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【潜在意識】自分は変えずに目を持ってボタンを作る

新紙幣の両替に行ってきました。
1時間前くらいに行って30分くらい待って
ゲットしました。

時代は諭吉先生から渋沢先生へ

11時開始だったのですが(たぶん)裏口にいた私とハーフパンツの江戸っ子でせっかちな感じのおじ様ひとりしかいなくて「ほんとにここであってんのか??おじ様に話しかけようか、いや、でも嫌がられそうだな」と思ってスマホで読みかけの「夢叶えるゾウ2」を読んでいました。(浪漫と算段じゃないんかい)

しばらくして、優しそうなおば様が「両替ですか?」と声をかけてきてくれたので「そうなんですよ!暑い中大変ですよね~」などお話しながら待つこと数分。 パフュームののっち似の受付のお姉さんに案内されて、申込書と番号を持って待つことに。

てか、本店でけー!!と感動しながらおば様と椅子に座って、お話をしてさらに待つことに。
「以前はすぐもらえたんだけどねぇ」と常連の雰囲気を醸し出してくるおば様の話やら、その隣にいたなんかバブみのあるおじ様の話やらを聞きながら、なぜが泣きそうになった私。「あぁ、人間ってこうだよな。みんな生活があって、楽しみがあって、怒ったり、泣いたり、待つのにイライラしてたりして。でも、みんな幸せになりたいだけなんだよな。」

ふと、カウンターをみると少し落ち着いた照明の高い天井の下にいる受付の四人のお姉さんが目にとまりました。私たちはまるで天国の審判を待つ子羊ちゃん。いちばん端のお姉さんは帰国子女っぽい強めでハキハキしてるお姉さん。(この人がいちばんはじめの受付)二番目は堪と要領の良さそうなお姉さん、三番目はTHE現代女子OLのさわやかめのお姉さん、そして最後に受け取るのはTHE銀行員!!という出で立ちのメガネでスーツのお姉さん。

そして、横に目線を移すと、それを見守るようにズラッと並ぶ取材の人たち。取材の仕方もすごく面白くて、基準はわからないけれど適当に声をかけて「受け取る時に写真撮らせてください」って前もって声をかけておいて、カウンターに呼ばれたらカメラもって写真撮るみたいな事をしていました。

取材してる人たち。かっこいい。
(私も何枚か撮ってもらった)


色んな報道陣がいて、たぶん読んでる人にウケそうな人を選んでるんだろうな。素材撮るのにこんなに待ったり声かけたりするんだなと感心したり。

こんな事が鮮明に書ける私のこの俯瞰力と空間把握能力の強さを改めて感じたけれど、みんなFPS視点で生きてるんだもんなという気づきも感じたり。青山先生もこんな感じなのかな。

そして、何よりいちばん伝えたいのは窓口受付でひたすら番号を呼び続けるあの人について。そう。窓口受付システムさん。ありがとう。

呼ばれたらちゃんときて!



そろそろタイトル回収をしていこうと思います。この「新札を両替に行く」という行為だけみたら、少し珍しいくらいの出来事。ニュースだと10分くらいで終わりそうなネタ。

でも、色んな「目」を持ってみてると、色んな人がいて、色んな生き方があって、色んなシステムがあって、そういうことに気がつけるようになります。

報道の自由、表現の自由のある日本はとても恵まれていて、どんな細かい視点でも面白がってくれる人がたくさんいる。素晴らしいOTKのための国。

私はふと、この「目」に「ボタン」を付けたらどうなるのだろうと考えていて。人間はリモコンのボタンでチャンネルが切り替えられるように、色んなボタンを自分の中に内包している。

ある時は「娘」のボタン、ある時は「一般人」のボタン、あるときは「配信者」のボタン。

そのひとつひとつを楽しめるようになれば、色んな生き方ができる。もちろんEテレ一本!とかBSだけとか、MTVだけとかそういうのもきっと素敵な生き方。

「自分」を変えずに「目」をもって「リモコンのボタン」を作って押してみる。そうやって自分を変えずに世界を変えて行けることに気づいたのでした。

最後までお読みいただきありがとうございます、今日もいいことありますよ!