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【ふじぽたEp3《West Stage:富士川沿いのサイクリングを楽しもう!》】 SURUGA Cycle Journal Vol.153

富士市さんとのコラボ企画「ふじぽた」。今回は、富士市の西部に赴き、富士川沿いのスポットをめぐっていきます。普段はなかなかできない体験に挑戦できるスポットや、誰かに教えたくなる素敵なお店をたっぷりご紹介していきます!

ナビゲーターは富士市交流観光課職員の外山さん(上の写真右)と、サイクルレーシングチーム「レバンテフジ静岡」のGULD Daniel(グルド ダニエル)選手(上の写真左)です!

スタートスポットは富士市サイクルステーション「ふじクル」です。レバンテフジ静岡は静岡県を拠点とするチームで、ふじクルの2階がチームオフィスになっています。レンタサイクルや初心者向けのガイドツアー、走行会の開催もされており、まさに富士市のサイクリングの拠点。今回はこちらでE-BIKEをレンタルしてサイクリングに赴きます。

駐車場でレバンテのチームロゴとスポンサー企業のロゴが並んだレバンテ号を発見しました。大きなチームロゴが映えます!

ダニエル選手は2023年にレバンテに新規加入した選手です。デンマーク出身で今年の3月に日本に来たばかりのため、日本食や文化に興味津々なご様子。物腰柔らかで、爽やかな笑顔が素敵です。
この日は穏やかに晴れて、まさにポタリング日和。さっそく出発しましょう!

最初に訪れたのは「福寿山 瑞林寺(ふくじゅさん ずいりんじ)」です。

緑があふれる自然豊かな境内。瑞林寺は、富士川治水とその下流域の新田開発の際、この場所の近くにある雁堤(かりがねづつみ)が完成した記念に建立されたお寺で、山門、本堂、鐘楼は市の重要文化財に指定されています。
富士市の子どもたちは、雁堤の歴史を学ぶために一度は訪れるお寺なのだそうです!

瑞林寺は黄檗(おうばく)宗のお寺で、中国禅を正しく伝えるべく、正統派として禅様式を色濃く残した宗派であることから、中国ゆかりの雰囲気を感じることができます。

参道にお城の石垣のようなものがあったり、緑豊かな竹林があったり。日本の一般的なお寺とはまた違った素敵な景観で、新鮮な気持ちになりました。
駐車場に面した鐘楼は、上部の屋根の垂木が扇のように広がる珍しい建築様式で造られています。

本堂から向かって左側にある「毘沙門堂」は、一間社流れ造り(いっけんしゃながれづくり)の屋根に唐破風(からはふ)と千鳥破風(ちどりはふ)のついた静岡県特有の形状をしています。唐破風と千鳥破風というのは、屋根の端の部分の造形のことです。

毘沙門堂のどこかに十二支の彫刻が隠れているそうです。良く目を凝らして探してみてください。

ご本尊の「地蔵菩薩」は康慶(運慶の父)の作で、国の重要文化財に指定されています。地蔵菩薩様は普段は非公開で、毎年8月15日の午前中のみご開帳されます。その姿をひと目見ようと、全国から観光客が訪れるのだとか。
貴重な文化財と美しい景観に心が惹かれ、穏やかな時間が流れていました。

続いては「アトリエnana」さんにやって来ました。

多肉植物の専門店で、苗の販売をはじめ、寄せ植えやモルタル体験ができるお店です。ビニールハウスの中に入ると、実にさまざまな種類の多肉植物がズラリ!

アトリエnanaさんは、親子で経営されているお店。元々は果樹農家として80年間、『富士梨』を栽培されていましたが、2018年に現在の植物販売に転向、現在は約100種類の多肉植物を販売されています。

アトリエnanaさんで参加できる体験は2種類です。

①寄せ植え体験
お好きな鉢と苗を選んで、可愛らしい寄せ植えを作ります。

②モルタル体験
セメントを使ってアンティークなモルタル鉢を作ります。

多肉植物たちに愛着が湧くこと間違いなしです!

それにしても、多肉植物は色、大きさ、形がみんな個性豊かで驚きです。ナビゲーターのおふたりも気に入った苗を選んでみました。

どこの国から来た植物なのか、どのように世話をするのか、どんなふうに育つのかなど、オーナーさんたちが丁寧に教えてくださいました。苗選びも相談しながら、自分だけの寄せ植えを作ってみてはいかがでしょうか。

