【宮ぽた ep3《夏真っ盛り!極上かき氷と夏の朝霧と富士山を満喫》】SURUGA Cycle Journal Vol.80
富士宮市さんとのコラボ企画「宮ぽた」。E-BIKEのまち富士宮を、気ままにポタリングします。
3回目は、夏の朝霧高原エリアにおじゃましました。
朝霧高原といえば広大な牧場に牛たちがのびのびと過ごしているイメージですが、まさに標高700〜1,000mほどの高原に牧草地帯がずっと広がっています。
「朝霧高原」という名前は5月から8月にかけて朝夕霧が頻繁に見られることに由来し、「富士箱根伊豆国立公園」にも指定されている雄大な地です。
そんな朝霧高原エリアの楽しい所を紹介してくれるナビゲーターは、同じ課の先輩後輩コンビ、小倉さん(右・先輩)と渡邊さん(左・後輩)です。
さらに今回は特別ゲストの登場です!
富士宮市の公式キャラクター「さくやちゃん」も来てくれました!
E-BIKEのハンドルに乗って、一緒に巡ってくれるそう。
さくやちゃんは、富士山に祀られている「コノハナサクヤヒメ」の化身の女の子。
富士山の雪解け水をイメージした水色の着物に白糸の滝の帯飾りで身を包み、さらに焼きそばとニジマスのネックレス、富士山と花「ふじざくら」の帽子のコーディネートはさくやちゃんならでは。
チャームポイントの富士額も愛らしいですね。
今回は「まかいの牧場」さんでE-BIKEをレンタルしてスタートします。
まかいの牧場さんは、朝霧高原の地で40年以上も続く歴史ある牧場です。
9.5ヘクタールもの広大な敷地内では動物たちとふれあえたり、アイスクリーム作りといった酪農体験からグランピングまで、1日中楽しめるようになっています。
また、美味しい酪農グルメが堪能できるのも魅力のひとつ。
「入場前エリア」とよばれる牧場前では、産直野菜が購入できるマルシェや2021年3月にオープンしたばかりでショップや飲食店が並ぶ「グランテラス」など、お食事やお買い物も思いきり楽しめます。
今回は、冷たくて濃厚なミルクソフトと飲むヨーグルトを飲んで、出発前にエネルギーチャージしました。
そしてこちら、E-BIKEのレンタサイクルです。
最近では富士宮市観光協会が運営するE-BIKEのレンタルサービスにも賛同され、朝霧高原エリアのサイクリング環境にも注力されています。
それではスタートしましょう。
最初に訪れたのは「人穴(ひとあな)富士講遺跡」。
富士山が「信仰の対象」である価値を示す、すなわち世界文化遺産としてふさわしいとされた富士山の構成資産のひとつで、人穴浅間神社の境内にあります。
溶岩でできた洞穴「人穴」は全長83mと長く、中には石仏がずらりと並んでいるそうです。
見学は事前予約制となっているので、詳しくは富士宮市ホームページからご確認ください。
富士講の開祖・長谷川角行が修行した場所としても有名ですが、その苦行ゆえにそのまま入滅したとも。
周囲には信者による約230基もの碑塔群が残されています。
次のスポットは人穴富士講遺跡と同じ通り沿いにあり、坂を下っていくとレンガ調の可愛らしい建物が見えてきます。
木工房「空豆」さんです。
店内に入ると、これまた可愛らしい家具・雑貨がディスプレイされていました。
どれも丸みを帯びていて温かみを感じます。
使用する木材は広葉樹を選ぶようにされているとか。広葉樹の木材は硬めなので長持ちするのだそうですよ。店主さんのこだわりも伝わってきます。
なお、お店は不定休ですので、お気をつけください。
盲導犬の里「富士ハーネス」さんも同じ通り沿いにあります。
大きな看板が目立ちますね。
こちらは盲導犬の生涯ケア施設で、盲導犬デモンストレーションや施設見学を常時行っています。
実際に使用されていたハーネスの展示やその歴史など、盲導犬や視覚障がい者に対してより理解を深められるようになっています。
デモンストレーションも見学させていただきました。▼
また、子犬たちにも出会えるスペースがこちら。▼
日本盲導犬教会の子犬たちの大半はこちらの施設で生まれ、パピーウォーカー(盲導犬候補の子犬を約10か月間、家族の一員として迎えるボランティアの方)に預けられるまでの間は兄弟犬たちと一緒に過ごしています。
ちょうどごはんタイムに立ち会うことができました。
コロコロとした子犬たちは遠くから見ているだけでも癒されるほど愛らしかったです。
すぐ近くの「富士ミルクランド」にも立ち寄りました。
のどかな牧草地帯に囲まれ、癒しのスポットとして定評のある場所です。
朝霧高原の牛乳を使用したチーズやヨーグルト、ジェラートにソフトクリームが販売されています。
さらにオンラインショップでは乳製品や生食パンなども注文できますよ。
写真を見て分かるように、入り口付近から思いきり楽しんでしまいました。動物とふれあえるエリアではえさやり、乳しぼり、乗馬なども体験できますし、ロッジタイプの宿泊施設もあるので、一日中楽しめることと思います。
しかもすぐ近くには日帰り温泉施設まで揃っています!
