくして、管理職に呼び出され、何度か面談で質疑応答し、年末ごろ申請書が受理され、自己啓発休業の許可を得た(1月)。

年度末が近づいた中、やっと日本での手配が進んだことで安心したが、まだアメリカのビザ申請が残っていた。

学生ビザの申請は、オンラインで行うことになっていた。これがなんと2時間ほどかかる。もちろん全て英語。代行サービスもあるくらいである。

何度もデータを保存しては、内容を確認し、間違いのないように進めた。

そして、ビザ申請のための数万円を振り込んだ。

だが、振り込みから、数日して恐ろしいことが起こった。(続く)







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