ここで少し早めのランチタイムにしましょう!
今回は「芙蓉峰の麺処 姓屋(しょうや)」さんにやって来ました。

真っ白な外観が特徴的です。このあたり一帯は白い建物のお店が連なっており、少し不思議な空間に入り込んだような感じがします。

隠れ家のような落ち着いた雰囲気の店内が素敵です。さて、何にしようかな。

ダニエル選手は姓屋さんの看板メニュー「白いカレーうどん」を注文しました。その名のとおり、本当にカレーうどん?と思ってしまうような見た目。

生クリーム?と思ってしまいますね。お箸を入れると下にカレーうどんが入っています。スープと混ぜるとまろやかな味わいになる新感覚のカレーうどんです。

追い飯が無料なので、締めはご飯を入れていただきましょう。おススメはプラス100円のチーズトッピング追い飯!カレーとチーズのかけ合わせは魅惑の美味しさです。

外山さんは「炙り親子丼定食」をチョイス。ふわふわ卵の親子丼は富士市の鶏を使用しています。セットで蕎麦かうどんからお好きなものを選べて、ボリュームも十分です。

デザートには「蕎麦プリン」をいただきます!プリンとゼリーの二層になっていて甘さ控えめなスッキリとした味わい。蕎麦の風味が豊かな一品です。

ランチを楽しんだところで、午後一番は「野田山健康緑地公園 富士川キャンプ場」を目指して、上り坂を攻略していきましょう!

傾斜がかなりきつい場所もありますので、走行は十分に気をつけてください。
ダニエル選手のフォームの美しさに見とれてしまいました。

野田山は標高470mで静岡県富士見二百景にも選ばれており(富士市公式ホームページ「富士じかん」より)、古来より霊地として知られています。2021年8月1日にキャンプ場としてリニューアルオープンしました。ある有名キャンプアニメのなかでソロキャンプ地として登場しているのだとか。

広々とした敷地はオートサイト3区画、テントサイト31区画にエリアが分かれており、場所によって見える景色も変わります!

この日は富士山が雲に隠れてしまいましたが、日本一高い富士山と、日本一深い駿河湾の間にあるキャンプ場ということで、絶好のロケーションの中でキャンプを楽しめます。

炊事棟の脇にレバンテフジ静岡ラッピングの自販機がありますので、ぜひ見つけてみてくださいね。

さて、続いては富士市が誇る製紙工場「コアレックス信栄」さんの工場を見学しに行きましょう!

工場の前には製紙機械のモニュメントがあります。

敷地内は災害時の避難場所にもなっています。

こちらの工場ではトイレットペーパーやティッシュなどの紙製品が製造されており、コアレックス信栄さんは特に芯なしトイレットペーパーのパイオニアと言われています。製造されている古紙再生紙を使用したトイレットペーパーは、回収した古紙などから金物、フィルム、インクなどを効率良く除去するなど、世界でも類を見ないリサイクルシステムによって作られ、リサイクル社会に大きく貢献してきました。

施設内には、トイレットペーパーの製造ラインを一望できる見学スペースがあります。

最近では、東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村で出た使用済みの紙製食器類をトイレットペーパー等に再生する事業を手がけました。

工場1階の展示スペースにはレバンテフジ静岡の特設コーナーやラッピング自販機もあります!

コアレックス信栄さんでは、工場見学を常時受付されています。先ほどの見学スペースの他に、実際に製造ラインに入って間近でトイレットペーパーができる工程を見学することもできます。事前予約が必要になりますので、ホームページをチェックしてみてください。

リサイクルの高い技術を、ぜひ実際に見に来てください!

続いては富士川沿いに北上していき、「道の駅 富士川楽座」を目指します!高速道路だけでなく一般道路からもアクセスでき、もちろん自転車でもOKです。

1階入口付近には木製サイクルラックもあります。

さっそく中に入ると、1階には「まちの駅」という観光案内所がありました。富士市のさまざまな観光情報、施設の情報などが集まっています。

ちょっとした休憩がてら、これからどこに行こうかな?と構想を巡らせるのもいいかもしれません。

こちらにはレンタサイクルもありますので、ぜひご利用ください!

富士川楽座には体験施設や展示が盛りだくさんです!まずは、富士市の名誉市民であり、ニュートリノ物理学の発展に貢献された戸塚洋二博士の「戸塚洋二 ニュートリノ館」。常設展示でどなたでも入ることができます。

こちらは「フジヤマギャラリー」。写真展などが定期開催されており、この時は一般の方から募集した「富士山百景写真展」が行われていました。
(この展示は2023年6月4日(日)に終了しました。)

他にもプラネタリウムやお食事処など、一日中楽しめる、遊びスポットが満載です。富士山に会える道の駅として、4階の「パノラマレストラン駿河路」、「展望ラウンジ」からは世界遺産・富士山が望めます。

隣接する大観覧車「Fuji Sky View」の前にも展望エリアがあります。富士川楽座から見える雄大な富士山をぜひ実際に確かめに来てください!

お土産売り場付近に「ふるさと納税自販機」というものがありました。先ほどのコアレックス信栄さんのトイレットペーパーを発見!ちなみに富士市のふるさと納税の返礼品は、トイレットペーパーが一番人気なんです。

ここからさらに富士川に沿って自転車で20分ほど。続いては「神戸(かんべ)醤油店」さんにやって来ました。

昭和初期に初代が創業して以来、手作り味噌を中心に製造・販売をされています。今回はこちらで、味噌作り体験に挑戦します!