それが次のスポット「風の湯」さん。
富士山の深層水「バナジウム水」をふんだんに使用した温泉で、人気スポットにもなっています。
富士山の湧水を使用しているというだけでも十分贅沢に感じますが、深層水の力で肌の新陳代謝も促進させるそうです。
また、バナジウム水の購入もできます。
さらに施設内の休憩所ではお食事もできるので、サイクリング後に立ち寄ってゆっくりするのもいいかもしれませんね。
そろそろお腹が空いてきたのでランチタイムにしましょう。
今回は「宝珍茶寮」さんへ向かいました。
本格中華が楽しめると評判の、街の中華料理屋さんです。
どれもボリューム満点で美味しいメニューが揃っていますが、今回はランチ定食のとり唐揚げセットとネギチャーシュー麺セットをいただくことにしました。
鳥肉の香味ソースは、カリカリの衣に香味野菜とソースのバランスが絶妙で、ごはんが進む進む…。
ペロリと食べてしまいました。
ネギチャーシュー麺も、刻まれたキュウリとゴマがアクセントになっていて、やはりごはんが進みます。
あさりラーメンやパイコーメンも大変人気のようで、次回訪れた時に食べてみたいです。
次に訪れたのは、飲料メーカーの「アサヒ飲料」富士山工場です。
富士山の豊かな自然環境と共生したクリーンな森林工場で、21世紀型の最新飲料製造設備と環境に優しい各種設備を導入されています。
工場見学(事前予約制)も人気で、ガラス越しに「アサヒ おいしい水」や「アサヒ 十六茶」などの製造工程が見られます。
工場見学って何だかワクワクしますよね。
ちなみに、富士宮市さんとアサヒ飲料さんは昔から親交があり、今はふるさと納税の返礼品としても協力されています。
興味のある方はぜひそちらもご覧ください。
こちらのエリアには「奇石博物館」というちょっと珍しい博物館もあります。
奇石・宝石・化石・鉱石など、世界中の不思議な石を展示している石の総合博物館で、迫力のある石たちが訪れた人たちを出迎えてくれます。
また、ユニークな特別展が開催されていました。
なんと石の「お寿司」です!
美大生による卒業・修了制作で、40種近くも展示されている寿司ネタのクオリティは高く、圧巻です。
このリアルな様子、写真越しからも伝わることを祈って…。
いよいよ、メインスポット「雲上かき氷」さんへやって来ました。
富士山のバナジウム天然水「雲上水」を使用した、ふわふわかき氷のお店です。
シロップや練乳、トッピングなどすべて手づくりで、季節によって変わる期間限定メニューも多数あるので、一年中こだわりのかき氷が楽しめます。
その美味しさとこだわりの一杯を求め、遠方から食べに来られる方も多いのだとか。
また、かき氷だけでなく、名店のコーヒー豆を使ったハンドドリップコーヒーも人気のようです。
今回は、いちごとブルーベリーの「Wベリー練乳」、静岡県産の抹茶とほうじ茶をそれぞれ使用した「抹茶のあずき練乳」「ほうじ茶練乳」を注文しました。
なんて極上の時間なんでしょう。
口に入れた瞬間から氷が溶けてなくなってしまいました。
天然氷のすごさを存分に感じ、至福のひとときとなりました。
ふわふわかき氷で心と喉の渇きを潤した後は、最後のスポットとなる「山宮浅間神社」へ。
こちらは富士山本宮浅間大社の起源となる神社で、ご神体はあの富士山になります。
1900年以上の歴史があり、富士山世界文化遺産構成資産にもなっています。
社殿が存在せず、遙拝所(ようはいじょ)から富士山を臨む参拝形式ですが、あいにくこの日は雲に隠れて拝むことができませんでした。
ご神体の富士山を見られなかったのは残念でしたが、鳥居をくぐってすぐ、石灯籠の並ぶ参道と周りの樹々の雰囲気も素敵で、なんだかパワーをもらえたように思います。
朝霧高原の山宮編は以上となります。
次回の宮ぽたもお楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?