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【ひらつかLaLaぽた「平塚の八景を巡る夏」】SURUGA Cycle Journal Vol.57

手をつなぎたくなる街 湘南ひらつかの楽しいところを自転車で巡り、6か月間にわたってSNSでご紹介する企画。

2019年10月から2020年4月までの期間限定で行っていた平塚市との共同シティプロモーション企画「ひらつかLaLaぽた」。平塚の楽しいところを発信し続けていたところ、SNSフォロワーの皆さんや平塚市民からの好評をいただき、2020年6月に平塚市と「自転車振興に関するパートナーシップ協定」を締結することに。そして本企画も継続することになりました!海に山に川にと自然豊かでありアクセスも良好な平塚の魅力を、これからも発信し続けてまいります。

さて、協定締結後はじめてとなる今回第5弾は「平塚八景」を巡って来ました。「平塚八景」とは…?それは、市民の推薦によって平塚の代表的な景色や景観8か所を選んだ総称で、平塚市市制50周年を記念して1982年に制定されました。今回はその絶景スポット8か所とその周辺にある平塚ならではのお店を巡ります。

ナビゲーターには平塚市広報課の五島さん(右)と、ゲストとしてミスターサイクリングの田代恭崇さん(左)をお迎えし、DaytonaPotteringBike「DE01」に乗って案内してもらいました。「DE01」はオートバイのアフターパーツメーカーであるデイトナさんが開発した街乗り自転車なのですが、電動アシストが搭載されているので長距離や坂道も難なく乗ることができ、見た目の可愛さだけでなく性能も抜群です。

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▲平塚市役所正面入り口にて

今回のスタート地点は「平塚市役所」です。平塚駅北口改札を出て徒歩10分ほどの場所に位置し、すぐ隣には平塚八幡宮があります。このエリアは2016年頃から大型商業施設やマンション・戸建て住宅街の新設と再開発が進められ、市庁舎の移転もそのひとつとして行われました。2017年にグランドオープンしたばかりの新庁舎で、緑と光を取り入れたとても開放感のある建物です。
正面入り口にあるモニュメントは、旧庁舎から移設してきたものだと早速五島さんから教えていただきました。それではスタートです。

1つめの平塚八景は、「八幡山公園」。スタート地点から自転車を押して3分で到着です。平塚八幡宮の森ともつながっているこちらの公園は、四季折々の花木や広場など、自然と触れ合える癒しの空間が広がっています。特に、ピンク色の可愛らしい洋館と庭園の組み合わせはとても美しく、思わず写真を撮りたくなるスポットです。

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洋館の中は見学もできますし、ピアノリサイタルなどが開催できるようなお部屋もありますよ。「平塚のオアシス」とも呼ばれるこちらのスポットへ、ぜひ訪れてみてください。

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次の平塚八景スポットへ向かう途中、「Cyclone」さんへ立ち寄りました。こちらはオリジナルサイクルキャップ専門店です。

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▲店主さんも一緒に

デザインを含めてすべてが手づくりで、キャップ以外にもマスクやハンドルバッグなど、どれもサイクリング中の使い心地を第一に考えて作られたものが店頭に並んでいます。特にキャップの生地は店主である伊達さんのこだわり・お気に入りの柄ばかり。

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主にインターネット販売ですが、そのオーダーはなんと海外からも入るほどの人気キャップです。また、一部の自転車屋さんやライドイベントブースにも出店していますよ。

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「SURUGA Cycle Journal」でも以前取材させていただいたので、ぜひそちらもご覧ください。

せっかくなので「金目川サイクリングコース」沿いも散策しました。こちらは1967年10月に開通したサイクリングコースなのですが、なんと「日本初の自転車道」として当時の新聞記事を賑わせていました。

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▲開通式の写真(平塚市提供)

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▲1967年当時(平塚市提供)

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▲2020年現在

コースの概要は、海にほど近い「花水橋」がスタート兼ゴール地点です。途中、金目川コースと鈴川コースに分かれた後再度合流する全長17kmほどの周遊コースですが、最近はランニングで利用する方も多いようです。

