J2リーグ通算勝利数ランキング(2019シーズン終了時点)

J1リーグに続いてJ2リーグの2019シーズン終了時点における通算勝利数ランキングを特集していく。

国内2番目のカテゴリーであり、試合数の多さやレベルの向上などから近年はより一層難しいリーグとなっており、J1から降格してきたクラブも1年でのJ1復帰は難しくなっている。

1999シーズンから始まり21年間でこれまでに44クラブがJ2の舞台を経験。
長くJ2に居続けるクラブ、まさかの降格でJ2を戦い1年でJ1復帰を決めて本来の居場所に帰っていくクラブ、昇格と降格を繰り返すエレベータークラブ、J3から挑戦してくるクラブ。

勝利数ランキング上位は、エレベータークラブと常連クラブが混じっているのがJ2の特徴である。

J2リーグ通算勝利数ランキング(2019シーズン終了時点)

1位 273勝 モンテディオ山形
2位 269勝 横浜FC
3位 263勝 アビスパ福岡
4位 257勝 北海道コンサドーレ札幌
5位 253勝 水戸ホーリーホック
5位 253勝 湘南ベルマーレ
7位 250勝 京都サンガF.C.
8位 223勝 東京ヴェルディ
9位 209勝 ヴァンフォーレ甲府
10位 208勝 大分トリニータ
11位 203勝 徳島ヴォルティス
12位 192勝 大宮アルディージャ
13位 190勝 サガン鳥栖
14位 185勝 ベガルタ仙台
15位 174勝 愛媛FC
16位 165勝 ジェフユナイテッド千葉
17位 148勝 ファジアーノ岡山
18位 146勝 ザスパクサツ群馬
19位 143勝 アルビレックス新潟
20位 142勝 セレッソ大阪
21位 134勝 ロアッソ熊本
22位 127勝 FC岐阜
23位 126勝 川崎フロンターレ
24位 122勝 松本山雅FC
25位 114勝 栃木SC
26位 97勝 V・ファーレン長崎
27位 93勝 ギラヴァンツ北九州
28位 75勝 柏レイソル
29位 66勝 FC町田ゼルビア
30位 62勝 ツエーゲン金沢
31位 59勝 カターレ富山
32位 56勝 サンフレッチェ広島
33位 54勝 レノファ山口FC
34位 50勝 ヴィッセル神戸
35位 44勝 FC東京
35位 44勝 カマタマーレ讃岐
37位 42勝 ジュビロ磐田
38位 28勝 浦和レッズ
39位 25勝 清水エスパルス
39位 25勝 ガンバ大阪
41位 24勝 ガイナーレ鳥取
42位 23勝 名古屋グランパス
43位 13勝 FC琉球
44位 11勝 鹿児島ユナイテッドFC

※太字は、2020シーズンJ2クラブ
※参考 J.LEAGUE Date Site

J2通算勝利数ランキング1位は、モンテディオ山形2位横浜FCが、2020シーズンはJ1の舞台で戦うため、シーズン終了後にどれだけの差を付けられるか注目である。

3位アビスパ福岡だが、2位横浜Cと6勝差とほぼ確実に順位が入れ替わる。

4位はJ1で躍進している北海道コンサドーレ札幌。札幌に続くのは、水戸ホーリーホック湘南ベルマーレ。水戸と湘南は、253勝で並び5位タイとなっている。
水戸、湘南に続く7位には、2019シーズンに通算250勝を達成した京都サンガF.C.。4位~7位は、ほぼ間違いなく順位が入れ替わる。

8位には、日本リーグ時代から長らく日本サッカーの主役であった東京ヴェルディが入る。

東京Vに続く9位ヴァンフォーレ甲府、僅か1勝差10位大分トリニータが入り、大分と5勝差11位には徳島ヴォルティスがつけており、順位が入れ替わるのがほぼ確実となっている。
また、徳島までの11クラブが通算200勝を達成している。

徳島に続く12位には、通算200勝まであと8勝の大宮アルディージャが入り、順当に昇格争いに絡めれば、10位大分と順位が入れ替わる可能性が高い。

大宮に続くのは、13位サガン鳥栖、14位ベガルタ仙台のJ1勢。J1勢に続く15位には愛媛FCが入り、仙台まで11勝差と入れ替わる可能性は十分にある。

15位愛媛に9勝差で迫っているのが、16位ジェフユナイテッド千葉。千葉が昇格争いに絡めた場合は、シーズン終了後に順位が入れ替わっている可能性もある。

千葉に続く17位には2020シーズンこそ初のJ1昇格を目指すファジアーノ岡山が入り、2勝差で2020シーズンにJ2復帰するザスパクサツ群馬18位、群馬と3勝差19位につけているのがJ1復帰を目指すアルビレックス新潟

20位セレッソ大阪、21位ロアッソ熊本、22位FC岐阜、23位川崎フロンターレと4クラブ連続で2020シーズンは別カテゴリーのクラブが続き、24位には2020シーズンはJ2に戦いの舞台を移し、1年でのJ1復帰を目指す松本山雅FCが入る。松本は昇格争いに絡むことができれば、20位C大阪までは射程圏となる。

松本に続く25位栃木SCまでの25クラブが通算100勝を超えている。

2020シーズンでの通算100勝達成を捉えているのが、2度目のJ1昇格を目指す26位V・ファーレン長崎と2020シーズンJ2に復帰した27位ギラヴァンツ北九州の九州勢2クラブ。長崎97勝、北九州93勝と長崎が有利ではあるが、どちらが先に達成するか注目である。

通算100勝に続く28位には、2019シーズンのJ2王者柏レイソルが入る。その柏を射程圏としているのが、29位FC町田ゼルビアと30位ツエーゲン金沢の2クラブ。柏との差は、町田が9勝差、金沢が13勝差となっている。

金沢に続くのが、31位カターレ富山、32位サンフレッチェ広島、33位レノファ山口FC。富山はJ3、広島はJ1と別カテゴリーで戦うため、山口が5勝差の富山、2勝差の広島と入れ替わるのがほぼ確実となっている。

34位ヴィッセル神戸までの34クラブが通算50勝を達成している。

神戸に続くのが、44勝で並ぶFC東京カマタマーレ讃岐の2クラブ。F東京、讃岐を2勝差で追うのが37位ジュビロ磐田。磐田は、2020シーズンをJ2で戦うことになり、1年でのJ1復帰を目指すが、順当に昇格争いに絡めれば、31位富山とは17勝差と順位が入れ替わる可能性は十分にある。

38位浦和レッズ39位タイで並ぶ清水エスパルスガンバ大阪とオリジナル10のクラブが続く。オリジナル10以外にもアジアタイトルを獲得した経験があり国内サッカーを引っ張ってきた名門クラブで、1年でJ1に自動昇格を果たし、J2に衝撃を残していったという共通点がある。

清水、G大阪と1勝差41位に入っているのが、ガイナーレ鳥取。鳥取と1勝差42位名古屋グランパス

43位には2020シーズンもJ2で戦うFC琉球が入り、2勝差で1年のみのJ2挑戦となった鹿児島ユナイテッドFC44位という結果だった。琉球は、中位に入れれば、38位浦和までは狙える状況となっている。


岡山、群馬、新潟のデッドヒートや長崎と北九州の争い、町田と金沢の争いなどJ1リーグ同様J2リーグも2020シーズンを通算勝利数の観点から見てみるとより楽しめるのではないかと思う。

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