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マジックで使う英語02 裏向きにテーブルに置いて下さい (副詞って?)

今回は「カードを裏向きにテーブルに置いてください」を英語で何て言うかを考えてみたいと思います。そもそも表向き、裏向きって何て言うんだ?と疑問に思う方も少なくないと思います。あまり学校で習うことはないかもしれないですし。表をfaceと言うのだろうという予測はダブルフェイスカードというものがあるので容易につくと思います。そして、英語ではfaceが上向きなのか下向きなのかで向きを言うことが多いです。つまりfaceupとfacedown

そしてこれらの単語は副詞です。で、副詞って何? というのが次の話ですが他にはbeautifullyとかsurprisinglyとか多くは形容詞にlyが付いています(もちろんそうでないものもあります)。どうやってつかうかというとすでに形として完成している文に説明を加えるのに使います。例えば
You do linking rings.
と言えば、「あなたはリンキングリングをやります」という文で文法的に欠けてることなく完成しています。ここにbeautifullyを加えて
You do linking rings beautifully.
というとちょっと褒めてる感じですよね。これを形容詞のbeautifulを代わりに入れてしまうと
You do linking rings beautiful.
となりこれは文として間違いです。
He runs.
も文として完結しているのでここにfastという副詞を加えてどんな風に走るのかを説明できます。(fastは形容詞としての機能もあります)
He runs fast.

少し英語の試験問題っぽい話をすれば
He has agreed to perform ( ) at the bar.
(1) temporary
(2) temporal
(3) temporarily
(4) temporality
のカッコ内に入れる単語を選ぶという問題を見たら、まずこの文がカッコ内に何も単語を入れてない段階で文として成立していることに気づくべきでして、そうするとそこに入れられるのは副詞の(3)ということになります。

では、最初の話に戻って「カードを裏向きにテーブルに置いてください」をなんて言うかですが、そもそも裏向きという言葉がなければどう言うかを考えてみましょう。置くはputで良いですが、putには前回説明したように何をに当たる目的語が必要です。itとかthe cardあたりで良いでしょう。ということは
Put it on the table.
で良いですね。そしてこれで文としては完成しているのでここに説明を加えるには副詞、さて、裏向きを表す副詞はと言うと、そうfacedownです。ですので
Put it facedown on the table.
と言えば良いことになります。


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