今回は花水橋から4km地点にある「水神橋」エリアの景色を楽しみましたが、田園風景が広がっていたのにはちょっと意外性を感じました。

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平塚は、駅周辺の都会さながらの賑やかな雰囲気だけでなく、郊外は農業が盛んで自然豊かな街でもあります。訪れたのは8月初旬。真っ青な空の下、美しい緑の絨毯が光り輝いていました。

金目川を北上し、平塚八景2つめ「金目観音」のある光明寺に到着しました。こちらは坂東三十三観音の第七番札所としても有名なお寺で、国・県・市それぞれの重要文化財にも指定されています。

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入ってすぐ、仁王門にある大きな提灯とわらじが出迎えてくれました。すぐ横には重要文化財に指定されている仁王像が安置されています。

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わらじが掛けられている理由は諸説ありますが、はだしの仁王像にわらじを納めることで代わりに自身の体を守ってもらう“願掛け”という説があるようです。

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観音堂の前を流れる金目川の堤は春になると満開の桜でいっぱいになり、その中に観音堂が溶けこむ様が絵になることから平塚八景に選ばれたそうです。また、土手から望む高麗(こま)山の春景色もオススメのようですが、夏空と木々の緑が美しい今の季節も十分素敵でした。

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ここでまたもや寄り道です。
閑静な住宅街に佇む「パティスリーアヴリル」さんへおじゃましました。三角屋根に赤い扉と可愛い看板が目印の外観は、フランスの田舎のお家をイメージしているそうです。

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店内の内装もまた可愛らしいのですが、やはり、ショーケースのケーキや店内奥の焼き菓子の棚が一段と美しく光り輝いていて、一番に目に飛び込んできました。

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ナビゲーターのお2人もこの笑顔!どれを食べようかと真剣に悩んでいました。旬のフルーツを使った創作ケーキはもちろん、お店自慢の「真田フロマージュ」もオススメです。

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▲お店の方たちと一緒に

平塚八景3つめ「遠藤原・七国峠」の遠藤原では富士山や丹沢などのパノラマが見られるとのことですが、たしかに、山の中にもかかわらずとても開放的な場所でした。季節ごとに咲くさまざまな花も楽しめますし、ハイキングにもオススメのスポットのようです。

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富士山の美しいシルエットも堪能できました。

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続けて、近くの七国峠に向かいます。標高182m、平塚市の最西端の地でもあるこの場所からは、「甲斐・駿河・伊豆・相模・安房・上総・武蔵」とかつての七国が一望できたことから、その名が付けられたと言われています。

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遠くの景観ももちろん素晴らしいですが、周辺の竹林や森といった近くの緑の美しさも楽しめるスポットですよ。

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平塚八景4つめの「霧降りの滝・松岩寺」の松岩寺(しょうがんじ)に向かいました。ゴール目前には果てしなく長い石段あるいは急坂が待ち受けています。写真を見るだけでもこの坂の凄さが伝わることでしょう。

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ここでは撮影スタッフも含めて坂組と石段組に分かれて松岩寺を目指すことに。DE01で上った坂組からは、難なく上ることができたとの歓声が上がり、DE01のすごさを感じる瞬間となりました。一方、石段組のメンバーはと言うと…言うまでもありませんね(笑)。

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▲なんとか上りきり、到着!

石段からの眺望も三浦半島まで見えて素晴らしいのですが、境内の立派な松や他の樹々、そしてさまざまな花たちが出迎えてくれ、その景色も大変美しかったです。癒しのひとときを過ごしました。

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霧降りの滝については、松岩寺のすぐ脇道を入り、徒歩でしか行けないほど細い道を通って向かうのですが、ここ数年で起こった大雨などの関係で残念ながら行くことができませんでした。

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平塚市ご提供の、過去に撮影された写真にてその様子をお楽しみください。

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▲霧降の滝(平塚市提供)