4代目の神戸邦明さんは味噌作り教室の講師や、「しょうゆもの知り博士」としても活動されています。自分だけの味噌を作れる!ということで、この味噌作り教室は味噌への理解が深まるだけでなく、思い出作りとしても人気なんです。

まずは蒸した大豆をペースト状に潰し、それに米麹と塩を混ぜていきます。

おふたりとも楽しそう!でも量が多いので結構な力仕事なんですよ。
よーく混ぜあわせたら、味噌をボール状にして、空気が入らないように叩き入れるようにして容器に詰めていきます。

全部詰め終わりました。容器に入れると味噌らしくなります。

最後に今日の日付とラベルを貼ります。その名も「Daniel Miso」の完成です!

完成した味噌はご自宅に配送もできます。
6〜12か月熟成させると食べ頃になるそうです。どんな味の味噌になっているのか、今から楽しみですね。混ぜる時に結構力がいることや、思ったより塩がたくさん入っていることなど、作る過程を体験したことにより、味噌について初めて知ることがたくさんありました。

最後にオリジナルの「甘酒じぇらーと」をいただきます!優しい甘さでありながら、甘酒の風味はしっかりめ!スッキリした後味が夏にピッタリです。

さて、ここでおしゃれなカフェでひと休み。まちなかに戻って、やってきたのは「Café de job」さんです。

こちらはランチやコーヒーを楽しむだけでなく、その名のとおり「コーヒーを飲みながらお仕事を探せるカフェ」。備え付けの端末を使ってお仕事を探したり、求人に関しての相談に乗ってもらったりすることができる、新しいスタイルのカフェです。

さらに、店内にはカフェスペースの他に雑貨コーナーがあり、海外から来た少し変わった雑貨たちに出会えます。

席に着いたらさっそくご注文。可愛らしいイラストが目を引くメニューはすべて手描きです!ランチもスイーツもメニューが豊富で目移りしてしまいますね。

おふたりは本日の日替わりケーキ、バスクチーズケーキとモンブランを選びました。

セットでドリンクもいかがでしょうか。
外山さんはオリジナルのアイスコーヒーにしました。コーヒー氷を使っているので溶けても薄くならないのがポイントです。

ダニエル選手は抹茶ラテをチョイス。日本に来てから抹茶がお好きなんですって。

カウンターやアンティークなソファの席など、場所によって雰囲気がガラリと変わるのもCafé de jobさんのポイントです。

このソファの席は壁に大きな時計があって、窓から柔らかく日差しが入る素敵な席でした。お仕事探しにコーヒーブレイク、思い思いの過ごし方で空間を楽しんでください。

次はいよいよ最終スポットです。グッと北上して、「岩本山公園」に到着しました。

約13ヘクタールの広大な園内で、四季折々の花や樹木を楽しむことができる公園です。

園内には約400本の梅と、約300本の桜が植えられており、春には梅の名所、お花見スポットとして多くの人々が訪れ、賑わいを見せます。撮影日は5月下旬でしたので、バラの見頃を過ぎた頃。遊歩道に沿って植えられた紫陽花が咲き始め、新たな季節の訪れを知らせていました。

レストハウスにある人気店「KAGUYA IWAMOTOYAMA CAFE」や、富士市を一望できる「張り出し展望デッキ」など自然以外にも見所満載です。

自転車を押し歩きしつつ、自然に心を癒されながら、のんびりと園内を散策してみてはいかがでしょうか。

富士市サイクルステーション、ふじクルに戻ってきました!レンタサイクルを返却したら、今回の旅も終了です。

ふじクルの受付が富士山のシルエットになっているので、富士山ポーズでフィニッシュ!

富士市が誇る産業や富士山の眺望を始め、まだまだ富士市にはさまざまな魅力的な場所がたくさんあります!ぜひ自転車で周遊を楽しみながら、とっておきのスポットを探してみてください。

ダニエル選手が所属する「レバンテフジ静岡」の応援もよろしくお願いします!
それでは今回はここまで。次回のふじぽたもお楽しみに〜!

【Information 1】
▼富士市
https://www.city.fuji.shizuoka.jp/

▼富士市サイクルステーション(ふじクル)
https://fuji-cycling.com/

▼レバンテフジ静岡
https://www.levantefuji.jp

▼アトリエnana
https://at-nana.com

▼芙蓉峰の麺処 姓屋
http://www.fuji-shoya.jp/index.html

▼野田山健康緑地公園
https://www.city.fuji.shizuoka.jp/fujijikan/sp/enjoy/kb719c00000016sf.html

▼コアレックス信栄
https://corelex.jp/gr02/

▼道の駅 富士川楽座
https://www.fujikawarakuza.co.jp

▼神戸醤油店
https://kanbe-shoyu.jp

▼Café de job
https://youjob.jp/cafe/index.html

▼岩本山公園
https://www.city.fuji.shizuoka.jp/sp/machi/c1404/fmervo0000007p0u.html

【Information 2】
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https://www.surugabank.co.jp/reserved/landing/road_bike/index.html?ad=fuji_pota

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