気を取り直して、平塚八景5つめの「湘南平」へ向かいました。この場所はひらつかLaLaぽた第4弾で訪れて以来です。

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こちらは、湘南の海から丹沢・富士山といった山々まで360度見渡せる眺望の名所で、「神奈川の景勝50選」の地でもあります。展望台に上がって見える景色も格別ですし、夕焼けや夜景を見に訪れる人も数多くいます。

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オススメは桜の咲く春のようですが、どの季節に訪れても違う景色(顔)を見せてくれるので、一年中楽しめること間違いなしです。

そろそろランチにしましょう。今回は「Kitchen伊志川」さんにおじゃましました。

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肉問屋「肉の石川」さんの直営店なので上質なお肉料理がいただけるだけでなく、魚介料理にも定評があるレストランです。また、外に設けられているテラス席ではBBQも楽しめます。

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今回頼んだのは、「黒毛和牛のハンバーグステーキ」です。今までに食べたことないほどの粗挽き感によって牛肉の食感をも楽しめるハンバーグは、ミディアムレアな牛肉の旨味とデミグラスソースの相性もまた抜群でした。

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また前菜のビーツのスープやサラダと、どのお皿も美しく大変美味しかったです。

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レストランのすぐ隣には「肉の石川」さんも併設しており、お土産や自宅用にも購入できるようになっています。

平塚八景6つめの「森の前鳥神社」は大変歴史のある神社です。相模国(さがみのくに)には古くから「国府祭(こくふさい)」と呼ばれる祭礼が続けられていて、参加する神社は全部で6社。そのうち2社が平塚市内にあり、平塚八幡宮と今回訪れた前鳥(さきとり)神社なのです。

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創建年は西暦368年と大変古く、大樹なども植わっていて歴史を感じる半面、モダンな部分もあり、何とも不思議な魅力を持つスポットでした。

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平塚八景7つめの「湘南潮来(いたこ)」は一級河川・相模川の河口付近に位置します。水郷で有名な潮来の景観と似ていることからその名が付けられたそうです。こちらのエリアではマリンスポーツや釣りをする人も多く、電車に乗るとJR東海道線の車窓からその様子が見えていたのを思い出します。

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今回は河口付近の最南端である「平塚新港」からの景色を楽しみました。国道134号線の湘南大橋を下から見上げられるだけでなく、湘南名物の江ノ島、さらには三浦半島までよく見えますよ。

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今回のゴール地点、平塚八景8つめの「平塚砂丘の夕映え」の砂丘に到着です。訪れたのは16時を回った頃でしたが、まだまだ太陽も高く、青く美しい空と海が出迎えてくれました。夕映えや富士山のビュースポットとしても知られる癒しスポットです。

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また、砂丘と連なるひらつかビーチパークにはビーチバレーのネットが張られていて、“平塚らしい”風景を楽しめます。

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最後は、ビーチで食事も楽しめると評判のカジュアルレストラン「ビーチバルSUCCA(スッカ)」さんで購入したアイスとフレッシュジュースで乾いた喉を潤し、のんびりと平塚の海を満喫したのでした。

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【今回の旅路】
平塚市役所→八幡山公園→Cyclone→金目川サイクリングコース→光明寺(金目観音)→パティスリーアヴリル→遠藤原→七国峠→松岩寺→湘南平→Kitchen伊志川→前鳥神社→湘南潮来→平塚砂丘→ビーチバルSUCCA

【Information1】

▼平塚八景
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/kanko/page35_00117.html
▼八幡山の洋館
http://hiratsuka-yokan1906.jp/
▼Cyclone
https://cyclone.saleshop.jp/
▼金目川サイクリングコース
http://hiratsuka-tai.com/?p=322
▼パティスリーアヴリル
http://patisserie-avril.com/
▼松岩寺
http://www.scn-net.ne.jp/~shouganj/
▼Kitchen伊志川
https://www.29taihei.co.jp/restaurant/kitchenishikawa/
▼前鳥神社
https://sakitori.jp/
▼ビーチバルSUCCA
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/kanko/page-c_03212.html

【Information2】
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